グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグスクールです。

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事例紹介 コラム21「犬と暮らす」

コラム.09

自分の犬を管理する! ~他の犬に吠える・社会化~

お目目くりくりのペコちゃんは4ヶ月の
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。
名前のとおり陽気で活発なパピーちゃん。
「このまえ公園デビューをしたんです。でも大きな犬が2頭走ってきて。
ペコはぎゃんぎゃんと鳴き出してしまうし。犬が嫌いにならないかしら」
熱心なお母さんはちょっと心配顔でした。

初めての場所で大きな犬たちが徒党を組んで
突進してきたんですからさぞびっくりしたことでしょう。
こういうときこそ動揺してはいけません。
飼い主のオロオロや恐怖心は犬にピーンと伝わってしまいます。
悲鳴をあげて逃げ出したりせずに、「私がいるから大丈夫」
という気持ちを持って冷静にその犬たちから離れましょう。

それにしても驚いたのは、その犬たちの飼い主はどうしていたんだ、という問題です。
「うちのコは大丈夫」というパターンは危険。
呼んでも犬が自分の方へ返って来ないときには、まず犬を捕まえにいく、
そして驚かせた人に謝り、呼んだら戻るように練習を重ねる、のが手順です。
自分の犬を管理しない人たちが多くなると楽しい公園も無法地帯。
犬は「かむ」「怖い」というレッテルを張られると
「犬を入れるな!放すな!」と都心の公園から追い出されてしまうかもしれません。

それに、だれとでも仲良くしないと居づらい、という公園の風潮も問題です。
お友達と仲良く遊んでほしいと思うのは親の常ですが、犬にも相性があります。
公園でだれとでも仲良く遊ばせなくたっていいんです。
家族と楽しくお散歩を楽しみ、気の合った犬たちと安全に遊べるのが一番です。

ペコちゃんにうちのオポを会わせました。
「黒い大きな犬で怖そうだけど先生のいうことをよく聞いているから大丈夫みたい…」
とペコちゃんの落ち着いた様子を見てお母さんも安心したようです。
いじめられっこは、大きくなるといじめっこに転じる可能性があります。
悪いことは悪いとしっかりと教えていきましょうね。

同じような問題を抱えている飼い主さまへ

リードにつながれている、室内からあまり出ない、囲いのある場所でしか放せないといった現在の犬の生活環境が、犬と犬の関係作りや犬のコミュニケーションと社会性の発達を阻害していきます。また社会性の未熟な犬が増えていることにより犬のストレスが吠えやおびえになっています。どのように公園で過ごしたらいいか、うちの犬は他の犬に対してなぜ吠えるのという問題解決にはこちら。

犬にあわせるためには、犬同志の会話はどうなっているのかなど犬のコミュニケーションはこちらのクラスで。

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