グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグスクールです。

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事例紹介 コラム21「犬と暮らす」

コラム.04

目指そう良いリーダー ~犬と飼い主の関係・ストレス行動~

チワワは世界で最も小さい犬です。
チワワのチャックの飼い主さんと話に花を咲かせていると、
彼はお母さんの靴下をひっぱって「ウーウー」うなり出しました。

いつも「僕だけを見て!」と主張するチャック。
小さいのに気性が激しく、自分の思い通りにならないと、
こうやって不満をぶつけるようです。
その上、嫌なことがあればかみつくのです。
まるで、「だって、いやなものはいやなんだもん。」といった感じで。

「ごはんを与えたり、お散歩に連れていってあげているのに
どうして言うことを聞かないのかしら。」とお母さんは言います。
お世話をするだけの人は犬にとってはホームメイドさんかな?
「いくらしかってもきかないんですよ。反抗的だし、私もついパチッとやっちゃって…」。
その手はストップ! 犬は腕力で制しようと思ってもそうはいきませんよ。

あなたが「この人の言うことなら聞こう」と思う上司は、どんな人ですか?
手をあげたり、仕事をしろと命令したり、
できないなら食事は抜き、といった人ではないですよね?
頑張れば褒め、落ち込んでいれば声をかけ、怠けていればしかり、
仕事のやり方を分りやすく教えてくれる…という人ではないですか?

犬は人と同じように群れで生きる習性を持ちます。
彼らは安心して生きるために頼れるリーダーを求めています。
良いリーダーは食事や安心して過ごせる寝床を確保し、
寛大で公平さを持ち決して暴君ではないのです。

家庭犬にとって「良いリーダー」は、信頼できる飼い主。
まずは、あなたの周りの理想の上司を目指しましょう。

人との暮らしの中で、リーダー不在の状態に不安定になっている犬が少なくありません。
チャックの場合は、身の丈にあわないリーダー役をかって出てイライラしているようです。
チャック、リーダーって結構荷が重いでしょ?
お母さん、チャックの重荷を引き受けてあげましょう。

同じような問題を抱えている飼い主さまへ

犬が飼い主に対して行う行動はそのほとんどが飼い主との関係を表現しています。犬は社会性の高い動物です。お互いの社会的な役割がはっきりしていないと落ち着かない行動を示します。犬を理解し犬と飼い主の関係改善をするクラスはこちら。

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