グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグスクールです。

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事例紹介 コラム21「犬と暮らす」

コラム.17

犬は人を映す鏡です!
~飼い主と犬の関係・ストレス行動・社会化~

はなちゃんは一歳の柴犬のシェルティのミックスです。
小さいころから表情がとても豊かなはなちゃん。
お母さんとの二人暮らしで、楽しいことも悲しいことも
一緒に経験しながら成長してきました。
先日、はなちゃんの性格についてお話をしました。

はなちゃんは誰にでも愛想がいいですよね。
でもいやなことがあると転がって反抗したりすることもあるから、
自己主張がはっきりとしている面も持ち合わせているようです。
「それって私に似たと思うんですけど、やっぱり犬って飼い主に似るんですか?」

もちろんです。すると「では、わたしは犬好きなのに、
はなの他の犬嫌いはなぜでしょう?資質でしょうか?」と質問です。
犬には、もって生まれた資質があり、子犬のときの育て方や飼育環境などが加わって
性格が形成されますが、それに飼い主の性格はとても大きな影響を与えます。

例えばこんな感じです。お母さんは、はなちゃんのしつけにとても真剣です。
でも、熱心さのあまり「どうして言うことを聞かんと!」と、つい感情的に。
その激しい感情の動きを犬も身につけることがありませす。
ですから、自分は犬好きだと思っていても、
はなちゃんが怖がる姿を見ながら、他の犬が気になってしまい、
それがはなちゃんにさらに影響を与える、ということもあるのです。

しつけでも、飼い主がいつも同じようにルールを教えていないと、
犬も自分の都合に応じていうことを聞いたりきかなかったりして、
一貫性のなさまで教えていることになるんです。
とくに、子犬のときには性格形成の時期にあたり、
飼い主の反応や感情の影響は量りしれません。

犬を育て、しつけるとき、その性格まで変えてしまおうとする人がいます。
でも、その前に、自分が無意識に送っている信号が、
犬を迷わせていないかという反省も、ときには必要ですね。
犬は飼い主を映す鏡だということを、心の隅に留めておきましょう。

同じような問題を抱えている飼い主さまへ

「犬は飼い主に似る」は事実です。犬のしつけ・トレーニングでは、犬への理解を深めて犬が必要としていることを提供しながら、実は飼い主自身が成長を促されています。犬は飼い主を成長させるパートナーです。犬と共に成長しましょう。

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