グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグスクールです。

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事例紹介 コラム21「犬と暮らす」

コラム.07

トイレトレーニング! ~排泄行動としつけ・生態学~

育児中の友人宅で雑誌を見ていると「えー!トイレトレーニング?」。
子犬が頭に浮かんだ私に、友人は「子どももトイレトレーニングするのよ」とあきれ顔。
なるほど一緒なのね…。

パピヨンのヒメは排泄を決められた場所でできません。
「うちに来て2ヶ月が過ぎるのに、まだトイレを覚えないんです…」となげくお母さん。
子犬は排泄の回数が多いので、一日中、掃除に追われ、大変なようです。
「ヒメは私が見てないところでトイレをするんです。
失敗したら必ずしかるようにしているのに…」
あれ、それがますます悪化させている原因ですよ。

パピヨンは敏感な犬です。
ヒメは「排泄すること」をしかられたと思い、
それでもオシッコやウンチは止められないので
「しかられないようにお母さんがみてないところでしなきゃ」と
隠れて用を足すようになっていたのです。

犬は巣穴を汚さない習性を持ち、きれい好きです。
でも子犬にとっては巣穴に当たる「ハウス(寝床)」が清潔であればいいわけで、
家族が住む部屋のあちこちに排泄しても不都合はないし、
中には小さいころに過ごした環境が不衛生で、それに慣れていることもあります。

さて解決方法ですが、ヒメを良く観察し、
排泄のタイミングをつかんでトイレへ連れて行き、
成功したらほめることをくり返します。
ほめられると自身をもって人前でも排泄できるようになるので、
あとはトイレの場所や声かけなど、条件付けをするのです。

トイレトレーニングのキーワードは「管理・観察・根気」の三つ。
子どもと同じで個体差が激しく、「うちは三日で覚えた」
というケースもあれば、時間がかかる犬もいます。
けれど、身体的な問題がなければどんな犬でも覚えます。
ときには遊びに熱中して失敗することはご愛きょう。
ヒメはしかられた経験を消してトイレを覚えるのに数週間でした。

同じような問題を抱えている飼い主さまへ

子犬のトイレトレーニングは犬の生活環境を整え、新しい学習を促すことで解決します。成犬になってから排泄の失敗やマーキングをするようになった場合にも問題解決のトレーニングを導入できます。

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