グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>犬語セミナーを開催しました:今回はスカイプ講座デモも同時開催しました

七山校で犬語セミナーを開催しました。

動画をみながら犬の行動から犬の状態や気持ちを探るセミナーです。

初めて参加された方も、くり返し参加された方も、真剣に動画に集中しています。

参加者のみなさんの観察力は高く、日頃から犬の行動に関心を持っていることがわかります。

関心といっても、ただ犬のことを「かわいいー」と眺めることではありません。

犬は何をしているのだろう?

犬は何を考えているのだろう?

なぜこんな行動をするのだろう?

なにげない犬の行動を疑問を持って見ることで、犬のことを一つ理解することにつながっていきます。

疑問はすぐに解決しないかもしれません。

こうじゃないかと思ったことがそうでなかったと気付くこともあります。

思い違いをくり返しながら、ご縁があって家族になった犬ことを理解しようと努めることが、犬との関係を発展させていきます。


今回の犬語セミナーでは特別なデモテストをやってみました。

スカイプを利用して遠方の方に犬語セミナーに参加していただきました。

遠方からわざわざ七山まで犬語セミナーを受講するためにお越しいただくことは、とてもうれしいことです。

七山校まで来られた方は「こんなに山奥だとは思わなかった」とビックリされます。

そんな深い山に触れていただく機会になることがうれしいのです。

一方で、もっと気軽に犬語セミナーを受講していただけないかと思っていました。

今回のスカイプテストを機会として、犬語セミナーを遠方の方にもご利用いただけるように試行錯誤してみます。

準備ができたらブログでご案内します。

グッドボーイハートという小さな学校の小さな活動ですが、学んで下さっている生徒さん達の姿勢と思いはとても真剣です。

皆さんとの学びの機会を大切にするために、これまで通り一歩ずつ歩んでいきます。

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<クラス>飼い主さん不在時のお世話:グッドボーイハートの犬のシッティングクラス

グッドボーイハートでは、飼い主さんが不在で犬のお世話が必要なクラスとして二つのクラスを設けています。

ひとつは、お盆やお正月などの帰省などで不在にされるときに利用の多い、犬の「お預かりクラス」。

もうひとつのクラスは、飼い主さんの出張や仕事の延長で自宅でのお世話を必要とされるときに利用していただく「シッティングクラス」です。

シッティングクラスの方は、飼い主さんの不在時にご自宅に伺って犬のお世話をさせていただくサービスです。

クールシッティング3
飼い主さんが日常的に行われているお世話の代行を、犬が普段生活している生活環境の中で行います。

利用されるのはグッドボーイハートのトレーニングクラスを受講された方、もしくは受講中の方になります。

生活環境の整え方や過ごし方、接し方などをトレーニングクラスを通して勉強してきています。

実際に犬がどのように行動してくれるのか、シッティングクラスでのお世話で犬の新たな一面を見ることができるのでとても楽しみです。

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実際に伺ってみると、普段飼い主さんから聞いていたとおりの場合もあるし、飼い主さんの報告とは違った行動をすることがあります。

お世話をする私自身が普段と異なる環境になりますから、いつもと違うとなってしまうのも当然のことです。

犬の行動の違いは、普段よりも安定する方変化するようです。

普段は散歩中に犬の吠えるけど、シッティングのときには吠えないとか、普段は室内に入るととびついてくるけれど、シッティング中にはとびつかないといった例もあります。

いつもとは異なる緊張感や、トレーニングクラスを通して培われた私との関係性が影響するのでしょう。


飼い主さんの日々の努力で犬の行動がある程度安定していれば、普段とあまり変わらない行動をします。

環境が多少変化しても、安定した状態を維持できること、それが社会化=安定した社会的行動です。

たとえば、来客時にはテンションの上がりはあってもすぐに落ち着くことができるとか、散歩中に人とすれ違うことがあっても安定した行動ができるとか、こうした環境の変化に順応性や適応性を持つ事を社会化といいます。


シッティング中に落ち着いた行動を見ることができると、とてもうれしく思います。

もし犬が多少不安定な行動をしても、どのように対応すれば落ち着くことができるのか、飼い主さん不在の状態で犬個体としての情報を得ることができるため、次のトレーニングクラスに生かすことができ有益な情報となります。

上質のシッティングサービスを提供してくださるプロのシッターはたくさんいますので、日常的にはこうしたサービスを上手に利用されるとよいかと思います。

グッドボーイハートのクラスは、すべてがしつけやトレーニング、犬のことを理解するための付属のクラスとなっています。

受講生のみなさんにはそうした意味で、いろんなクラスを複合的に利用していただいています。

明日は犬語セミナーです。これもまた犬を理解するためのグッドボーイハートならではのクラスです。

実は明日は普段とは違った試みを予定しています。

成功するかどうかドキドキですが、またご報告します。

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<クラス>初めての、、他の犬とのトレッキングクラス

誰しも、初めての経験には期待と不安が伴うものです。

初めて他の犬といっしょにトレッキングクラスに参加するときも、飼い主さんはそんな気持ちでしょう。

犬の方は予測の立たない行動には、常に現時点で起きていることとほんの近い未来に起こる可能性を予測しながら、社会化が発達した犬は環境が安定するように行動していきます。

ただ、初めて他の犬とトレッキングクラスに参加する段階の犬たちは、大半は十分に安定した社会化の身につけた状態ではありません。

リードをつけた散歩では、他の犬に緊張してしまいなかなか社会化が進まない中で、他の犬との山歩き体験を通して社会化を促進しようというのがクラスの目的もあります。

成長の過程で、なかなか社会化が進まない状態が続き、散歩中に他の犬と出会うと興奮したり吠えたりするような行動が継続するようになると、同じ状況下で社会化を発達させるには限界があります。

社会化といってもいろんな考え方があるようですが、ここでいう犬に対する社会化とは真に安心を獲得する深いレベルでの社会化です。

他の犬を無視して吠えずに通り過ぎることができるようになることも、社会化された状態だといわれることがあります。

これは、人側の立場に立った上での犬の社会化の形です。

他の犬の吠えたり興奮しなければいいという意味では、社会的な行動を実現しています。

逆に、当の犬の立場に立った上での社会化とは、他の犬と散歩中に出くわしても、環境を十分に理解しながら平常心をある程度は保っていられるようになることではないでしょうか。

この後者の方にいたるには、犬や人が多く空間の閉ざされがちなと都心環境では、社会化学習に限界があります。


その意味も含めて、実はもっと深い意味も含めて行っている他の犬とのトレッキングクラスですが、先輩方の力がなければ実現しません。

環境にある程度順応した状態の犬がいなければ、新米犬は入っていけるコミュニティがありません。

新しい犬の参加は、クラスに多少の緊張感をもたらしますが、慣れている犬にとっては後輩犬を迎えるという、新鮮かつ新たな学習の機会になります。

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クラスの生徒さんたちはみなさんとても協力的です。

一貫してグループのルールに従って行動してくださることで、成り立っているクラスなので感謝しています。

初めての飼い主さんたちの感想は、こんな風に他の犬に近付くのを初めて見ましたとか、
思ってもみない光景でしたといわれることもあります。

犬は犬という種の社会に生きる動物です。

種という枠の中は、種の異なる動物とのコミュニケーションよりも厳しいのです。

でも、一定の環境をルールを守れば、小さな社会の中で居場所を見つけることもできます。

気負わずゆっくりと、犬の成長を見守っていきましょう。

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<日々のこと>秋になったら犬は何をしたいのだろう

盆が明けたので、七山は暦通りに一気に秋になりました。

夜になると庭で鳴く昆虫たちの出す声もまさに秋の虫たち。

風は冷たく窓を開けて過ごすこともできないほどの涼しさです。

福岡でも郊外地域にお住いのご家庭では秋の気配を感じられるようで、犬の行動も少しずつ変化してきました。


季節が良くなったら、犬がやりたいこととはやっぱり「お外遊び」。

リードに拘束されずに安全、安心して遊べる庭遊びが一番です。

もえちゃんりえちゃんお庭遊び
お庭がなぜいいのかというと、自分の大切なテリトリーである空間にいつでも戻れる空間で自由遊びができるからです。


自分が子供のころには、犬は庭で遊んでいるのは普通の風景でした。

犬は外でつなぎ飼いが多くなり始めた昭和の時代でしたが、家族の価値観なのでしょうが犬は室内を庭を自由に行き来していました。

縁側から石を踏んで勝手に室内に入ってくるし脚を拭いたこともありません。

入り口に脚ふきようのマットが置いてあったくらいでしょうか。

夏の間は蚊などの虫も多いので網戸になっているしペットドアもありません。

秋になって縁側の戸口が解放されると、安心したようにいつも庭で散策をしている犬の姿を見るのが日常のことでした。


最近では、庭に出るたびに犬の脚を拭かなければいけないので庭に出したくないとか、汚れるのが嫌だという理由で庭に犬を出してあげない価値観というのも増えているようです。

犬の毛質が飾り毛となり汚れやすく汚れが取れにくくなっているからかもしれません。

白い飾り毛は土で汚れるとなかなか土の色が取れないのは実際にあることです。

犬の気持ちになって考えると、どうでしょうか。

庭があるのに庭で自由に遊べることもできないなんて、ご馳走を前にずっと食べられない状態でいるのと同じことです。

夏の暑さで行動が制限されていた動物が、涼しくなって自由に散策を楽しみたいと思うのは自然な欲求ではないでしょうか。


庭のないマンションや庭のない家に住んでいる犬たちには、知人のお庭を借りましょう。

その際には、犬を飼っていないご家庭で少し田舎の地域にあって、土が柔らかく風のとおる庭でしたらベストです。

庭がないからといってドッグランに連れて行けばいいのかというとそんな問題ではないのです。

犬は土や草や風の臭いを嗅いで、安心を獲得していく社会化の過程を勧めます。

ところが、日本のような小さなドッグランでは犬たちのマーキング争いの排泄臭を嗅ぎ続けることになります。

犬の脳がどのように反応するのか考えてみましょう。


海外の最高のドッグパークというと、莫大な土地を囲んだ自然公園のようなものです。

国立公園の中を歩いているので、他人や犬に会うことも少なくあったとしてもとても遠くに見える程度で危険を感じられるような状態にはなりません。

囲いを作ってリードを外すという単純な発想から、庭の代わりにドッグランという発想は少し考えが浅いと思います。

田舎に実家のある方は、いくらでも過ごし方や遊び方を発展させられます。

秋になったら犬には散策行動を、庭がない犬は借り庭を準備、それもできなければ犬と一緒に山を散策しましょう。

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<犬のこと>暑い夏、ひなたぼっこで体調を整える犬たち

8月に入ると体調を崩し、下痢や嘔吐をしている犬たちが増えてきます。

毎年この時期に入ると決まって下痢嘔吐を始めます。

多くは暑い都心で夏の間エアコン生活をせざるを得なかった犬たちです。

ところが、同じエアコン生活でも上手く乗り切る犬たちもいます。

エアコンで疲れた体を取り戻すために行っているのではないかと思われる行動を夏の間しています。

それが、暑さの中のひなたぼっこです。


ひなたぼっこといえば、冬に冷えた体を温めるために春に太陽を求めて犬がやっているのは自然な風景です。

ところが、この暑い夏の日にハアハアいいながら日向に出て行く犬を見ると「熱中症で倒れているのではないか」と思われてしまうのも無理のないことです。

この暑いのにあんなに太陽に当たって大丈夫なのだろうかと不思議に思います。

でもいろんな犬たちを観察していくと、夏の日に上手にひなたぼっこして体調を整えている犬たちは下痢や嘔吐をせずに夏を乗り切っている姿をなんども見てきました。

科学的には証明できないのですが、理にかなった行動だなと関心します。

ひなたぼっこは生活環境が整わないとできませんし、暑いだろうと犬を室内に入れてしまうと犬にはそのチャンスもありません。

飼い主さんが心配するのも当然なのですが、犬の全体的な行動を見ながら、犬が自分にとって必要なことをやっているのであればそれを尊重したいものです。

とはいえ、必要なのか間違っているのか犬をどこまで信じていいのか、その判断が難しいのだというのが飼い主側の悩むところです。

お互いの信頼というのは一気に獲得できるものでもありません。

日々、犬が犬らしく生きる機会を得られるように、飼い主としてできる努力を重ねるしかありません。

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<クラス>お預かりクラス:庭で自然学習する子犬が学ぶこと

お盆にお預かりクラスで七山にお泊まりしてくれた犬ちゃんの中には、まだ1才に満たない若い犬もいます。

普段は都心部のマンション住まいの犬ちゃんにとって、庭で過ごす経験は特別のもののようです。

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庭といっても七山校の場合には、きちんと手をいれたような庭ではありません。

囲んだ庭は小さいですが、土はすごく柔らかく常に雑草が生えてきてような環境です。

やわらかい土の感触、雑草の臭いなど、子犬の脳にとっては格別安心を与える臭いでしょう。


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子犬が庭で遊んでいるのを見ると、その好奇心の高さと反応の強さ、そして順応性の高さにも関心してしまいます。

成犬になったら見向きもしなくなるような小さな虫にも反応し、調べたり飛んだり下がったりと、小さなバッタひとつでこんなに行動が展開されるのだろうかとおかしくなります。

こうやって昆虫と戯れていることは、とても大切な社会化の時間になります。

科学者や研究者の中には、小さなころに虫追いや虫取りをして遊んだ経験を持つ方が多いということを、以前本で読んだことがあります。

なぜ、虫取りをしている少年が科学者として成功するのかということを今思い出せないのですが、人生の中での貴重な経験として推薦されていたことだけを覚えています。

というのも、子犬にとって小さな庭であれ命あるものと対話して行動するこの時間が、社会性を発達させるのにとても大切な作業だと思えるからです。

社会性が未熟だったり未発達で成犬になってしまった犬の中には、昆虫の動きにビクリとするような反応を示す犬がいます。

もしくは、成犬になっても昆虫追いが止まらなく執着行動としてしつように追いのを止められないような行動をする犬を見ることがあります。

これらの行動は、成犬の遊びと受け取られていますが、私は疑問視しています。

子犬は昆虫を追いますが、視線の中から消えてしまうと臭って多少探し、それでもいないとなると追うのを止めてしまいます。

環境に応じて必要な行動をする、また行動をとめることも社会性の発達です。

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少なくとも生後10ヶを迎える前までは、自然学習ができる場を子犬に提供してあげて欲しいものです。

社会化とは、たくさんの刺激にさらすことではないこと。

何故なの?と疑問を抱いたら考えるチャンスです。

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<日々のこと>お盆が過ぎ秋が近付く山にいて、犬を見ながら思うこと

お盆という習慣は不思議と体に身に付いているものです。

小さい頃からの家庭内の行事は、思考や感情にも影響を与えるからでしょうか。

お盆は決まって都心と田舎を結ぶ道路が大渋滞になるのが恒例ですが、それだけ日本人の身に付いた習慣だともいえます。

お盆になると身近な家族が寄り集まって旅立った人を懐かしく思い出しながら、今自分が生きていることを不思議に思ったりします。


そういえば、犬を亡くした方が犬の死後にこんなことを言われたことがありました。

今まで身近な家族がなくなったことがないのでお盆になっても何も思わなかったけど、これからはお盆になると犬のことを思い出すようになるのだろう。


本当にそうですね。

お盆になると亡くなった家族が身近に戻ってくるような気持ちになってしまいます。

亡くなった犬たちを思う気持ちも、お盆になると特に強くなります。

亡くなった犬がお盆に戻ってきてまたあの世に帰っていく、それがあまり現実的でないとしても自分の心の中に起きていることは否定できません。

旅立ってしまった犬のことを思い出すことは時が浅いときには辛いこともありますが、お盆を迎えるたびに何故か気持ちが落ち着いてくるようにも思えるのです。

はっきりとは言えないのですが、あれは永遠の別れではなかった、いつでも思い出すこの心にいっしょに過ごした犬たちがいるという感覚になれるからかもしれません。

同時に、亡くなった家族や犬たちがいつも見ているから恥ずかしい生き方はできないなと生きているものとしては気持ちが引き締まります。

そんな盆を越えたので、猛暑との戦いもうひとがんばり、ほどほどにがんばります。

お盆の飾り


Posted in 日々のこと

<クラス>お盆休みのお預かりクラス

お盆休みをゆっくりと過ごされたでしょうか。

お盆休みで飼い主さんが帰省や外出時のヘルプとしてつくった「グッドボーイハートのお預かりクラス」を利用して犬ちゃんたちが七山までお泊まりにやってきました。

今回「はじめてのお泊まり」を経験する犬ちゃんたちもいて、飼い主さんとしてもドキドキの経験になったようです。

グッドボーイハートのお預かり(いわゆるドッグホテル)にクラスという名称をつけているので、犬の預かり訓練と間違えて問い合わせを受けることもあります。

お預かりクラスは一般的な預かり訓練とは違いますが、クラスとしてちゃんと勉強の素材が入っています。

犬の預かり時に犬のする行動を観察評価してお伝えしています。

観察して得られた行動の中には、改善を必要とするもの、評価の高いもの、など様々です。

犬を預かると普段飼い主さんがどのように接していらっしゃるのかを推測することができます。

自宅ではゴハンの際に猛烈に要求する犬ちゃんが、預かるとゴハンを食べなくなってしまうという現象も珍しくはありません。

犬の管理は日常と同じように、むしろ安全にするために厳しく管理しています。

同時に、七山といった自然環境の中ですから、お庭遊びや山歩きなど普段とは異なる環境で学習できる要素も高めています。

むしろ、この自然の臭いを嗅ぎ続ける経験自体が、犬にとっては貴重な大変に他ならないのです。

預かりの期間が短い間は猫をかぶったように大人しい犬たちですが、預かり期間長くなると警戒心がとけ、次第に犬の行動は変化し始めます。

馴れがでてきて、普段飼い主さんに行っているコミュニケーションを展開したりします。

逆に、環境にも馴れが生じるため、最初はビクビクとしていた音に次第に反応しなくなる社会化といった現象も生じてきます。


七山は特別な環境です。

また犬を管理する側の私も、一般的な飼い主さんとは違います。

そのことを一番よく知っているのは犬たちの方です。

何がどのように変化したのか、自宅に戻って何か行動が変わるのか、そういった報告をレッスン時に伺うことも楽しみのひとつです。

犬が家にいないという飼い主側の寂しさから、いつも以上に甘やかしが出てしまう危険性も含んでいます。

犬の成長は飼い主さん次第であることは、一貫して変わりません。

お預かりクラスはグッドボーイハートの生徒さん特権です。

最低条件を速やかにクリアして、ぜひトライしてみてください。

空預かり4

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<おすすめのアイテム>グッドボーイハートおすすめのLLビーンの犬用ベッド、完売でも裏技で乗り切る!

犬たちの大切な室内のスペースになるドッグベッド。

グッドボーイハートのおすすめのアイテムでもご紹介していて、ブログの写真にもなんども登場しているのがアメリカのアウトドアメーカーのLLビーンの犬用ベッドです。

過去にご紹介したブログ記事はこちらからどうぞ

グッドボーイハートお勧めグッズ:犬用ベッド編
そんなに安い商品ではないのですが、力説しておすすめしているからか生徒さんたちは理解を示して購入してくださっています。

もちろん、犬たちはこのLLビーンのベッドがお気に入りです。

ところが、最近LLビーンの犬用ベッドのスモールサイズは完売状態が続いています。

犬のために快適なベッドが今すぐに欲しい、でもLLビーンのベッドに変わるものをおすすめできないと悩んでいました。

ところが、このLLビーンのスモールサイズを裏技で購入できた生徒さんがいて、早速そのご家庭の犬ちゃんは快適なベッドで居場所を獲得していました。

こちらがその写真です。

ララちゃんベッド1
犬ちゃんの使っているベッドは、LLビーンの正当なお品ですが、実はスモールサイズは売り切れだったとのことです。

それで飼い主さんは、ある技を使われました。

このお写真のベッドですが、購入されたのは以下の2点とのことでした。

LLビーンのスモールサイズベッドのカバー

上記のカバーにあう底のインサート

以上です。

不足しているものは、カウチの部分になる細長い綿部です。

こちらは欠品していたらしいのですが、100円ショップで詰められる素材のクッションを購入されてきっちりと詰めてありました。

しかもこちらの方がお徳ではありませんか。

不足部分もまた入荷があるでしょうから、そのときに追加購入すれば完璧です。

飼い主さんの柔軟な発想で、犬ちゃんは室内に快適な場所を得られました。

早速、他の生徒さんたちにも「こんな裏技があるらしですよ。」とご紹介しています。

リビングの犬用ベッドは犬にとってとても長い時間を過ごす大切な場所です。

安いベッドを何ども買いなおすようなことにならないよう、最適なベッドを探してあげましょう。

ちなみに、スモールサイズを使っている犬たちは、プードルちゃん、チワワちゃん、マルチーズちゃん、ヨークシャテリアちゃん、ダックスちゃんたちなどです。

ミディアムサイズはビックリするほど大きいですが、7キロ以上ある犬ちゃんにはミディアムの方がいいかもしれません。

ご自宅のお部屋のサイズに合わせて、少しゆったりめのサイズを選んであげてください。

ももベッド1
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<クラス>子供たちと犬の関わりについて:子供の自分と犬を飼い始めた思い出について

夏休みで子供たちの話がつづきましたので三連発で、今日も子供と犬の話題にします。

もちろん、今からお話しすることは大人の飼い主にとっての内容です。


子供と犬がどのように関わるのかということについて考えるとき、自分の子供時代はどうやって犬と関わってきたのかを思い出します。

私が家庭で犬を飼うようになったのは、小学校2年生の秋からでした。

飼うようになったというよりは、自分が東京から福岡に引っ越してきたのがこの時期だったのです。

引っ越してきた自分の家は一時的に親戚の方に貸してあったようで、すでにその家に成犬がいました。

家に犬がいる状態で私達家族が家に入ったことになるのです。つまり犬が先に家にいたという不思議な感じですね。


その成犬ですが、名前はシロというスピッツの混在する中型のミックス犬でした。

亡くなった年齢から逆算すると5才くらいではなかったかなと思います。

昔ながらの飼い方で、いわゆる勝手口の入ったところに係留されて飼われていました。


自分は小学校2年生ですから好奇心の塊です。他の子供たちと同じように動物には関心が高かったのと、東京ではマンションだったので当時犬を飼っているような家庭が近くにありませんでした。

犬とかかわりたくて仕方ないのですが、思い出せば自分の腰よりも高いくらいのサイズの犬なので、少し怖いという気持ちもあったと思います。

母からは、母の居ないときにシロに近付いてきてはいけない、ゴハンを与えているときには絶対に手を出してはいけないというルールを課せられました。

遠巻きにシロをじっと見ていたり、母がシロの散歩に行くときにいっしょについていくことが楽しく、毎日散歩に出かけました。

散歩中もリードを持たせてもらうことはありませんでした。

価値観もあるのでしょうが、私達がシロと暮らすようになるまでシロは全く散歩には連れていってもらっていなかったようです。

母が少しずつシロをなつかせながら、散歩に出られるようになり、散歩の最中も母に対するシロの態度が少しずつ変化してくるのを本当に不思議なことが起きているという気持ちで見守っていました。

今思えば、動物に気安く近付いてはいけないこと、遠くからちゃんと観察していなければいけないこと、抱き上げたり抱きしめたり撫でたりする必要もなく、犬という動物を尊重することを最初に教えてくれのは母でした。

シロはその後、係留(つなぎ飼い)から解放されました。

母が犬走りといわれる勝手口から台所までのスペースをシロに解放したため、シロは裏庭で穴を掘って休んだり、母が呼ぶと走ってやってきたりしていました。

私は一度もシロに飛び付かれたことがありません。

しかし同時に、シロにオヤツをあげたりした記憶もありません。

シロは勝手口側に人がくるとワンワンと知らせましたが、玄関側に人がきたときには吠えることはありませんでした。

シロの残したご飯をいつもスズメが食べていたのを懐かしく思い出しました。


昭和の話ですから、あれからうん十年が過ぎました。

自分が家庭犬インストラクターになると、「犬が子供に抱っこされたがらないんです。」「犬が子供に頭をなでさせないんです。」という質問をよく受けるようになりました。

親の方が、子供たちに対して犬を抱っこさせたいとか、犬を触らせたいとか、リードを持たせたいとか思われるのはなぜでしょうか。

犬との関わり方、犬を尊重する接し方、犬という動物と距離を置いて接する大切さを大人が知らないからではないかと思っています。

犬の幸せは抱っこされたり撫でられたりすることではないと思います。

犬にとっての幸せは、家族と安心してリラックスして毎日の生活を楽しみ、自然と親しみ、犬という動物の習性をきちんと発揮できることだと思うのです。


感受性の高いあの年齢に、母とシロの関係をつくる過程をそばで見ていた経験が、今の自分につながっています。

大人のみなさんの価値観や動物との関わり方が、子供たちの将来の犬との関係に強く影響していることを知っていただければ幸いです。

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