グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<日々のこと>犬のパートナーとお別れした飼い主さんたちと犬を思い出す時間

巷の忘年会やら新年会とは全く無縁の生活を続けています。

逆に犬と暮らしたことのない方とは全く無縁のつながりで人と会うことがあります。

十年という長い犬との暮らしが犬の突然の旅立ちで終わりを告げ、犬のいない新年を迎えるときはしみじみと落ち込むことも多いでしょう。


そんな犬との別れを終えたグッドボーイハートの生徒さんたちと、犬が不在の状態でお会いしてお話しする機会がときどきあります。

かく言う私も三年前に共に暮らしていたオポというパートナーを見送った飼い主のひとりです。

みなさんと同じ立場で会って旅立った犬たちのことをお話しするのは、とても大切な時間になっています。

別れた家族のことであれば家族同士で話をすることで思い出す機会もあるでしょうが、犬のこととなるとなかなか話す相手がいないかもしれません。

少なくともグッドボーイハートで多少なりとも時間を過ごしてくださった犬たちのことをすべて覚えています。

飼い主さんのようにその犬の全ての時間を知っているわけではありませんが、飼い主さんの知らないそのコの一面は知っていると思っています。


犬のなくなったあとお肉やさんで頼む肉の種類が変わってしまったこと、キャべツを切っているときに犬の分を思わず取り分けてしまい、慌てて必要ないことに気づいて落ち込んでしまうことなど、飼い主さんの中にはいつまでも習慣になった犬との生活がしみこんでいます。

犬と別れた一年は「昨年はいっしょに年を越したのに…」とか「昨年はいっしょにクリスマスケーキを食べたのに…」と急に生活が変わってしまったことに不安を感ることもあるかもしれません。

それに、犬の方が準備万端で旅立ったのでしょうが、人の方がお別れする気持ちがないので急に旅立ってしまったとつい勘違いもしてしまいます。

まさか犬がいなくなるとは思わなかったと、本当にそんな感覚になることも普通のことです。


亡くなった犬のことをたくさん話していただき、本当によみがえることはなくとも、犬の姿が活き活きと自分の中によみがえる時間を持っていただくことが、共に過ごしてきた犬が喜んでくれることなのかなと思います。

グッドボーイハートの「犬というパートナーを亡くした未亡人の会」ときどきやっていますのでご参加されたい方はこっそりご連絡ください。

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<犬のこと>犬を生かすも殺すも環境次第、常同行動は犬のメッセージ

インフルエンザが流行しているらしいので福岡では警戒しています。

七山の方が寒いので心配して声をかけてくださることが多いのですが、七山は流行がないのでインフルエンザも見当たりません。

人口密度が少なすぎるということもあるし、湿度がかなり高いためウイルスが生存するのは困難な環境です。

どんなに手ごわい生き物にも、それぞれが適切に生育してくる「環境」を知ること、そしてその環境を与えないこと。

インフルエンザウイルスの感染防止の基本もやはり「環境」です。

もちろん犬の場合にも、犬が正しくかつ幸せに成長し発育していくために適した「環境」というものがあります。

犬に適した環境を与えないと犬が死滅してしまうということであれば、犬を家族とする人ならなんとしてでもその環境を手に入れようとするでしょう。

ところが犬の場合には、多少不適切を思われる環境におかれたとしても、簡単に死ぬことはありません。

ウイルスのように環境が良いとその数は増えて広がり、不適切だと死滅してしまう方が分かりやすいです。

では犬にとって今おかれている環境が適切なのか不適切なのかを知るための方法はないのでしょうか。

生きるか死ぬといった究極の選択でなくとも、犬には別のメッセージがあります。

豊かに発達してきた犬という種族ですから、犬のコミュニケーションを通して周囲に、自分の成長が上手くいっていなことを知らせるシグナルを持っています。

そのシグナルがストレス性行動といわれるものです。

犬のストレス性行動には様々なものがありますが、わかりやすいところでいうと、吠える、咬みつくといった行動もストレス性行動のひとつです。

吠えるの中には喜びや合図の吠えというのもなくはないですが、連続する吠える声、不安定な音の声、つまり極端に低い唸り声や高い奇声といわれる声は、あきらかに犬が自分がストレス下にあることを教えています。

日常的な生活環境が犬にとって不適切である場合の多くのシグナルは、常同行動という同じ行動をくり返す行動に表現されています。

犬にとって不安定な環境が継続してくり返されるわけですから、ストレス行動をくり返す常同行動で答え返すというのは、もっともなリアクションです。

犬の常同行動として大変よくみられるのは、犬の手やあしとなる脚をなめる行動です。

犬がなめる場所としては、自分の体が多いのですが、他にも飼い主の体、床やカーペット、犬用のベッドの一部などをなめ続けることがあります。

他の常同行動としては、鼻鳴らしを続ける、吠え続けるといった行動も同じです。

また穴掘り行動やタオルやオモチャを口にくわえておしゃぶりのように扱う行動もまた常同行動になります。

動物園の柵の中の動物がしているようにケイジの中で左右にいったりきたりする行動やジャンプを続ける行動、クルクルと回る行動もやはり常同行動です。

今このブログを読まれて目の前にいる愛犬に同じシグナルが出ていてドキッとされた飼い主さんもいるかもしれません。

犬にストレスがかかっていると不安になりすぎないでください。

室内やマンションという環境そのものが、犬が育つ環境としてはすでに不自然なのです。

その中でストレス性行動が全く見られないことの方が恐ろしいケースに至っている場合もあります。

行動が見られるときには犬がまだコミュニケーションをあきらめていない証拠です。

今からでも全く遅くありません。

犬にとって適切な環境とは、犬が求める社会性とは、犬が必要とする人との関係とはなんだろうとたくさん悩んでください。

そのために犬はあなたと出会ってそこにいるのだと思います。

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<クラス>家庭訪問トレーニングクラスで猫ちゃんと対話する

トレーニングクラスのためにご家庭を訪問したときに、猫ちゃんがいることは珍しくありません。

あまり多くはないのですが、ときどきそんなケースはあります。

猫派、犬派と分かれることが多いように、犬が好きな方は猫はあまり好まない傾向はある程度はあります。

でも猫のこんなところが好き、犬のこんなところが好きと、どちらの動物もいっしょに暮らしたいという飼い主さんもいるものです。

猫を飼われているご家庭にいっても、猫たちが犬のトレーニングクラスのときに必ず顔を出すわけではありません。

大抵が完全室内飼育をされている猫になりますが、ほとんどの猫たちは来客のたびに隠れてしまうようです。

「こんにちは」とお部屋に入ったときには猫たちは様々な隠れ場に避難しており、完全に気配を消しております。

この気配を消す感じは犬よりも数段能力が高いと思える瞬間です。

猫からいわせれば「わたしたちはすべてにおいて犬よりも上なのだから、比較の対象にもならない」と思っているかもしません。

実際、犬を足げにするような猫の優位的な行動はよく目にします。


猫の中にはどんなお客様にも「かまって」行動を示し、自己主張をするものがたまにいます。

先日も家庭訪問先にそんな主張の強い猫ちゃんがいました。

私が座る前に、私が座るイスの前のテーブルのスペースにまず乗っていてスペースを渡そうとしません。

ファイルをおかせもしないし、押しのけようとすると甘噛みして抵抗します。

ようやくスペースを確保してお話しを開始したのですが、立ち上がって他の環境を見に行き机にもどると、私のおいていたファイルとペンが机の下に落とされ、そこに猫が寝転んでいます。

数回の訪問でようやくテーブルのスペースは確保されたものの、犬の名前を呼んで注意を引こうとすると犬を追い回す行動を見せることもありました。

そしてついに先日、また新たな行動を起こしてメッセージを送ってきました。

犬にベッドで休むように教え、飼い主さんとお話しをすると犬がベッドに上がって待つようになってきたので「よく待てるようになったね。」と話しかけていました。

そして飼い主さんと話しチラリとベッドを見ると、そこには犬ではないものが。

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猫が犬のベッドを占領しないようにとやってきたので、今まで猫ちゃんが使うことはありませんでした。

ベッドに居座るこの猫ちゃん、私に対するアピール行動であることは明らかです。

一日中家の中にいてすることがないけれど、もっと社会とかかわりたいと思っている猫ちゃんもいるのですね。

できればこんな形ではなくもっと自然な形で環境に出て行けるようなそんな環境を人は作っていけるのでしょうか。

生徒さんのおひとりは、猫にリードをつけて散歩をしていると聞きました。

他にもそのような話を聞いたことがあります。

どのような環境をどのように歩くのかで猫の散歩のストレスも様々でしょうが、猫のメッセージも受け取らなければ犬も幸せにはなりません。

その前に、犬の散歩ですね。

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<おすすめのアイテム>名札は犬の命綱:犬に名札をつけていますか?

犬と暮らしている方にとって愛犬がかけがえのない存在であることは紛れもない事実なのですが、案外気楽に考えているのが「犬はいなくならない」ということです。

犬がいなくなるというのは犬が死んでしまうことだけではありません。

犬が死んでしまうかもしれないと考えることはしょっちゅうなのに、犬が迷子になることなど考えたこともないという方のほうが多いようです。

犬を赤ちゃん扱いしたり子供のように接しているからかもしれません。

子供や赤ちゃんに名札は必要ありませんからね。


ところが犬は動物です。

本当にちょっとした管理ミスによって犬が迷子になってしまうことは珍しくありません。

もしくは、犬の中には窮屈な人との暮らしに飽き飽きしていて、玄関のドアがちょっとでも開いていれば「脱走」をはかろうとするものもいるでしょう。

きちんとしたテリトリーを作っていなかったり、人に依存しすぎている犬は散歩コースから自分の家に戻ることもできないのです。

日本人の中にはやんわりとですが犬をつながず自由にウロウロとさせて飼っていた記憶というのがまだ残っているでしょう。

リードを付けられていない犬はきちんとゴハンの時間になったら自宅に戻ってきたものですが、このご時世の犬たちはそうはいかないのです。


中には帰宅能力のある犬もいるかもしれませんが、途中でやさしい人間に声をかけられてしまうかもしれません。

「あなた飼い主に捨てられたのね。かわいそうに、では私が飼ってあげますよ。」と自宅に連れて帰ってもらい、新しい家と飼い主と共に暮らしている犬たちもいるのです。

迷子犬を見つけて保健所に連絡すると「殺処分」されてしまうかもしれないという不安で連絡できない人もいるのです。


とにかく、自分の犬には首輪と名札を寝るとき以外は着けてあげてください。

名札については様々な方法があります。

一番手堅いのは、首輪に縫いこんであったり、金具のプレートとして縫い付けてあるものです。

グッドボーイハートの預かりの犬ちゃんにも準備が間に合わないときには、布地にマジックで電話番号をいれていただき首輪に縫い付けてもらっています。

パッと見た目に電話番号が目に飛び込んでくれば、すぐに電話してくださるでしょう。


首輪にぶら下がるタグタイプのものもありますが、小さな犬たちは気にしますのであまりおすすめできません。

またしっかりとつけていないとなくなってしまうこともあります。

法的には地域で発行されている鑑札を見えるように装着するよう指導されています。

しかしなかなかここまでは徹底されておらず、まずはどんなスタイルであれ名札をつけることからです。


その名札の中にはポケット式になっていて首輪にとめるタイプもあります。

縫いつけやタグになると首輪の数が少なくなってしまいますが、このポケットタイプになるとどの首輪にもリードにもつけられるため、首輪を変えて使いたいという方には向いています。

そしてなによりデザインがいいですね。

先日お預かりの犬くんがつけてきていたので写真を撮影させてもらいました。

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ポケットになっているので鑑札をいれることができます。もちろん電話番号と名前を書いたシートも入っています。

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こちらの名札ポケットは本皮でできています。

福岡のレザーの加工をしているお店で扱っていてネットでも販売されています。

同じようなタイプのものの、布製のものやビニール製のものも見たことがあります。

小型犬には幅が広いと感じられるかもしれませんが、むしろ小型犬たちがつけている首輪は細すぎるので、少し幅のある首輪を選んでいただきたいと思います。

この犬くんの名札ポケットの中にはコインが1枚いれてありました。

電話代ということでいれてあるそうです。なんだか愛を感じますね。

名札が使われる機会はない方がいいですが、名札がなくても大丈夫というのは現代の住居事情では厳しいものです。

犬たちの命綱である名札、どうぞ楽しみながら吟味しながら、良いものと出会ってください。

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<受講生のコトバ・リキちゃん編>二代目リキちゃんと学ぶ犬のしつけは「犬の立場に立つこと」から

受講生からいただいたクラス参加の感想です。

今回は2代目の犬「リキ」ちゃんを迎えた生徒さんから、家庭訪問トレーニングについての感想をいただきました。

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先代のイヌを家族に迎えたとき当時は全く犬に関しての知識がありませんでした。

犬のしつけ本の通りにしようとするのですが上手く行くはずがありません。

トイレの失敗やいろんな物に対しての破壊行動で『ホトホト』困り果ててた時にグッドボーイハートの宮武先生に出逢いました。

犬との関わり方や社会化について沢山、沢山、学ばさせて頂きました。


初代のコが旅立ち、今回、2代目の『リキ』を迎えるにあたり、ある程度自信があったつもりでした。

しかし〜〜それは過信だと後々分かる事になりました。

前の子とは全く違うリキの行動に『あれ?なんで?どうして?』と悩む日々が続きました。

自分なりに対応しようとがんばるのですが、なかなかうまく事が運ばない事に?マークが並びます。

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先代は女の子!

今回は男の子!だからなんだろうか?と自問自答している暇もありません。

犬は目の前にいるし、前に進むしかない日々なのです。

ですが、気がつけばリキが家族になって一歳になろうとしていました。

なかなか解決しない問題に対して、前回の『ホトホト』に加えて『クタクタ』な状態になってしまいました。

そこで、再びグッドボーイハートの宮武先生にヘルプを求める事にしたのです。

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リキは先代の犬よりも破壊行動は酷かったです。

加えて食糞の癖があり、他にも、噛み癖、極度の興奮、散歩時の引っ張り、ゲージ内で寝ない等等、問題点を書き出したらなんと14枚!!

カウンセリングで先生に手渡した報告書の枚数です。

『リキの現状がどういう状態になっているのか見てください!』と先生にリキの問題について書き出したプリントをお渡ししました。

と、先生から最初に言われたひとことで、自分が何に悩んでいたのかを気づかせてもらえました。

先生は『犬が何をしたがっているのか見方を変えてください』と。

それまでの私は、リキの個々の一つ一つの問題だと思われる行動に対してどう対処したらよいのだろうか?という事だけしか頭になかったのです。

私はリキという一匹の犬ではなく、一つ一つの彼の失敗だけを見つめてたんだぁ〜〜

そう気づくと少し恥ずかしくなりました。

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それからレッスンを重ねて変わっていくリキを見るのが嬉しくて、レッスンが楽しくてなりませんでした。

そして、少しずつではありますが『リキが何をしたいのか?』と考えられるようになりました。

お互いに一歩ずつ歩いていってるような気がします。


リキはハウスにも入ってくれるようになりました。

インターホンのチャイムにも全く吠えず、ハウストレーニングの必要性を十分に肌で感じました。

まだまだリキの社会化学習に向けて、またリキが不安にならないように、私自身もリキと一緒に一生勉強していきたいと思っています。

犬との絆が以前よりもっと、もっと深まった気がします。

グッドボーイハートの宮武先生に再会でき、本当に良かったと思っています。

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リキちゃんの飼い主さんは先代のモモちゃんの一歳ころに出会いました。

本当に長いお付き合いをしていただいています。

その長い間に、自分自身も学びを重ねて間違っていたこともたくさんあることに気づくのですが、それも含めてグッドボーイハートの、そして私の成長を見守りつつお付き合いいただいていることを感謝しています。

リキちゃんはモモちゃんとはまた違った性質や行動の特徴を持っていました。

環境も同じ、接し方もかえていないはずなのにどうして前の犬のようにいかないのだろうかという疑問や不安は誰しもが抱える犬のしつけのお悩みです。

とはいえ、人の子供であっても同じ親から生まれ同じ環境で同じように育てたはずなのにどうしてこんなに違うのだろうと感じられるのは普通のことです。

そう考えると、犬だから同じということはありません。

犬との出会いは、目の前にいる犬と真剣に向きあうことです。

リキちゃんの飼い主さんは、毎回レッスンの時に細かく記した犬の行動リストを提出されています。

こうして犬と向き合う姿勢があれば、犬との関係は確実に変化していきます。

犬が変わらないと不満を漏らしているときには、やはり問題を解決することだけを考えていて、本当に犬の立場に立って考えることができていないときでもあります。

リキちゃんのこれからの成長という変化がますます楽しみになっています。

もちろん一番楽しみにしているのは飼い主さんです。

犬育て、犬との関係作り、犬との時間をどうぞたくさん楽しみ、犬と共に幸せになってください。

Posted in 受講生のコトバ

<クラス>暖かい週末の七山ではテントクラス、トレッキングクラス、お預かりクラスとヒーリングクラス

若干の天候の乱れはあったものの暖かい連休を迎えることができました。

1月なのに無謀にもテントクラスを希望された生徒さんたちにとっては、月明かりと星明りが最高にすばらしい夜となったようで、ゆっくりと犬と癒しの時間を過ごしていただけたようですね。


あわせて久しぶりにトレッキングクラスにご参加くださった生徒さん。

日頃から家庭訪問トレーニングクラスで学ばれたことを実践されて来られているので、久しぶりの犬ちゃんも一歩ずつ成長されているのがわかります。

犬ちゃんの生活環境がさらに良くなったこと、お散歩の行動が変化してきていることなどもご報告いただけました。

尾歩山のようなトレッキングコースはなかなかありませんので、久しぶりのトレッキングでは犬のバランス感覚などいろいろと試されることも多いものです。

試されるというよりも、犬の現在の状態を知るためにもトレッキングクラスは活用していただけるのですから一石二鳥の体験といえるでしょう。

歩くうちに安定が見られるようになり、やはり犬はきちんと変化していくものなのだなと実感します。

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はじめてトレッキングを体験した犬ちゃんと飼い主さんもいました。

生後6ヶ月過ぎくらいの若い犬ちゃんですが、持ち前の性質が良い方向へ働いており、とても落ち着いてはじめてのトレッキングを終えることができました。

山を歩いている犬ちゃんを見た飼い主さんがひと言「やっぱり動物なんですね~」

これってすばらしい気づきだと思いませんか?

犬と暮らしている人の多くが、案外犬が動物であることに気づいていないものです。

触りたくて飼ったのに、抱っこしたくて飼ったのに、リビングに寝ている姿に癒されたくて犬を迎えたのに、など。

そんな一方的な人側の目線から見てしまうと、自分が犬に対してしたいことしか思い浮かびません。

犬にしつけをする際にも、人側にメリットがあるような接し方しかできなくなってしまいます。

ところが、犬が動物であるということに本当に気づいていくと、犬にとって本当に必要なことってなんだろうと考えられるようになります。

実はここから、本当の犬のしつけと犬との関係作りがスタートするのです。

飼い主さんの言葉を聞きながら、ドキドキワクワクしてしまいました。

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お預かりクラスに参加してくれた犬ちゃんもいました。

以前のお預かり時とは違う行動をしたり、成長の一歩なのでしょうが、2才はまだまだ変化の時期です。

変化の中には迷える行動もいろいろとありますが、時には迷うことも必要な時期もあると肝をすえて向き合うのみです。

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そして、ヒーリングクラス。

最近は家庭訪問クラスやトレッキングクラスに重点を置いているためヒーリングクラスの開催は少し減っています。

ヒーリングつまり癒しは様々な状況で起きています。

家庭訪問のトレーニングでも、トレッキングクラスではもちろんのこと、そしてなんと犬語セミナーでも癒しは起きるのです。

グッドボーイハートは犬と癒しに出会う学校です。

犬の新たな一面に出会い、犬と共にワクワクドキドキ体験を重ねる機会として活用してください。

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Posted in クラスのこと

<犬のこと>年末年始のお預かりクラスを終えて、犬にとってひとつの経験は確かな経験であること

慌しくブログを書いておりまして、毎度のことながら誤字脱字をお許しいただきたく先にお詫び申し上げます。

年末年始に数頭のお預かりクラスの犬たちを送り返し、年が明けて訪問レッスンに伺ったときに喜ばしい犬の変化や感想を聞くことができました。

ある犬くんは、数回のお預かりクラスを通して犬との距離感が縮まっており、はじめて他の犬たちと庭で過ごすことができるようになっていました。

できるだけ積極的に関わることをすすめたいという気持ちがあるのですが、そうはいっても犬の成長の段階を見るとなかなか思い通りにはすすみません。

特に家庭内でずい分荒れている状態である犬はお預かりしても落ち着くまでに時間がかかってしまいます。

ですが家庭内で多少荒れているとはいえ、一定のルールを持って接していただくように努力していただいている限りでは、グッドボーイハートにお預かりしたときの私と犬との関係はかなり進みやすい状態になってきます。

その犬くんも数回のお預かりクラス、日々の訪問レッスンを通して関係作りをすすめて来ましたので、かなり落ち着きを取り戻すことができるようになっていました。

それで今回はよさげな犬たちといっしょに過ごす時間を作ったところ、なんと帰宅してから今までよりもグンとリビングで落ち着いて過ごせるようになったとのことで、写真も見せていただきました。

時間をかける形にはなりましたが、犬だけでなく飼い主側にも成長に必要な時間というのがありますので、飼い主さんも犬くんもここまでがんばって来られて良かったなとしみじみと感慨深くなりました。

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また別の犬ちゃんも、今週お預かり後にはじめて訪問レッスンに伺ったのですが、明らかに今までとは違う行動を取るようになっていました。

表情の柔らかさは体の動かし方が全く違います。

この犬ちゃんの場合には生後数ヶ月と若い年齢だったことも変化を与えやすい要因となったでしょう。

まだ社会化期間ではありますので、脳が発達している最中です。

自分にとって安全なスペースを獲得する、信頼できる人と関われること、ルールを理解し守ることの安定度など、短い預かり期間ではありましたがいろいろと学んでいき、預かり中の変化も大きなものでした。

預かりクラスの初日には庭をいったりきたりと落ち着きなく、クレート内では鼻をならし、出てくるととびつこうとする、まさに自宅にいるのと同じような行動をしていました。

しかし2日後にはとびつきもなく、抵抗していたことにも許容をみせ、とびつきはなくなり、呼ぶとくるようになり、なにより表情が柔らかく動きがとてもゆっくりとなったことが印象的でした。

それがご自宅に帰ったあとでも継続できているというのが何よりうれしいことでした。

もちろん、飼い主さんがグッドボーイハートのクラスの中で共に決めたルールを遵守してくださっているおかげに他なりません。

できなかったことがたくさんできるようになり、飼い主さんにとっても犬との関係性や犬の行動の変化について希望を抱ける状態になっています。

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グッドボーイハートはお預かりトレーニングというのをやっていません。

お預かりクラスはあくまでグッドボーイハートのルールに従ってお預かりさせていただくクラスです。

ただそのクラスの目的は安全に楽しくというものだけではなく、犬の成長に少しでも何かできることがあればやってみたいということも入っています。

そのために預かっている自分がやっていることは、まず環境を整えること。

そしてルールを統一させること、犬との関係性を少しでも前進させること。

そして、その犬の個性や特徴、潜伏する問題について預かり時間を通して新しい情報を得ることも入っています。

これらはあくまで自分の欲から生まれているものです。目の前に生徒さんの犬がいると、この犬について知りたいし今よりももっと良い関係でいたいという欲求が高まってしまい、このような預かりクラスとなっているだけのことです。

お預かりクラスで決定的な効果をお約束するものではありません。

ですから、棚から牡丹餅であっても、預かりクラス後に犬の変化を見ることができるのはうれしい限りです。

グッドボーイハートでの預かりクラスは犬とってはただの限られた時間でしかありません。

ただどんなに限られた時間であっても、それは印象に残る経験として犬の成長を後押ししてくれるかなと、またここでは欲張り過ぎずにお預かりクラスを今後も楽しみたいと思います。


写真は生徒さんにいただいたお花です。

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同じお花を福岡のマンションに置いておくとすぐに色が変わって弱ってしまうのですが、七山では水を替える機会も少ないのに数ヶ月に渡っていただいたときと同じ状態でいます。

生物にとって環境というのがいかに大切なものかを痛感させられています。

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<おすすめのアイテム>湯たんぽ「ファッシー」についての追加情報

昨日のブログでドイツ製のファッシーについてご紹介したところ、ブログをご覧になってくださっている方から「私も愛用しています」というコメントをいただきました。

すでに広まっているらしく当方でおすすめするまでもない一品だったようで、大変失礼しました。

いくつかのアドバイスをいただいたので掲載します。

まず、ファッシーのフタについている小さなひもは切り取らずに使った方が良いとのことです。

フタの紛失をさけるためのものらしく、つけたまま使ってくださいということらしいです。

また、私はカバーつきのものを買ったのですが、案外出し入れが難しいらしいので、タオルで巻いたりクッションカバーにゆるりと入れたほうが楽に使えるようです。

昨日のブログのお写真ではむき出しになっていましたが、クッションカバーの中にいれて使ってありました。

また自立しないので湯をいれるときに恐怖を感じるということらしいのですが、自立スタンドはファッシー製であるもののやはりお高いので、固定できる瓶などで抑えるなどして工夫する必要があるそうです。

片手で持って片手でお湯をいれるというのが相当の緊張感になるということなのでしょうね。

温度は60度くらいのものをいれてくださいとありましたが、やはり60度は熱いですね。

ですが使用された方々はとても幸せを感じるということで、翌朝ファッシーにいれておいたお湯で顔が洗えるくらいですというコメントまでいただきました。

こんなに人気にあるファッシー、知らなかった私が出遅れてました。

寒い冬の夜に、そしてお昼寝に、ファッシーの湯たんぽ使われたらまた教えてください。

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<おすすめのアイテム>犬たちをやさしく暖かくしてくれるドイツ製の湯たんぽ

冬の暖かさ対策でいろいろと悩まれている中に湯たんぽをどのように使うかという案もあります。

大型犬ではあまり使用することのない湯たんぽですが、小型犬の場合には結構使えます。

実は冷え性の自分も湯たんぽ愛用していました。

過去形になっているのはなかなか快適に利用することができずに、途中から使わなくなってしまったからです。

大手のホームセンターにあるよくあるオレンジ色の樹脂製の湯たんぽを使っていました。

しかしこの湯たんぽ、まず硬いので足の置き場がない、そして案外冷えるのが早く朝になると逆に冷たくなってしまい遠くへ蹴り飛ばしてしまって、湯たんぽの意味がないではないかという状態でした。

犬用の湯たんぽも良いものはないかと探していたところ、家庭訪問先で発見しました。

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そちらのご家庭の小型犬ちゃんたちが使っていたのはドイツ製の湯たんぽです。

ブランド名はfashy(ファシー)といいます。

触ると柔らかく気持ちが良いという印象です。

最初から高温の湯をいれずに使うタイプらしいのですが、保温力が大変高いようで翌朝でもぬるいくらいでとどまってくれるらしいのです。

使っている飼い主さんも、すごくいいのでおススメしますとおっしゃいました。


早速帰宅して注文することにしました。

ドイツ製ということでどんなに高いのだろうかと思ったのですが、1個900円くらいのお値段で購入できることがわかりました。

早速注文したのですが、まだ届いていません。

使用した後にブログを書こうと思いましたが、みなさんが少しでも早く入手されるようにとすでに使用されている方のおすすめ品ということで、ここに紹介させていただきます。

ちなみに使用している犬ちゃんたちは、犬用ベッドの上やクレートの中にいれてもらって使っていました。

湯たんぽがあるとそちらに好んでいくということでした。

ですがこの湯たんぽ、素材は柔らかいものです。

クレートの中にいれているものをかじってしまうような犬ちゃんにはおすすめできません。

せっかくの良いお品ですから、かじり癖を改善してぜひいつか使って欲しいものです。

自分でもまた使ってみて、またコメントしたいと思います。


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<犬のこと>落語「いぬ」から学ぶ犬のこと

このブログを読まれている方はほとんどご存知かと思うのですが、私は比較的フラットな感じであまり騒いだりはしゃいだりすることがありません。

中学、高校と女子校にいましたが、中性的な立場でキャーキャーと騒ぐ女子達の中にいても、どちらかというと落ち着かせる機能を働かせる方でした。

その私でも、面白いと思ったりすることはもちろんあります。

その面白さはばかばかしいということよりも、へーなるほど面白いなと納得するようなことがほとんどです。

今年一番最初に面白かったことは、年末から続けてみてしまった桂枝雀師匠の落語の中にありました。

動画を検索して見たのでお題のなかに「いぬ」というのを見つけてしまいました。

どうやら干支にちなんだお題として毎年紹介されたいたもののようで、この年は戌年だったのでしょう。

その「いぬ」というお題の落語の中に登場する犬たちのはなしがほとんど最もな話なのです。


要約すると、ある人が突然犬の話がわかるようになり、夜酒を飲んで帰る途中に犬の集会に出くわして話を聴くというところからはじまります。

犬たちは人に飼われている犬で、鎖や首輪を自分達で外して夜こうして集会をしているとのことでした。

犬はいうにはこんなことでした。

もともとは自由に過ごしていたのだけど、人が鎖や首輪という道具をつくって犬を飼うということになった。

それなら人も利用のし甲斐もあるので、犬の方で飼われて利用してやろうということでこうやってみたということらしいです。

ところが人は案外犬が期待していたのとは違ったらしく落胆することも多いとのこと。

以前は残飯でいいごはんだったのに、ドッグフードなどというものをつくってしまいどうにかしてほしいという嘆願。

さらには、人があまりに横着なために人とは縁を切ろうと考える過激な意見も若い犬の中には出ているということ。

それで、どうか大自然の法則にのっとった形ですすめてもらえないだろうかという風に人に訴える長老の犬。

台本を書かれたのがどなたかわかりませんが、犬という動物のことをよくわかっているなと感嘆したのです。

犬のことをたくさん勉強して犬の専門家などになってしまう人たちの方が、こうした発想には至らなくなります。

それは、犬の専門家の多くが人の都合にたって考えることも共に学んでしまうからでしょう。

私達が幸せになるためには犬をどうしたらいいのか。

どのように手をかけず犬にいうことを聞かせ大人しくして、人のペットにすることができるのか、そんなことばかりを学んでしまうようではこの落語は笑えないどころかツボにもはいってきません。

興味のある方、ぜひ一度「いぬ」という落語を聴いてください。

もう時代が流れすぎてしまい、小さいころに野良犬がそばにいた記憶を持つ人々も化石に近付きつつあります。

きっと私もその生き証人のひとりなので、私達が生きている間に考え方の立ち居地だけでも改めていけないかと思います。

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