グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<クラス>まったりとトレッキングクラスで梅雨の鬱も癒されます

来週からやっと梅雨入りということで急遽トレッキングクラスを開催しました。

トレッキングクラスはプライベートクラスが基本スタイルですが、犬同士のコミュニケーションが問題なければグループクラスでも開催しています。

今回は急なお誘いでしたが3頭の犬ちゃんたちが集まりました。

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6月末とは思えないほどの気持ちの良い冷たい風が通る山をゆっくりと歩きながら、ひとつひとついらない気持ちの荷物もおろしていきます。

体はともかく気持ちだけは身軽になっていく感じがあります。

本当に気持ちが良くて「あー気持ちいいなあ」となんども連発してしまいました。

グッドボーイハートのトレッキングクラスは、ドッグランの中でボール遊びをしたり走り回らせたりする人工的な遊びとは少し違います。

人と犬が心をつなげてできることを実現させていきたいというもの。

お互いを思いやらなければできない生活の一部としてみんながやってきたことを思い出すこと。

そんな時間をトレッキングを通して実現させながら、犬も人も本来の自分の記憶を取り戻す時間としています。

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自分も犬との山歩きを十分に理解するまでは、走り回らせて発散させることが犬の楽しみだと誤解していたときがあります。

走り回らせて発散させると犬は疲れて寝てしまいますし、飼い主としてはやった感も強いものです。

でも犬は走り回っていてそれを飼い主が見ているだけなら、共に時間を過ごしているとは感じられなくなったのです。

同時に犬が山を歩くことのすばらしさを得られるようになると、犬たちが本当に求めているのは走ったり興奮することではなく、こうした静かな時間なのではないかと思うようになったのです。

これもオポとの山暮らしを通してオポやいっしょに山で過ごした犬たちから教えていただいた大切なことです。

そのことをずっと伝えていきたくてトレッキングクラスをつくりました。

夏場はコンディションがいまひとつのトレッキングですが、無理せずにゆっくりとやっていこうと思います。

プライベートクラスはいつでもご予約が可能ですので、お気軽にご連絡ください。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<犬のこと>昭和の犬たちの思い出から知るイヌのこと

家庭訪問レッスンクラスのときに生徒さんから嬉しいお言葉をいただきました。

トレーニングクラスを受講するうちに犬との距離感が取れて心が楽になりましたというお言葉でした。

今まで犬とどのように距離感を取ったらいいのかわからず、どんなことでもしてあげようとという思いが強くなりすぎで自分も窮屈になっていたとのことでした。


それぞれの個々人が犬とどのように接するのか、どのように暮らしていくのかに最も影響を与えたのは自分が小さいころに接した身近な犬との記憶です。

「小さいころに犬を飼われたことがありますよね。どのような生活でしたか?」とお尋ねしてみました。


そのご家庭では次々に4頭ほどの犬を外飼いで飼っていたらしいのです。

その犬たちは柴犬だったかなにか日本犬だったと思うといわれていました。

そしてどの犬も自由に庭で過ごしていたとのことなのです。

係留せずに囲いもなく庭も外も自由に行き来していたとのこと。

さらに当時のご自宅は1階が病院だったので、病院の受付や待合室にも犬は勝手にはいったり出たりしていたらしいです。

昭和40年代くらいの話だとのことでしたが、愉快な話です。


病院の患者さんも特別困った感じもなく、みな普通の風景として受け入れられていたとのことでした。

日本では狂犬病予防法が昭和25年に施行されてから、犬の飼い方に変化が起こりました。

昭和40年代ではまだまだ犬について昔ながらの風習も残っていたのかもしれません。


その和やかな外飼いの犬と暮らす日本人の生活が、西洋の洋犬種をさらに日本独自の方法で愛玩化した小型犬を抱っこしてかわいがるようになったのです。

距離感がつかめないのも理解できます。

自分たちが幼いころに見てきた犬と、今目の前にいる小さなぬいぐるみのような飛んだり跳ねたりキャンキャンと吠える犬がとても同じ動物だとは思えないからです。

でもどちらも分類学上はイヌ科イヌ属 の犬なのです。

プードルと雑種は分類学上も違う動物だと誤解されている方が多いのですがこれは違います。

プードルと雑種は同じ種の動物であるという事実を認めた上で、わたしたちがどのように彼らを変化させているのかを知る必要は十分にあります。


あの昭和の貧乏だったけどわりとゆるやかだった犬の生活はもう戻ってくることはありません。

人の記憶の中にある風景も少しずつ消えていきます。

とても大切で忘れがたきこと、語り継いでいただきたいものです。

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Posted in 犬のこと

<おすすめのアイテム>犬用のレザーリードの取り扱いを始めました。国産のレザーリードは絶対にお勧めします。

犬との暮らしの中で絶対に欠かせないのがリードです。

リードについてはこのブログでもなんども取り上げています。

なぜなら犬とのコミュニケーションを図る上でもっとも大切な道具であるからです。

犬用のリードは100円ショップで購入することもできるし、ホームセンターでも買えます。

少しお高いリードはペットショップで購入することもできます。

でも、私がお勧めしたいリードがなかなかありません。

生徒さんに聞かれたときには特定のリードをおすすめしていたのですが、なんとそこが取り扱いを止めてしまいました。

それでグッドボーイハートで仕入れをして販売することになりました。

そのグッドボーイハートでお勧めしていたリードとはこちらです。

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国産のレザーの犬用リードです。

瀬川製作所という会社で作られています。

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犬用の皮製品の道具を作っている老舗のメーカーです。

瀬川のリードは若いころから使っていましのでその良さは実感しています。

金具の部分の縫い目の処理もしっかりとしています。

もちろんレザーも強くてしなりがあります。

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その瀬川のリードの中でもリードの両方にナスカンがついているこのタイプがいろいろと使い勝手が良くみなさんに使っていただいていました。

両方に金具がついており金具から金具までが130センチです。

写真のように持ち手を丸めると長さは130センチくらいになります。

街中を散歩するにはちょうど良い長さです。

半分に折りたたむとさらに短く使えます。

逆に少し長く歩きたいなと思うときには物足りません。

そのときはこの道具を使います。

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首を絞める道具のように思われていますがリミットがあり締まりはしません。

上手に使うとリードの長さが20センチほどは伸びることになります。

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レザーの幅はいずれも12ミリで、小型犬から中型犬まで利用していただけます。

大型犬でもこの幅でも十分ですがもうひとつ太いものもあります。

お色は写真の黒と別に茶色もあります。

茶色の方が人気があるようですが、私はつい黒を使ってしまいます。


お値段は税込みで以下のとおりです。

リード 定価 4644円
追加リード 定価 1869円
取り寄せのために送料が400円必要になります。

もちろん、グッドボーイハートではグッドボーイハート価格を設定していますのでお気軽にお問い合わせください。

リードははじめは固くてびっくりされるかもしれませんが、1週間も使うと柔らかくなります。

手入れをすれば切れることもありませんが、万が一切れても私が修理しますので大丈夫です。

一生使っていただきたいリードです。

ご覧いただきたい方はレッスンのときに持参しますので事前にご連絡ください。




Posted in おすすめのアイテム

<犬のこと>何歳になっても犬のしつけを始めるべき理由とは

グッドボーイハートでトレーニングクラスを受けられる方のひとつの特徴は、犬がシニアになってからしつけ方教室を利用しているケースが多いことです。

子犬のころからきちんとしたしつけを犬にしたい、子犬が来る前から子犬のために準備を整えたいという計画的な飼い主さんともたくさんのご縁をいただいています。

ですが大半の飼い主さんは「犬に困った問題があるから解決したい」という気持ちでグッドボーイハートに連絡をいれられます。

そして次にその困った問題を起こしている犬が今何歳であるかを口にされるのです。

「来客にすごく吠えて困っているのですが、もう1歳になろうとしているのですが大丈夫でしょうか?」

「散歩中に他の犬にすごく吠えるので困っているのですが、もうすぐ3歳になるのですがもう遅いでしょうか?」

「室内でトイレのしつけができないまま成長してしまいました。5歳を過ぎたのですが遅すぎますよね。

「留守中にすごく吠えるようになってしまって、7歳にもなるのですがなんとかなりますか?」

「他の犬に吠えて抑えが聞きません。10歳になりますが無理ですよね。」

とこんな感じです。


5歳から犬のしつけやトレーニングを開始されるなどは十分に間に合います。

7歳でもまだまだ十分にやる価値があります。

10歳を超えるとその犬の認知や健康の状態によっては十分に大丈夫です。

むしろ10歳を超えても今なお吠えたり咬みついたりする元気な状態であることがすごいなと関心します。


犬の問題行動はそのほとんどが犬にとってのストレス行動です。

若い犬はエネルギーが有り余っていますから吠えたり、飛びついたり、興奮したり、噛みついたりしてストレスを行動を通して表現します。

ですが10歳を超えるころになると犬も体力も気力も低下してきます。

ストレス行動は吠えたり、噛み付いたり、かじったりすることではなく、自分をなめたり、毛をむしったりする自虐行動と呼ばれるストレス行為に変化していることが多いのです。

犬が自分を傷つける自虐行動は犬の困った問題として取り上げられることはあまりありません。

そのうち皮膚が傷つき感染症を引き起こすようになるので、動物病院で治療を受けるようになるかもしれません。

薬や治療を通して傷は癒されるでしょう。

でもストレス行為は続き、犬の心は癒される機会を得られません。


犬はそのうちに行動自体を起こさない無反応な状態に陥っていきます。

目は気力を失いおとなしいお人形さんのような状態で黙って抱かれているだけの存在となります。

これが老犬になってしまって飼い主に訴えかけることを止めてしまった犬の姿です。

そんな犬を見るととてもつらい気持ちになります。

もっと騒いでいいんだよ、もっと問題があると訴えていいんだよと言いたくなるのです。


だから犬が年を取ってからご相談をいただくケースはむしろありがたいと思ってしまいます。

良かったまだ間に合う、良かったまだ犬が飼い主に対して無力になっていない、まだまだ犬として生きる希望を持っているのだと思ってしまうのです。

同時にここまでよくがんばった犬をこの辛さから解放してあげるために飼い主さんといっしょにがんばろうと気持ちを引き締めてクラスに向かいます。

犬がどんなに年を取っていても、ぜひ一度相談してください。

やってみる価値は必ずあります。

飼い主として超える壁は、もっと早く犬についての勉強をやればよかったという後悔の気持ちを整理することだけです。

それはあくまで飼い主の都合で、気持ちの持ちようでなんとでもなることです。

犬は現在進行形で後悔の念を持たないすばらしい動物なんですから。

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Posted in クラスのこと, 犬のこと

<日々のこと>暮らすことを考えるようになったのは…

生徒さんたちと七山の尾歩山を歩くたびに昔のことを思い出します。

七山の森が成長してきたこの12年間のこと、七山になぜ引っ越すようになったのかをお話すること、オポという犬と山で暮らして感じたことや教えられたこと。

オポや七山に来てくれる犬たちの行動を観察したり考えるうちに、犬の動物的な本質について少しずつ解けるように理解できるようになりました。

そのことはグッドボーイハートを七山に移転させて得られた大切な宝物です。

同時に博多での忙しい生活の中では考えることのなかったのが「暮らす」ということです。

いっしょに暮している犬に申し訳ないとは思いながらもたくさんいただける仕事の機会を逃したくないという欲求も高くて、博多では常にあわただしく働いていました。

オポの体調不良で七山で時間を過ごすようになり犬という動物について深く学ぶ機会を得ながらも同時に考えたのが暮らすことでした。

ただ働いていることだけが暮らすことだと思っていたのですが、オポとの暮らしを大切にする中で、誰とどこでどのようにして過ごして生きていくのかを考えるようになりました。

それが暮らすことだと気づいたのはもう少し後になってからです。

それは自分の年齢に応じた変化だったのかもしれません。

犬は人よりも圧倒的に時間の流れが速いわけですから、子犬だったオポは私の年齢を追い越していきます。

追い越されながらも私も10年という歳月をオポと過ごしながら年を重ねてきたわけです。

オポと死別して福岡と唐津を行ったり来たりしながら再び忙しく働く生活になった今、ふたたび自分の暮らしについて考える機会も失ってはいません。

七山で何ができるんだろう、私は誰とどこでどのようにして過ごす時間を一番大切にしたいのだろうか、そんなことを考える時間を失わないでいられるのはオポが教えてくれた大切なことです。

思いめぐらすうちにやってみたいと思っていたことをいくつかコトバにしてみました。

自分にチャンスがあるときには手助けというのは身近にあるもので次第にそんなことが集まってきます。

DSC_2356はちみつ
これははちみつです。近隣に住む同級生のご家族が養蜂をやっているのでいただきました。

私から養蜂にチャンレジしたいと相談したところ「こんな風に取れますよ」と持ってきてくださったのです。

お味はいうまでもありません。

素人の私でもサポートしてくださるということで心強いことでした。

こんなに身近に相談できる人がいるだけでも、私は本当にラッキーなのです。

本当に自分に必要なこと、本当に自分が望む真理に近付く道は、遅かれ早かれいつか開かれるような気がします。

ここから一気に妄想モードですが、たくさんのはちみつがとれたらグッドボーイハートブランドで生徒さんにお分けしたいと思っています。

その日がそう遠くないことを願ってみなさんお待ちくださいませ。

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Posted in 日々のこと, 未分類

<日々のこと・犬のこと>梅雨入り前の山の手入れに番犬は心強し:忙しいときは黙って待つのも犬の仕事

梅雨入り前の山の下刈りをしました。

トレッキングクラスに参加してくださった生徒さんたちの手も借りて、ほんの一時間でも数名でするとずいぶんと山が生き返ります。

その翌日もまたひとりで山の下刈りに出かけました。

お供に預かり犬くんについてきてもらいました。


下刈りの最中に周囲に異変があったら教えてもらうための番犬として同伴してもらっています。

預かり犬ちゃんたちの中には仕事の内容を心得ていて探索から見張りまで中心となって活動する犬もいます。

ですが大半の犬ちゃんたちは何をやっていいのかわからず山の中でたたずむ感じです。

先日は老犬くんを連れていきましたので、手入れの時に爆睡していたようで倒れているのかと思ってびっくりしました。

ですがその横になって目を閉じて木の日陰で休む姿は、とても心地よい感じで起こすのが申し訳ないと感じるくらいでした。

騒々しい都心の庭先では得られない極上の時間だったのでしょうか。

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山慣れしていない犬ちゃんたちは茂みに伏せて待ての待機行動で手入れをする私が戻るのを待っています。

マテをさせられると吠えたり興奮したりするようなご自宅で出る行動は山の中ではほとんど見られません。

飼い主さんもいないから甘えがきかない、環境が厳しいから大人しくなってしまうといろいろあるでしょうが、一番効き目があるのは私が真剣に忙しくしているので声をかけずらいというが一番ではないかと思います。

動物であれば山の手入れの最中に風が林を抜け始め心地よく感じる変化を受け取ってくれていると感じます。

この山の雰囲気は山すその家だけでなく、山よりもずっと下の平地の家々にまで及んでいるはずです。

コンクリートとビルだらけになった都心の窓を閉めたマンションの中ではもはや感じえない感覚かもしれません。

さざ波のように広がるこの静かな風を犬と共有できていることを喜びにできた一日でした。

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Posted in 日々のこと, 犬のこと

<犬のこと>犬のコミュニケーションの発達に影響を与えているものとは

人であれ犬であれ、誰かと生活を共にしていくためには関係性を少しずつでも築いていく作業が必要になります。

それは人の赤ちゃんとして迎え入れた子供でも同じことです。

関係性を築いていくためには共通するコミュニケーションのツールが必要です。

赤ちゃんはコミュニケーションツールが言語ではなく行動と母音の音だけで動物的なのですが、それでもツールを持っていないわけではありません。

赤ちゃんは次第に親とのかかわりを通して言語を習得していき、コミュニケーションの幅が一気に広がります。

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ところが犬の場合には本来のコミュニケーションが臭い、表情、行動、母性に近い音です。

メインコミュニケーションの道具である臭いに関してはわたしたちが立ち入れる領域ではないので、なかなか理解がすすみません。

それでも犬はなんとか身近な動物に自分の状態を伝えようと発信しています。

人と暮らす犬の場合には家族である飼い主という人に対して、行動や声を通してコミュニケーションを図ろうとしています。

ところが、人側がその受け取り方を間違えると犬はますます混乱してしまいます。

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たとえば人にとびつく行動ですが、多くの人は犬が自分や来客にぴょんぴょんと飛びつきながらキャンキャンと声を上げると「人が好き」といいます。

そして飛びついたりキャンキャンと吠えている犬を人がなでようとするとおしっこをおもらしすることを「うれしょん」といいます。

では同じ行動を犬が他の犬にしたとしたらどうでしょうか?

犬が他の犬にとびつく行動をすれば、他の犬は威嚇もしくは固まるという行動をするでしょう。中には逆に飛びつき返す犬もいるかもしれません。

どちらも犬としては正常な反応です。

飛びつき返す犬がいたら「遊んでいる」

固まる犬を見ると「犬が嫌い」

威嚇したらこちらも「犬が苦手とか礼儀がない」

といわれてしますようですが(一般的に耳にすることです)どれも間違っています。

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人目線でコミュニケーションを解釈して犬たちを混乱させて、犬と犬がうまくいかないようにしているのは人自身であるということに気づかなければこの問題は先には進みません。

ですが、人目線で解釈している限り問題とか間違いと思うこともないので、犬は混乱したまま生涯を終えることになります。

せっかく犬というすばらしい動物にあったのに、犬が犬として生きる最大の行為であるコミュニケーションの力を発揮せずに生きていることはあまりにも悲しいのです。

犬と暮らす際にいろんな意見や考えが出てきます。

人目線であっても人が楽しければいいじゃないか、なぜ犬のことを学ぶ必要があるのだという考えもあると思います。

個人の価値観の問題なので踏み込んで説得することはできません。

ただ繰り返し言いたいのは、それでは犬の本当にすばらしい一面を見ることができませんよということです。

犬の澄んだ深いまなざしに触れることが、犬として生きている犬たちの静かな時間に寄り添うことがどんなに素晴らしい時間なのか、体験した人でなければわかりません。

犬のコミュニケーションは最も身近な動物であるあなたが一番影響を与えているのです。

できることがまだまだたくさんあるはずです。

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Posted in 犬のこと

<クラス>お預かりクラスは飼い主さんにとっての学びの機会

今週末もお預かりクラスの犬ちゃんたちといろいろと楽しく過ごしていました。

梅雨入り前にしては涼しく雨も降らず最高に良いお天気に恵まれ本当にラッキーでした。

飼い主の仕事、旅行や冠婚葬祭などの用事によるお預かりのときには天候がどうであれ仕方のないことですが、今回もまた勉強のためにとお預かりクラスをご利用いただいている犬ちゃんもいます。

せっかくならできるだけ時間を有効に使いたいと思って雨模様を心配していましたが助かりました。

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グッドボーイハートの犬のお預かりは、犬のトレーニングやしつけをしてお返しするようなクラスではありません。

犬の現在の状態や性質の柱の要素をできるだけ把握していくためのクラスです。

犬は良い方向に行動を変化させることもあるし、環境によっては不安定な方向に変化することもあります。

短い時間ではなかなかわからないのですが、3日お預かりをしていると少し見えてきます。

犬の行動に影響を与えているものが外の環境によるものなのか内面の要因によるものなのかの推測を立てることができます。

お預かりが回を重ねていくと預かるたびに犬の行動は変化しますし、預かりのタイミングや預かっている他の犬との相性によっても行動は変わります。

犬の本質(本性)を見極めていくためにはお預かり時に把握した行動のパターンと日々の行動のパターンを比較検討することがもっと大事な作業です。

そのため、お預かりクラスが終わったあとは訪問レッスンで飼い主さんに対する報告だけでなく日々の行動についての新たな質問をたくさんさせていただきます。

飼い主さんとしては質問に答えていただくことで、犬の行動を見る力がアップして犬への理解につながります。

また飼い主が不在のときに起きる行動は飼い主自身が知らない犬の姿です。

こちらについては詳細にお伝えして犬の一面として理解していただきます。

お預かりクラスは犬だけが学ぶクラスではなく、むしろ飼い主が学ぶクラスです。

グッドボーイハートのクラスはどのクラスも飼い主が学ぶクラスとして作られています。

犬のこと、どのように接すればいいのか、どのように伝えたらいいのか、そしてどのように受け取ったらいいのか、そんなことを学ぶのがドッグスクール「グッドボーイハート」のクラスです。

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<犬のこと>犬が震えているのは怖がっているからなのか?

動物にとって震える行動はひとつの状態の現れです。

犬も震える行動をする場合があります。

震えは神経機能と結びついて起きることもあるので、犬によってよく震える犬、あまり震えない犬と別れます。

実際に自分の犬はよく震えると感じられることはないでしょうか、逆にうちの犬はあまり震えるのを見たことがないということもあるでしょう。

また、震えは神経的な操作であると同時に、身体的には体の末端に血液を送り込む生理機能も持ちます。

犬にとっては体を正常に戻すために必要な機能でもあるので、悪いものと決めつけずに科学的かつ客観的に観察して対応できるようにすることをおすすめします。

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犬の震える行動について飼い主さんがとても心配されるのを目撃することがあります。

震えているけど大丈夫なんでしょうか、震えているから怖がっていますよねと飼い主さんの方が犬以上にナーバスになってしまうともう何も見えてきません。

ブルブルと震えている犬を見ると「かわいそうに」「怖がっている」と抱きしめたくなる飼い主さんのお気持ちはよくわかります。

しかし、前に書いたとおり正しく見ることができないと適切に対応することもできないので、まずは冷静さを取り戻して犬の行動をよく観察してみましょう。

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犬が震えているのを見ても「犬が震えている」=「犬が怖がっている」といきなり判断を下さないことです。

即決は人の脳の方向を決めてしまう「思い込み」という墓穴になることもあります。

犬が震えているのを犬が怖がっていると思い込んでしまうと、自ら掘った墓穴に入り込んでしまいその後なんど思い返そうとしてもなかなか新しい発想が生まれてきません。

どうやら脳は解決済ボックスに入り込んだ問題を再度問題とすることを好のまないようです。

こうなる前に震える犬を見たときは「もしかしたら怖がっているかもしれないけれどそうではないかもしれない」という曖昧なゾーンにとどまって欲しいのです。


動物の震えという行動についてはもう少しいろんな状態があることを考えてみましょう。

私たちは確かに怖いときには震えますが、もっと違うことで震えることはないでしょうか。

例えば自分の経験をいうと、天ぷらやさんで天ぷらを食べたあとに帰宅してから震えが出たことがあります。このときは相当震えたので自分でもまずいなと感じました。

自分に起きたことを全く知らない人に言い当てられたときに震えるような感覚を得たこともあります。

他にも怒りがたまってくるとわなわなと震えるということをご存知でしょうか。

さらにどうしようと不安が高まったときにも震えはでます。

貧乏ゆすりという行為は最近はあまり目にしませんが、これも震えの行動のひとつです。


犬の同じように恐怖で震えるだけでなく、体調不良でも震えますし、自分の思い通りにならないことや予測を裏切られるようなことでも震えることがあります。

震えているから怖がっているという単純な判断を下さない方が賢明です。

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犬同士の反応を見ていると震えている犬がいても周囲の他の犬はその犬に対して大した関心も示さないことが多いのです。

犬にとっては他の犬の状態は自分の安全や情動にも影響を与えますので、動物が闘争傾向が高まるときは主張や要求が高まることに対しては敏感に反応するものです。

ところが犬の震えについては他の犬があまり気にしない行動のようです。

他の犬を脅かす必要のない行動が無視すべき行動であるとは言いません。

ただ震えている犬に駆け寄って抱きしめたり抱き上げたりさすったりなだめたりするような行動は差し控えてみて欲しいのです。

震えている犬は一定時間を経過したりちょっとした環境の変化で震えるのを止めてしまいます。

人以上に行動がはっきりと出る動物なので震え方は尋常ではなく、本当にブルブルと震える犬もいるのでびっくりされるかもしれないのですが、少しの間だけ観察してみてください。

震えが落ち着けば声をかけない、また震えているときに飼い主が凝視しすぎると動物はなかなかその行動を変化できないこともあります。

固まるものには固まって応じる反応が出てしまうからです。

まずはリラックス、そして震えるといってもいろいろとあるからなと思い聞かせ、それから経過を観察して犬の状態を正しく把握していきます。

犬のたかだかひとつの行動ですが、いろんな意味があったり環境の影響を受けているものです。

人とは違う種の生き物なのだからひとつ知ることがすごく大変だけど楽しいのだと思って長く付き合っていきたいものです。

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<日々のこと・犬のこと>犬と暮らす独特の文化としつけ方に対する国民性の現れ

ドッグスクールのブログの記事としては少し堅苦しい題となりました。

数十年という間、人と犬の暮らしに関して考えながら過ごしていると、いろんな疑問にぶつかったり頭をかしげたくなるようなこともあります。

日々のこととして今日はまとまっていない思いを述べさせていただきます。
日本人の犬との暮らしというのはここ数十年で大きく変わっていきました。

それは昭和の時代からこの令和にかけて生活スタイルや価値観が大きく変化してきたことに連動しています。

国内で狂犬病予防法が施行されたのは昭和40年代なのでそれほど昔でもありません。

この法律をきっかけにウロウロと自由に過ごしていた犬たちはつなぎ飼いをされるようになり、その中で室内で小さな犬を飼う愛玩犬=お座敷犬と呼ばれる存在が出てきました。

その後純血種犬という文化がヨーロッパから入ってくると、ブランド品をそろえるのと同じような気持ちで、犬を飼うなら純血種犬を飼うことがひとつのステータスになりました。

次に犬は庭付きで飼うのが当たり前だった時代から、一機にマンションでのペット飼育が促進されるようになりました。

たくさんの小型の純血種犬たちが集合住宅で飼われるようになりました。

ここまでアッという間だったのですが、今では街中で見る小型犬たちが散歩する風景が定着しています。


この短期間での犬や犬と人の暮らしの変化は、大切なことをうわべだけの情報で伝えてしまう結果にもなりました。

血種が普通の犬だと思っている人が多くプードルとかチワワといった種類があるという間違った考え方が広がっています。

犬が尾を振っていることを喜んでいるからと誤解している人が大半です。

犬の短く切断された尾を生まれたときからそうなのだと思っている人が一般的です。

犬は室内で排泄すべきだと勘違いされている方もまた多いです。

こうした多くの間違いは浅く広く伝わりすぎると大半の人がそうだという風になります。

そして日本人の国民性からしてそれが固まりやすく変えにくいという傾向があると思うのです。


昨日訪問レッスンに向かう途中の車の中で気づいたことがあります。

朝の9時になると中央線が変わる県道があるのですが、その中央線の脇を走っていました。

8時58分になると変更される線には車がほとんどいなくなりました。

ラジオから聞こえる9時の時報と同時に今まで走っていたのとは逆方向の車がその車線に流れ込んでいきます。

ここまできっちりとルールを守る国は世界でも珍しいのではないかと思いました。

このすばらしいきっちりするぎる行動は、いったんそうだと収まるとなかなか変わらないという固さにもなりそうです。


犬という動物に対する情報はこれまで表面的で非常にあいまいなものが浅く広がってきました。

プードルという犬種もチワワという犬種も幻なのです。

本来はみな「犬」という動物であるというのは真実であり、とても長い歴史を作ってきたただひとつの文化です。

純血種にはまだ文化と呼ばれるほどの歴史はなく、あまりにも小さな遺伝子プールを維持し続けるこの人の操作はそう遠くないうちに崩壊してしまうことは生物学的にとっても明らかです。

なんとかその形を犬らしくキープしたとしても、その精神はすでに壊れ始めていることに気づいている人もいるのでしょうが、そうした人はあまりにも少数すぎて排除されてしまいます。

犬と楽しく暮らしている人にこんな複雑なことを考えながら生きてほしいなどとは願いません。

ただ私の願いはひとつだけです。

あなたの身近にいる犬が犬として生きることを許してください。

犬が本来の犬として行動をするのはどのようなことなのか少しだけ考える時間をください。

犬として人と関わるということあどういうことなのかを考える機会を持って欲しいのです。

この二つは犬もきっと望んでいることだと信じています。


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Posted in 日々のこと, 犬のこと