グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のこと>犬が予測できない複雑なことを人がしてしまうと混乱を呼ぶ

やっと梅雨明けしましたね。

長い梅雨でしたが夏は犬が苦手な季節です。

どう乗り切るのか、いろいろと策を練らねばいけません。

さて、先日訪問レッスンのおりに、日常生活の行動についていろいろを雑談的に話を聞いていました。

実は飼い主さんとのこの雑談の中でびっくりするような話を聞くことがあるのですが、この日もそんなびっくり話がありました。

はじめはゴハンを与える時の犬の行動について飼い主さんに様子をうかがっていました。

犬のゴハンの食べ方が早いとか、食事に多少執着があるようだ…というようなご相談でした。

ところがこの犬ちゃんはお預かりクラスを利用されたこともありました。

この犬ちゃんがドッグフードを早食いしている光景を覚えていません。

気になる行動は必ずレッスンに返しているので、お預かりクラス後に提案しなかったということは犬の早食い行動を私が見ていないということです。

見逃したのか?いやゆっくり食べている記憶がある。

「●●ちゃんはお預かりのときにはゴハンをわりと普通の速さで食べていましたけど…。」

と私が答えると飼い主さんから別の情報を引き出すころができました。

「ゴハンを与えているときにブラッシングをしているから」という話になってきたのです。

ゴハンのときにブラッシング?

普通はあり得ない組み合わせですがピンときました。

ブラッシングを嫌がる対処法としてゴハンやガムを与えている間にブラッシングするという方法です。

トレーニングの対処法としては定番のやり過ごし方ですが、長く使うような方法でもありません。

またこの犬ちゃんにそのようにした方がいいと提案したこともありませんでした。

ブラッシングを嫌がるからと飼い主さん側で思いついた方法をオリジナルで取り入れてしていたようです。

一日中飼い主さんと犬の生活をインストラクターの私が見張っているわけではありません。

訪問レッスンでさえ飼い主さんが犬にどのように接しどのようにお世話をしているのかの全てを把握することは難しいのです。

でも犬の行動のいくつかをご家庭でみるとある程度は「こうしているのではないかと思うようなことを想像できます。」

さて、ゴハン中にブラッシングをされていた犬ちゃんですが、さらに不思議が重なりました。

犬の状態からしてブラッシングを拒否するような状態ではないと思ったからです。

しかもブラシはグッドボーイハートおすすめの定番犬用ブラシ、あのドイツ製のレデッカーのものだったはず…。

なぞが深まっていきますね。

どう解決していくのか、次回はこの続きでお話します。

写真はお預かりクラスのもので記事とは無関係の犬ちゃんです。



 

Posted in クラスのこと, 犬のこと

<犬のこと>犬が昆虫と遊び関わりながら発達する重要性

犬が昆虫で遊ぶ姿を見たことがありますか?

 

犬が昆虫で遊ぶ光景を目にしたことがあるでしょうか?

少なくとも犬を昆虫の生息する場所に連れて行かなければ見る事はできません。

福岡県内の公園や山にもそんな場所はたくさんありますが、ダニがいるから近付けさせたくないと遠ざける飼い主の方が圧倒的に多いでしょう。

でもこのことはとても大切なことで、犬にとって重要な機会を奪っているということを今日はお伝えします。

先日もお預かりの犬ちゃんがグッドボーイハート七山の玄関につながるテラス前の庭で何かを見つけて歩き出しました。

動画を撮影しましたのでご覧ください。



チワワちゃんが追っているのは動画の中ではとても確認できないほど小さな昆虫、アリです。

あっちにもこっちにもアリがいるのですが、そのアリを追ったり手でアリの入った場所を掘り出そうとしたりしています。

このあと手で確認するために手かきを繰り返しているうちにアリを殺してしまうこともあります。

鼻を近づけてにおったり調べたり、何であるかを知ろうとしています。

 

犬はなぜ虫と遊ぶのだろう?

 

いまや家の中に生活する犬も本来は土の上に過ごす動物でした。

その遺伝子は今でも生きていて、土の上を素足で歩くことに躊躇はありません。

土の上の環境を共有する最初の生き物は昆虫です。

調べたり確かめたり殺したりすることで環境の中にいる虫に対して社会化をしているわけです。

その作業はそう長く続くことはありませんが、幼少期にはなんども繰り返し行われます。

昨日もしていたことを今日もします。

今日していたことを明日もするでしょう。

そして繰り返すうちに、いつの間にか関心を示さなくなります。

そのときにはもう別のものに関心を示すようになっているからです。

ある意味では馴れていく、ある意味では環境のひとつの生きものとして虫を理解し始めたとも言えます。

本当の社会化の過程をとっています。

動画のチワワちゃんはすでに1歳を過ぎています。

虫遊びをするには少し年齢が上ではありますが、マンション暮らしで今までにできなかった虫を知らべる行動を遅ればせながらやっているところです。

速度が上がっていけば社会化を促進させます。

もしまたチャンスが奪われるようならこの行動はそこで止まったままになります。

環境がなければ社会化はしないのです。

 

犬のしつけに行き過ぎた英才教育は危険

 

犬のしつけやトレーニングを学ぶというとたいていの人が「オスワリを教えること」

「トイレのこと」「散歩のやり方」「おりこうさんにふるまうこと」を教えることだと思っています。

もちろんどれも間違ってはいないのです。

もっと行き過ぎているのは、スポーツや芸などのトリックやドリル的なオスワリフセの繰り返しなどを犬に習わせることです。

これは子供の英才教育型しつけの犬版になります。

子供にもドリルを早くさせる、机の上の勉強を進める、スポーツをさせる、歌を習わせるなど習う形の勉強法が進み過ぎました。

同時に子供たちは庭や土や草で昆虫で遊ぶ機会を奪われたのです。

そして犬たちも今同じ流れをたどっています。

ただこうしたしつけは犬のしつけに絶対に必要というわけではありません。

もし必要な部分があってもそれは犬のしつけの枝の部分であって幹ではないのです。

 

犬のしつけの幹となるのはどんなことなのか?

 

犬のしつけの幹とは、犬が犬として生きる力を身に着けるチャンスを与えることです。

その一つとは犬が習性を通して発する行動を尊重し自制を育てること

これが犬の昆虫遊びとつながっているのです。

少し犬のことが面白くなっていただければ、犬は奥が深いので生涯を通して学んでも学び尽くすことはありません。

永遠に続く楽しい学びです。

犬の虫遊びは犬の成長とともにその形を変えていきます。

どんな発達の形を進むのかまたご紹介します。

※このブログでは様々な犬のことを少しずつお話しています。

話が途中になったり、話題が多すぎて書ききれないこともたくさんあります。

レッスンを受講中の方は「ブログのあの話の続き教えてください」とお気軽に聞いてください。

あなたの犬に必要な話題は今すぐにご提供します。

ブログはそのきっかけのネタ作りに過ぎません。どうぞご理解ください!

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<犬のこと>instagramインスタグラムで知った様々な犬への思い

インスタグラムで知った世界の犬と人の暮らし

 

最近インスタグラムを始めたことで犬についてさらに学んでいます。

ただその世界、喜びばかりでなく戸惑いもあります。

自分が公開する写真が#犬#犬と山#犬の行動#犬と自然#ドッグスクール#いぬすたぐらむ#犬との暮らし…なわけですから、インスタグラムの方もこの犬の写真いかかですか?みたいなものを提示してきます。

世界中の犬の飼い主が撮影した写真を見ることができるため、いろいろな国でいろんな風に犬が生活している風景に接することができました。

 

自然と共に暮らす人と犬の風景が世界中にあった

 

#dognatureをフォローすると、同じタグをつけた写真が届きます。

中には本当にすばらしい森や湖のほとりや山の中で犬が凜として活動している様子を収めた写真を見つけて興奮しています。

この表情すごくいい、犬が風景の一部になっている。

と国を確認すると、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン…などがありました。

国のルールなのか犬との信頼関係なのか自然の中でリードをつけている犬はほとんどいません。

しかもどの犬の瞳も輝いていて美しい。

犬として生きていることを誇りに思っているのだということが伝わってくるのです。

特別小さいサイズでもない、特別いびつな形をしているわけでもない。

純犬種ということもない、いわゆるミックスのような犬もいます。

庭で撮影されている写真もビックリするほど広くてきちんと手入れされています。

庭や家を大切にする人は犬も大切にするのではないかというのが私の今のところの考えですが、まさに当たっているような気がします。

除草剤は使っていないし草や木々は人の手で整備されています。

特別な金持ちばかりとも思えません、犬と人の暮らしはどちらかというと田舎の郊外ではずっとこんな風だったのではないかと想像するのです。

 

犬が尊重されていないと感じる写真もたくさん

 

一方でインスタグラムの写真の中にはガッカリとしてしまうものもたくさんあります。

犬にいろんな服を着せてファッションショーのようになっている写真

犬にお箸で食べ物を食べさせて赤ちゃん化させているもの

犬をひっくり返して撫でまわす飼い主だけの喜び

しかもこれらの写真ですが、ほとんどが日本のものでした。

犬が小型化し特殊な形をした犬が流行るのも日本独自の傾向であることはまぎれもない事実です。

日本では急激に犬が愛玩犬というオモチャとして愛されるだけになりつつあるのではないかと危機感も高まります。

小さな犬や飾り毛の犬は野外活動が苦手です。

危険なものも多いし毛にいろいろな草が絡まってしまうからです。

野外で嬉々として活動するインスタグラムの中の犬たちは愛玩動物として愛されているのではなく犬として愛されているのです。

両極端に別れる犬への価値観と犬を大切にしているという同じだと思っている思い。

実は大きく違います。

犬が犬として生きることを尊重することができる飼い主は本当に犬のことを愛しています。

しかし犬が人に喜びを与えることを望む飼い主は犬を愛してるといえるのかどうか疑問を感じます。

インスタグラムを始めたことで学んでいること。

見なかったようにしていたあまりにも衝撃的な犬の映像も見ることになりました。

ああだからなかなかしたくないと思っていたのだけれど、踏み込んだのだから直視しましょう。

そして私が何を大切にしているのかを伝える、それがインスタグラムを始めた理由です。

いつか同じような価値観を持つ人と同じ思いを共有できるようになる時間がもっと増えればと願いつつ継続は力なりで頑張ります!

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<犬のこと>“外ではお利口さん犬”は本当のしつけを目指そう!

あなたの犬はどちらの犬ですか?

 

さて現在のあなたの犬は以下のAとBのどちらでしょうか?

A きちんとしつけをされている犬や落ち着いて人と生活をしている犬

B しつけをされていない礼儀知らずの犬や興奮したりパニックになりやすい犬

Aのような気もするけど、Bのような感じもする。

この二つの犬の違いをどうやって線引きしているでしょうか?

状況によってはAになったりBになったりすると感じるのでしたら次のようにとらえているかもしれません。

状況によって違う犬について飼い主が語るのはこんな感じです。

「外ではお利口さんなんですが、家ではモノをかじったりして…」とか

「外ではお利口さんなんですが、家ではトイレの失敗をするんです…」など。

会話だけを聞いていると犬のことではなく子供のことを話しているようにも聞こえますね。

 

外ではお利口さん…は本当のお利口犬ではない理由

 

家でルールを守れずに暮らしている犬、家では吠える犬は確実にAの「しつけのされていない犬」の方です。

外でお利口さんだと感じるのは、人でいうところの内弁慶という状態で外では自分を表現することができないということです。

その分家の中では自己主張が強くなるので、マーキング、吠え、噛みつき、家具を破壊、壁紙をちぎる、モノを壊す、拾ったものを返さない、来客に吠えるなどなど。

自分のテリトリーを主張すると同時に、自分の落ち着かない気分を室内で発散するような行動を繰り返します。

でも外の屋外環境は他の犬たちと縄張りを競いあう場です。

そこで自己主張をすれば地域の犬に自分の存在を知られることになります。

大人しく他の犬を見ないようにしたり、こっそりと排泄をしたり、マーキングしても逃げ去ったりして他の犬とは交わらないようにして自宅に逃げかえるしかなくなります。

家が近づくと逃げるように家に逃げ込む犬は本当に多くなりました。

 

お家の中でのルールを守ること、それが本当にしつけられた犬

 

家という人との共同生活のテリトリーの中でのルールに従うことのできるようになった犬

それこそが人と落ち着いて過ごせるようになった礼儀正しい室内犬と言えます。

落ち着いている室内犬は、来客で騒いだりはせずに落ち着いて迎えます。

人に飛びついたり顔をなめたりすることはありません。

ハウスに入って待ってねといえば、自分のハウスで待機することができます。

朝起きたからとワンワンと吠えて飼い主を起こすこともない。

飼い主のモノを壊したり家を破壊することもないでしょう。

ただ、しつけのされていない犬は犬が悪いのではなく問題は飼い主側にあるのがほとんどです。

 

室内のルールの導入はフェアに行うのが賢い飼い主

 

室内のルールに従うことがしつけのできている犬だという説明をしました。

しかしこのルール、あまりにも人側の都合によるものだと犬は反発します。

最近はルールの決め方が人の都合になりすぎて一方的だと感じられることが多々あります。

これでは、お互いのためのルールを作ったしつけではなくなります。

犬のしつけの本当の目的とは、

犬がルールを守ることで人と安心安全に生活していく力をつけることです。

これに反して間違った犬のしつけは、飼い主の思い通りにしたいということです。

これは大きく違うのですが、すでにこの違いが分からないという場合には飼い主として多少の勉強が必要でしょう。

どちらも犬のこと大切にして愛しているように見えるのですが、犬との関係性は全く異なるものになります。

それは深みに到達した飼い主にしか分からないことです。

グッドボーイハートは犬が幸せになる本当のしつけを学びます。

それは飼い主さん自身が犬のことを学ぶことです。
 

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<クラス>連休前半は犬と山のクラスを開催しました。

大型連休の前半が終了しました。

七山でのお預かりクラスとトレッキングクラス、訪問クラス、ヒーリングクラスといろいろと開催しました。

特にコロナ禍で七山行きを遠慮されていた生徒さんたちが久しぶりに七山にトレッキングクラスに来られてリフレッシュされる姿をみてホッとしました。

わざわざ福岡から唐津まで来ていただく生徒さんが「私の方が癒されました。」といわれるとてもうれしいです。

自然の空気や匂いを犬といっしょに感じてそして犬の行動にも変化が見られ、自分たちも気持ちよく過ごせるのが一番です。

トレッキングクラスはとても地味なクラスですが、犬の本質に響く何かをもたらします。

そして人の方も自然から癒しを得ながら、犬に対する価値観や考え方に変化を及ぼします。

それはわたしのようにガチガチに専門的に犬のことを学び続けた人間にすら起きることです。

だったら飼い主さんのようにまだ強い価値観を持っていない人はもっと変わるチャンスがあるはずです。

ただそのために使う時間という財産が必要であって、それをどのくらい犬と自然の中で過ごすという時間に置き換えられるかということでしょう。

グッドボーイハートの犬の学びの中には対処法はありません。

対処法はあくまで対処法であって、本当に犬との暮らしが幸せに向かう道ではないからです。

連休最後の七山クラスは生後3ケ月の子犬ちゃんの七山デビューでした。

小さなお庭や広場で犬の行動を観察しながら、犬の行動の意味や犬に何が起きているのかを説明しました。

とても高度な話なのですが飼い主さんはしっかりと話しの内容についてきてくださいました。

グッドボーイハートでみなさんが学ばれていることは、おそらく国内のドッグスクールのどこにいっても聞けないようなことばかりです。

トレーニングの技術を語っているのではなく、犬のことを犬の立場にたって語っているわけです。

そしてみなさんのこれからの犬との生活は、明らかに自分の周囲の飼い主たちとは違ってくるでしょう。

犬に対する見方や考え方が大きく変化するはずです。

小さな枠の中で犬との生活をぎこちなく楽しむのではなく、枠を超えて自由な発想の中で犬のことを考えていきましょう。

それが枠のない七山という自然の中で過ごす意義なのです。

日々の変化が小さな成長が犬の生活に安心とワクワク感をもたらすでしょう。

ゆっくりと犬と自分の変化を味わいましょう。

まあそんなドッグスクールもあってもいいかなと思っています。

「我が生涯に一片の悔いなし」とはまだ言えませんが、犬を見る目は以前よりずっとクリアになりました。



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<自然のこと>一晩中光る稲妻と響く雷鳴の元で動物になる

昨晩は七山で今年一番の雷の夜となりました。

七山の野菜屋の名前が「鳴神の庄(なるかみのしょう)」ですから、七山は雷の多い地区であることは間違いありません。

七山の家にいるときにはっきりと視覚的に雷を見ることができました。

雷というのは「雷が落ちる」のことばのように上から下に落ちるものだとずっと思っていたのですが実際には違いました。

雷は地面から突き上げられるように上に向かっていく感じなのです。

上から落ちる電流と交わり空中で火花を散ったように赤くなるのが窓から見えます。

バキバキという音と花火のような赤い光が数秒毎に連続して起きるのですから慣れていなければ大変怖いものだと思います。

私も自然の中で暮らしたことなどなく愛犬オポと共に七山に来た雷を体験したときには本当に大変な思いをしました。

でも特別危険なものに対するオポの反応を頼りにしていたので、雷が自分に対して影響を及ぼさないことも自然とわかるようになりました。

それでもいくつかのことをすればというのが条件ではありましたが…。

※ここでは省きます。

結局のところ野生動物たちはどうしているかというとそれぞれに巣穴や地面に近い場所に身を潜めて雷が通るのを待ちます。

室内では安全のように思えるのですが、木々は通電しやすいため木製の家はやんわりと電磁波に包まれます。

雷に当たって爆発するとか痛手を受けるというダメージではなくって、やんわりと大きな電磁波に包まれるような感じです。

都心の犬たちには雷恐怖症の症状をよく見かけましたが、ご自宅で雷恐怖症である犬も七山に連れてきている間にはその反応が見られないことが度々あり不思議に思っています。

私自身もかなり感覚は敏感な方だと思いますが、昨晩の雷の間中体の部分的にしびれが流れるような感覚を受けていました。

それは怖いというよりはどちらかというと気持ちが良いという感じなのです。

おかげで今日は体がすっきりとしていていつも以上に活発に行動できました。

犬たちが雷をどのように受け取っているのか、クレートの中にいる状態ではのぞき見るのも失礼ですが、騒いで手に負えなかったという記憶はありません。

怖いと思ってしまうと何も感じられないのでしょうが、すべてを手放して受け取る気持ちになると入ってくる感覚なのかもしれません。

動物は準備さえできればそうなるような気がするのです。

犬と向き合う職業病だと思いますが、自分は人よりもかなり動物に近い感覚なのだと思います。

こんなとき犬とは共感できるなと感じられる不思議な時間でした。

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<クラス>トレッキングクラスでお互いの成長を知るとモチベーションもアップする

久しぶりに頭数の多いトレッキングクラスになりました。

ある程度犬たちが慣れていて生徒さん通しも信頼感が生まれないと3頭以上のトレッキングは開催していません。

今回は数頭のトレッキングを繰り替えたりセミナーでお話した生徒さんたちがちょうどご都合がついたのでコロナ以降はじめての人数になりました。

しかも前日まで雨予報で不安な気持ちだったのに、今日のトレッキングクラスの時間だけ晴れ間になりました。

「雨でもトレッキングに来ます!」というツワモノの生徒さんたちが何人もいたので天気の神様の方が折れてくれたのでしょう。

犬たちの山歩きの姿を見ていると犬の社会性の発達の段階や今の状態がよくわかります。

参加される飼い主さんの方も犬のことがわかればわかるほど、犬の様子がわかるようになっているようです。

今回も久しぶりにあった犬ちゃんを見て「●●ちゃんって、前回すごく興奮していた●●ちゃんですよね。落ち着きましたね~」と声をかけて下さる飼い主さんがいました。

本当の成長をわかってくれる犬の飼い主はなかなかいないので、こうしてここで成長を見てくれる仲間がいることが飼い主さんにとっての励みになっています。

犬を見てリードをひっぱって近づいたり、吠えたり鼻をならしたり、飛び上がったりする犬のことをを「犬が好きな犬」だと勘違いしている人がほとんどです。

特に国内では犬を理解する力がどんどん落ちていますので身近にまともに話せる飼い主がいないと孤独感も感じるでしょう。

そんな世間の中で「ちゃんと犬の気持ちを理解できる飼い主になれて良かった」と思っていただけることがグッドボーイハートの喜びです。

日々の成長は飼い主さんとの日常生活の中で。

これがグッドボーイハートのクラスのモットーです。

そしてその日常生活の中に犬との山歩きを取り入れてみましょう。

 

犬とトレッキングクラス

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<クラス>はじめてのお散歩レッスンで見た子犬の行動からわかること

犬が自分の家に来てはじめてのお散歩のこと覚えていますか?

どこでどんな風に過ごしたのかを覚えていますか?

特に今まで室内経験しか持っていない子犬にとっては屋外というもうひとつの世界があることを知る一瞬です。

庭などで屋外経験をさせた子犬とは違ってその驚きや不安も半端なものではありません。

いわば柵の向こうの世界があることすら知らなかった子犬が、新しい世界があることに気づいた一瞬。

その一瞬の子犬の表情を見たときに子犬が今どのような状態であるのかを知ることができます。

だからレッスンのときに最初に散歩に出す機会を得られることは、自分にとっても特別のことなのです。

子犬のときからレッスンを受けてくださっている飼い主さんの犬ちゃんたちは、比較的落ち着いて外の世界を受け入れます。

最初の散歩に出るまでにご自宅での環境を整えているので、室内での排泄の失敗などはなくなっているからです。

今日も犬用バッグに入れて最初の散歩練習のために飼い主さんと共にすぐ近くの公園に出かけました。

バッグの入り口を開けて子犬が世界を知るのを待ちます。

今日は本当にタイミングが悪く子犬がバッグから出てくるのを待つ間に近くにいた人が子犬ちゃんに気づいて近付いてきました。

手を犬に差し出して出ておいでと声をかけます。

子犬は警戒心を高めてその人を見つめ、すぐに私が人側の制止に入りました。

「今日はじめて外に出たんです。まだ知らないこといっぱいです。」

だから見守ってほしいということを言いたかったのですが、伝わらない感じがしたので子犬と通行人の間に割り込んで立ちました。

なんにでもすぐに介入してくるのは日本人の長所なのですが、ときには少し距離をとって欲しいと感じることもあります。

ずっとでなくていい、ほんの数十分とかまた次の機会まで待って欲しいのです。

通行人も別の場所に移動したので子犬や地面の臭いを嗅ぎながら土の上に出てきました。

リードを持つ飼い主さんが見守ります。

本来子犬に失敗はない、だから叱る必要もほとんどありません。

子犬を叱っているならば、管理や環境の整え方が上手くいっていないのでしょう。

子犬は自分の思ったままに行動しますから、それをある程度制限していければ大丈夫です。

子犬ちゃんは早速地面に自分の臭いをこすりつけたり、排泄をして臭いつけをしていました。

この行動はとても活発で自己主張の強い犬のする行動で、この子犬ちゃんの性質をよく表しています。

本当に小さな行動が大切なのだと思うと犬の行動のひとつひとつを見逃したくないと思いスマホなどをしている時間などはありません。

明日はまた違った行動をするであろう犬ちゃんのお散歩練習。

来週がまた楽しみです。

お散歩デビューしたモモちゃん

Posted in クラスのこと, 犬のこと

<受講生のコトバ・なつめちゃん編>黒柴なつめちゃんが家庭訪問レッスンを受けて

グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講された生徒さんからいただいた感想をご紹介しています。

今回は家庭訪問レッスンを受講した黒柴のなつめちゃんの飼い主さんからいただきました。

ここからどうぞ・・・・・・・・・・

犬のことで悩んでいたときにグッドボーイハートの家庭訪問レッスンをネットで検索して見つけました。


犬のしつけ方を習おうと思ったきっかけにはいろいろなことがありましたが、一番気になっていたのはなつめの散歩の問題です。

なつめは散歩に出かけるときは自分から犬用のバッグに入っていくのですが、歩きはじめるとリードの引っ張りが強すぎて喉を痛めてしまうのではないかと大変心配になったのです。

散歩中のリードの引っ張りを止めさせたくて、ネットでいろいろと調べて試してみましたがどれもうまくいきませんでした。

それで家庭訪問のレッスンを受講することになりました。


家庭訪問のレッスンを受講して、なつめの行動は少しずつ変化してきました。

まず一番悩んでいた散歩の歩き方が改善したことです。

クラスを受講する前は引っ張りが強く二本足立ちになったりくるくる回りながら歩いたりしていました。

練習の成果が見られ今では自分の横について人にあわせてゆっくりと歩くことができます。


はじめは全くできなかった散歩中のオスワリも最初は少し抵抗をしましたが、一旦できるようになるとすぐにできるようになりました。

散歩の途中でお座り待てをさせて人と話すこともできるようになりました。


家の中の行動もかなり変わりました。

なつめのハウスやベッドなどを準備して、リビングでは自分の居場所で落ち着くことができるようになり、前よりずっと落ち着いている時間が増えました。

部屋で家具を噛むことがなくなり、自分のオモチャやガムや木などを噛んで遊んでいます。


トレーニングを受ける前は来客のときインターホンがなると吠えたり興奮したり来客に飛びついたりしていたのですが、今ではとても落ち着けるようになってきました。

来客が来たときもマテがずいぶんと待てるようになりました。


他にも毎日自分の帰宅のときに興奮して飛びついてとびついていたのがなくなったり、日常的によくあった要求吠えが減ってきました。

トレーニングクラスを受講して、自分のなつめに対する接し方でなつめにどのような影響を与えていたのかが理解できるようになりました。

先日はなつめを連れて家族で外出する機会がありました。

そのときお店でもとても落ち着いていたのを見てなつめはずいぶん変わったと思います。

お世話になり、ありがとうございました!


・・・・・・・・・・・・

黒柴のなつめちゃん、トレーニングクラスを受講された年齢は生後6ケ月を過ぎたころでした。

犬が成長と共に変化する年齢がいくつかありますが、乳歯から永久歯へと体が変化する生後6ケ月にはいろんな変化が訪れます。

その変化の中には、今まで溜まっていた不安が吹き出すようにあふれるストレス行動があります。

散歩中のひっぱりも喜んで散歩に行きたいのだと誤解している飼い主が多くいます。

ほとんどの犬は逃げるようにリードを引いたり、不安でマーキングを繰り返します。

リードで犬を制しようとしても普段の日常の生活からルールがはっきりしない状態だと、犬はリードの制御を受け入れられません。

なつめちゃんの飼い主さんは、ひとつひとつのルールの積み重ねをきっちりと重ねていかれました。

飼い主さんがレッスンで導入したルールを自分流にしすぎず正しく守っていただくことがトレーニングの成果に現れます。

なつめちゃんはその成果を発揮できた犬ちゃんになりました。

ひとつひとつできるようになることが増えることが、ほめたり叱ったりしすぎることを減らしていきます。

オヤツや罰をしつけに使う必要はほとんどありません。

なつめちゃんもちゃんと飼い主さんに答えながら自分に自信をつけて不安を解消していきました。

これからもなつめちゃんはご家族といっしょに学び、いっしょに成長していきますね。

またお山でなつめちゃんをお待ちしています。

山歩きで休憩するなつめちゃん

Posted in 受講生のコトバ

<クラスのこと>訪問レッスンで福岡市内で犬との山歩きにYMAPヤマップを導入!

グッドボーイハートの大切なクラスであるトレッキングクラス。

通常は環境把握ができて一緒に育てていただけるグッドボーイハート七山の尾歩山で開催しています。

今日は特別に家庭訪問プライベートクラスを受講されている生徒さんと犬ちゃんといっしょに福岡市内の山歩きの練習をしました。

普段から自宅近くの山歩きを週末の日課にしていきたいという飼い主さんの意欲を買いました。

犬とトレッキングにはどんな注意や配慮が必要なのかをお話しながら歩きます。

犬と飼い主さんが歩くにはどんなコースがいいのか事前に情報を得るためにはじめてヤマップを利用しました。

ヤマップはスマホのアプリで山歩きをしている方の多くが活用しているものです。

ヤマップの会社が福岡市博多区にあることから勝手に親近感を抱いてしまい、いつか利用したいと思っていたので今回はチャンスでした。

ヤマップには今回歩いた山の管理者の方の見事な写真入りのルートが掲載されていました。

コースが分かるということは環境がある程度わかるということ。

マップが頭の中にあることは登山の絶対のルールです。

雨でなかなか外に出られずぐずぐずしていた犬ちゃんも大満足のトレッキングでした。

グッドボーイハートにどうして出会ったかわからないけど、少しずつですが犬のことが分かってきましたという飼い主さんのお言葉に登山の疲れも吹っ飛びました(気持ちだけは…)。

ヤマップ、すごく良いのでおすすめします!

犬とトレッキングクラスを福岡市で開催

Posted in クラスのこと