今月の犬語セミナーは対面クラスとオンラインクラスの双方で開催します。
10月23日㈰ 12時~14時
① グッドボーイハートオポハウスでの対面クラス
② ZOOMを利用したオンラインクラス
事前申し込みが必要
同日、グッドボーイハート・オポハウスにて開催するセミナーのオンライン配信型になります。
ご希望の方はメールもしくはお問い合わせフォームでご連絡下さい。
今月の犬語セミナーは対面クラスとオンラインクラスの双方で開催します。
10月23日㈰ 12時~14時
① グッドボーイハートオポハウスでの対面クラス
② ZOOMを利用したオンラインクラス
事前申し込みが必要
同日、グッドボーイハート・オポハウスにて開催するセミナーのオンライン配信型になります。
ご希望の方はメールもしくはお問い合わせフォームでご連絡下さい。
「犬を叱ってはいけない」「犬は褒めてしつけるのがいい」というしつけ方が流行したため、その流れが生み出したものは「犬を褒めてしつける」が行き過ぎた「犬をおだててしつける」犬のしつけ方です。
犬のテンションを上げることや、犬に食べ物を与えて行動を起こさせようとするしつけ方が方向性を失った結果、犬は抑制の効かない動物に、そして飼い主との信頼関係を作れず、孤独なストレス状態に陥ることになります。
犬は社会的な群れを形成して生きる動物です。
群れの中での親犬が子犬や未熟な若い犬の教育は、群れそのものが正常に機能し群れが存続することにつながります。
群れとしては今すべきことを伝える方法を身につけておく必要があります。
しかし、フセを教えるとしてもその教え方(学習のさせ方)によって結果は全く違うものになります。
犬がおやつなどの食べ物やおもちゃをもらうなどの報酬が出ると察知したときにはする行動も報酬が出ないと知ると従わない、これは犬のしつけとは言えません。
犬は食べ物をもらうためにただ行動しているということになります。
つまり、飼い主と犬の間に主従関係ができているとは言えません。
従うべきは、優秀な群れのリーダーとしての飼い主だけです。
強く優れていなければ従う価値がない。
これが犬の社会です。
強い飼い主にならなければいけないと、犬に言うことをきかせようとして大きな声が出てしまうこともあるでしょう。
「強くフセと言わないとフセないのですが、叱っているようで可愛そうになります。」と戸惑う飼い主さんもいます。
フセという号令は叱るためのダメとかノーとかいう言葉ではありません。
犬を否定する言葉ではなく、犬に行動を起こさせるための言葉です。
その言葉、伝わらないとしたら何が足りないと説明すればいいのだろうかと考えていたときに思い出した映画があります。
それは「三島由紀夫 VS 東大全共闘 50年目の真実」という映画です。
この時代を生きていないので内容は難しく理解することはできないのですが、三島由紀夫氏と当時の全共闘の東大生の討論の中に「伝えるということ」のヒントを得られるような気がして数回見ました。
三島氏は討論の中で「熱情を感じることができた。」と表現しています。
熱情とは熱意のことでしょうが、他にもこの討論を通して行き来しているものがあります。
ナレーターが最後にまとめる三つのこと。「尊敬、言葉、熱量」。
この三つは、人が犬に対して真剣に接するときには外せないものなのです。
まず尊敬。もっとも重要な要素です。
犬という相手を尊敬(リスペクト)していなければ、大きな声はただの暴言になります。
犬は素晴らしい動物だ、あなたのことを尊敬している、だから私と真剣に勝負しなさいという気持ちがあるでしょうか。
犬にネコなで声で話しかける、キャー可愛いとおだてる、犬を表面的に扱うことを私は好みません。
それは、犬をただの動くぬいぐるみ程度としてしか見ていない軽薄な行為だと思うからです。
犬は人の喜ぶような形や顔にされています。
みなが可愛がったり抱きしめたりしたいというような容貌になっています。
それでもやはり犬は犬。
彼らには強い攻撃性があり、ひとつの命としてこの世界を生きる希望も持っているでしょう。
ただ彼ら犬の運命は、私たちの国では人に飼われることです。
だから飼い主によって自分の運命は決まってしまいます。
犬を尊敬するということがどういうことなのか、まだよくわからないという方にはローレンツの本をおすすめします。
次に言葉。
犬に理解できるように与えられる犬の機能性としてのコミュニケーションの形であるか、犬が理解できるようになった人の言葉であるべきです。
犬が飼い主の強さをわかって安心できるようにするために、飼い主は犬に言葉を教えるのです。
それは、おすわり、ふせ、まて、といった合図や号令というもので、言葉を持たない犬にとってはそれはシグナルとして認識されているでしょう。
親犬も子犬に対して要求をすることも威嚇することも、攻撃をすることもあります。
それはお互いが共通のシグナルを持っているからであり、それをとらえ違いすることがありません。
ところが人と犬は違ったコミュニケーションを持っています。
なので、人が犬と関係性を結ぶにあたって要求すべきいくつかの合図は犬に教えておくべきです。
ローレンツはマテとついて歩くことと、バスケットだと言っていましたが、私は、フセマテ、ついて歩くこととオスワリ、の二つのセットが必須だと思います。
最後に「熱量」です。
実はこれもとても大切なものだと思います。
前述の「大きな声を出すと叱っているような気がして」という部分ですが、大きな声は必要なくとも熱量は必要です。
熱量があれば声が大きくなっても仕方ありません。
それは犬を叱っているからではなく、対話には熱量が必要だということです。
実際、犬と犬のコミュニケーションを見ていても、興奮している犬を一喝する犬の声はワンにしろ、ウォンにしろ、ウォーにしろ、ガルにしろ、ある程度の熱量があります。
その熱量は私たち人間の比ではありません。
逆に、犬が人に咬みつこうとして威嚇するときにもすごい熱量を感じられるでしょう。
咬まれたことがなくてもガウという犬の威嚇音にひるむ人は多いはずです。
伝わらなければ意味がない、これもまた犬の世界です。
熱量は怒りではありません。
大きな声は怒っているわけではありません。
むしろ怒りは対話を生まず、怒りは決裂を生み出します。
犬に対する「どうして思い通りにならなのか」「なんでそんなにいうことを聞かないの」という怒りや憤りを犬は敏感に感じ取ります。
犬の方は「終わったな」と思うかもしれません。
怒りは犬との関係を良くするために全く必要がありません。
必要なのは「熱量」。
熱量は継続して出すことができますが、怒りはそう長くは続きません。
動物と真剣に向き合って信頼関係を築き上げたいと思うなら、まずその動物のことを知って理解すること。
相手の習性や立場を知って理解した上で、相手を尊重することも大切です。
犬を尊重するということは、飼い主である自分が社会的に主導権を握るリーダー的な立場を犬が認めてくれるように考えて行動をするということ。
これは犬を弱い動物としていじめることではなく、犬が飼い主と良い関係を結び安心して暮らしていくために必要なことです。
「強くなければ従う価値がない。」
人が強い動物であったからこそ、犬は人に従う価値があると判断したはずです。
同時に人はそれほどバカでもないらしい。
人は他の動物について知り学ぶ知識を身に着けるという習性も持っています。
犬に認められる飼い主となるために、自信を持って号令を出しましょう。
現在、瀬川製作所の首輪とリードをお使いの方に緊急でお知らせいたします。
瀬川製作所のドイツなめし製品がすべて製造中止になるとのことでした。
本日そのことが発覚しました。
理由は、ドイツから皮が入ってこない、なめす機材が劣化してきて使えなくなってきた、ということだそうです。
リードに関しては、金具が二つある盲導犬リードを含めて在庫がなく生産もされないそうです。
首輪に関しては、在庫分で終了のとこで少し残っているそうです。
現在ドイツなめし首輪をご利用で、替えの首輪として必要な方は、急ぎメールかラインでご連絡下さい。本数と色をご指定下さい。
リードについては、仕入れ先に黒のシングルリード(金具がひとつのノーマルなもの)の在庫が若干あります。
幅は18ミリ、15ミリ、12ミリ、8ミリ。
小型、中型は12ミリか8ミリがおすすめ、大型犬には15ミリか18ミリがおすすめです。
こちらも在庫僅かのためお早目にご連絡下さい。
すばらしい商品だったので本当に残念です。
また新たな良いリードと首輪を探してみます。
不安定なお天気の中で、今月もなんとか晴になったグループトレッキングクラスには神様がついているのかな。
グループトレッキングクラスが初めてのデビュー犬くんもお迎えして、元気に山歩きがスタートしました。
この日はお預かり犬が多くまだ犬たちの関係性も不安定な状態でした。
オポ広場をできるだけ安定した場所にしたいという願いから、トレッキング開始前の準備段階から私も生徒さんの犬たちのリードを一時的に借りて練習に参加しました。
練習内容はいつもの服従訓練です。
犬と規則正しい形で歩く、オスワリ、フセ、マテ、とまれ、などの基本形を繰り返すだけです。
ただ座ったり伏せたりするだけでなく、形がとても重要です。
オスワリのときに体重を落とす場所、フセのときに伏せる形と場所。
歩くときにどの位置にあるくのかなど、きちんとした服従訓練ができるということは犬が人に従う形になるということです。
いつも飼い主に従う関係が出来ていれば服従訓練などはとても簡単なものですが、飼い主に従っているようで従っていない犬はたくさんいます。
おとなしくいうことを聞いて問題のな犬でも、飼い主に従うということとはまた別のことなのです。
服従関係がきちんとできれば、マーキング行動がなくなります。
オポ広場でやってほしくなかったこと、それは犬のマーキング行動です。
マーキング行動をする犬は隙あらば飼い主から逃げます。
逃げても自分の都合で戻っては来る犬がほとんどですが、飼い主と一心同体の群れになってはいません。
飼い主に依存して逃げることができない犬もいます。
依存するタイプの犬たちの中にもマーキングで自己主張する犬がいます。
飼い主に依存はしても服従はしない、ルールは自分が作るから他の犬とうまく関係性を築くことができない。
「わたしがルール」の犬たちの世界も、このオポ広場ではいったんストップです。
朝から私の気合を感じて下さったのか、飼い主さんたちも頑張って下さいました。
今日はマーキングゼロを目指してのトレッキングクラス。
いつも以上にまとまりがあったと感じています。
トレッキングクラス後の対面クラスも盛り上がりましたね。
預かり犬たちのお世話のために犬語セミナーは来月に延期させていただきました。
おかげ様でたくさんの預かり犬たちのお世話が充実した一日となりました。
預かり犬たちを広場にフリーにしたときに、いくつかの犬がマーキングをした痕跡がわかりました。犬が反応するのですぐにわかりますね。
不安の要素を消すためにも、「みんなでひとつ」に近づける時間と空間を作ります。
お預かり犬たちから学んだことは、またブログでご紹介します。
時間がどんなにあっても学ぶための時間が追い付きません。
だからみなさん一緒に学びましょう。
生後4ケ月の柴犬くんと1歳3ケ月の犬くん
七山の山の学校オポハウスの屋根のリフォームが終了しました。
屋根の面積は広いので綺麗な緑色が復活して、古いオポハウスがまあまあな感じに見えます。
そして、屋根には犬の足跡マークをつけました。
屋根を上って向こう側に歩いていくような感じにしてもらいました。
リフォーム中のオポハウス
オポハウスにパウマーク
オポハウスの屋根にロゴ
今月のグループトレッキングクラスと犬語セミナーは以下のとおり開催いたします。
犬語セミナーは2ケ月お休みをいただきましたので、気合を入れていきます!
どちらもご参加希望の場合には、事前にお申込み下さい。
・グループトレッキングクラス
9月25日日曜日 10時集合
・犬語セミナー
同日 12時~14時
参加料金 2500円
犬語セミナーは犬と犬のコミュニケーションを学ぶセミナーです。
身近な犬たちから学ぶことが効果が高いため、お預かりクラスやグループクラスで撮影した動画を教材として使用しています。
他にもみなさんのご自宅で起きてる犬の行動を撮影したものを常時募集しています。
犬語セミナーは犬の行動を自ら観察して分析するための手法を学ぶことが目的です。
繰り返し動画を見てスキルアップを図る機会として下さい。
私も毎回新しい発見があって楽しみにしています。
犬と問題なく暮らしていると飼い主たちには程遠いはずの犬の問題行動。
その犬の問題行動がまさか自分の犬に起きるとは、犬と暮したばかりの、もしくは犬を迎える前の飼い主には想像もできないでしょう。
犬の問題行動のご相談は、生後3ケ月とか生後4ケ月という子犬時期であることもあるし、8歳、9歳、10歳という犬ではかなりの高齢になることもあります。
問題となる行動の種類は、犬のもつそれぞれの犬種や性質といった個性によっても違いがありますし、むしろ飼い主の生活スタイルや生活環境によって習慣化された犬の飼育環境は犬の個性よりもずっと犬の行動に影響を与えています。
犬の飼育環境と飼い主の犬に対する接し方や飼い主と犬の関係性が犬の性質を育ててきたといっても言い過ぎではありません。
ですが、ひとつだけ絶対にどの犬にも同じだと言えることがあります。
それは、どんなに重大な犬の問題行動も最初は小さな問題から始まったのだということです。
飼い主に対してかみついたり、散歩中にリードをひっぱって興奮して人や犬に吠えたり、室内で来客に対して吠える、インターホンで興奮するなどいろんな問題行動がありますが、その問題行動にも最初があったはずです。
特にかみつき行動の場合には、最初は軽く人の手に牙をあてる、声をだして吠える、手をなめるといった行動や、人に対するとびつき行動といった行動で始まります。
この最初の人に対する自己主張の強い行動を見逃さずに対応しておけば、急に噛みつくような犬にはなりません。
しかもその行動は大体生後6ケ月くらいまでに出てきます。
犬の生後6ケ月というと犬の乳歯が永久歯に生え変わるころです。
犬の永久歯が生えるころには犬の顎は大変発達しています。
犬は動物を捕食する動物ですから、犬の牙と顎は動物を殺傷することに利用するために発達してきました。
生後6ケ月になり永久歯が生え変わった犬は、刀を腰に差している状態なのです。
その武器を自分が生きるためにも使うと同時に、群れを守るために使うという風に成長していれば問題を起こすような犬にはなりません。
生後6ケ月までを飼い主の甘やかしの中で育てられると、飼い主に対する主張をしたり飼い主は自分を守る存在ではなく自分よりも下の存在となってしまい、吠える、咬みつく、マーキングといった攻撃行動を周囲のものにするようになります。
自分の子供に対しても生じる「まさかうちコが…」という考えが犬の問題解決を遅らせてしまい、問題は悪化し手に負えない状態となってトレーニングスクールにご相談に来られます。
お伝えしておきたいのは、ドッグスクールに犬の相談をされることは決して犬を責めたり悪いと決めつける行為ではありません。
犬の吠える、かみつく、マーキングや破壊行動などはすべて犬のストレス行動です。
一番困っているのは犬自身であるということを理解してあげて、できるだけ早く専門家に相談してください。
飼い主としては「私が一番この犬のことをわかっている」という気持ちですから、相談するのに躊躇する気持ちもわかります。
初回の訪問カウンセリングのときに、飼い主さんが愕然とされる姿を今までなんども見てきました。犬のことをわかっていたつもりで全くわかっていなかった、飼い主さんがそう気づかれるからです。
気付かぬうちに犬の問題が大きくなって犬の精神が蝕まれてしまう前に気づいてよかったと思えるようになるのは、犬の問題に対して前向きに取り組んだ飼い主だけです。
そのうちよくなる大した問題ではないと、犬の叫びを聞こえないふりをして問題だけが膨らみすぎると解決できないばかりでなく、犬の体調不良にもつながっていきます。
犬のしつけは犬が来る前から始まっています。
山の学校は一気に秋の感じが強まってきました。
グループでのトレッキングクラスを開催しました。
街中とは違う空気に「涼しい、全然違うね」と言葉がもれます。
夏から秋へと季節が移る変わるこの時期は、動物にとって何か特別な時間のように感じるのです。
秋の訪れとともに山にはたくさんの果実がなり始めます。
オポ広場の後ろ側には栗の木、柿の木があります。
数日前はサルが栗の実をとりにやってきました。
秋は蓄えの時期、蓄えるために活動する季節なのでしょう。
そのサルが電線を渡る姿を見てただすごいなと感動したのですが、動物の持っている能力とは私の想像を超えています。
できるだけ人が扱いやすいようにと改変を迫られた犬たちは、人の能力を超えることを許されない傾向があります。
繁殖や飼育の方法や可愛がりによって「あなたは無力である」と洗脳する最大の方法は、犬のしつけ方の方法としてネットでも堂々と公開されています。
ですが、そもそも人が犬と共に生活をすることを選択したのは、犬のすばらしい能力を自分たちの生活のために役立たせたいと思ったからです。
そして、たくさんの野生の犬の中からある程度協力関係が築けそうな犬のグループと共にやっていくことができたというところが人と犬の始まりではないかと個人的には思っています。
その犬という動物が、山という犬の一番知っている場所を歩く機会を得ることは当然の権利であると思うし、その機会を飼い主が与えなければ得られないのであれば、ぜひ犬に山歩きをしながら探索をする時間を提供して欲しいのです。
だから、こうして山の学校に生徒さんたちが犬とともにきてくれて、またいろんな山に犬と共に出かけて山歩きをしながら飼い主と犬が関係性を築く機会を持って下さることは最高にうれしいことです。
写真にはたくさんの犬たちが移っていますが、普段は他の犬があまり得意でない犬も集団の中ではとても落ち着いて過ごせます。
トレッキングクラスは、飼い主に犬という動物が何者であるのかを考える機会を持っていただくために、犬と山で過ごす機会を持っていただくために、そしてなによりも山を歩いている犬の姿を「これぞ犬、美しい」と感じていただくために、これからも続けていきます。
また来月もお待ちしています。