グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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トレッキングクラス

寒の戻りで少し肌寒くなってしまいましたが
トレッキングクラスに出かけました。

小さな犬達も多少の寒さよりも自然を満喫するほうが楽しいのか
日頃のストレスを解消しているのか、表情はとても明るいです。

犬が山の中にいて表情が緩やかになるのには
少し時間がかかることがあります。

犬は不自由な時間が多いです。
部屋に閉じ込められたり、つながれたり、庭で自由といっても
犬の動きたい広さからすれば、ほんのわずかな広さです。

小さな犬でも1時間くらいゆっくりと山の中を歩いても平気で
まだまだ歩けるよ、というくらい元気ですね。


午後はミラグロクラス(ドッグヒーラー養成クラス)のアフタークラスでした。
内容はそのときどきで変わりますが、今日は飼い主さんの癒しをテーマに行いました。

冷え性の方が増えているようですね。
それでオイルマッサージを紹介させていただきました。

今日のデモンストレーションではマッサージ用のオイルに
植物の精油入れてを使いました。アロマテラピーです。

効果があるかどうかは期待せずに「なんとなくいいかも」くらいで十分です。
逆にすっごく気持ちがいいと感じられすぎたときは反動も大きかったり
疲れてしまうこともあるかもしれません。

女性は冷えやすいということもありますし、
緊張することで冷えが強くなることもあります。

オフィスワークでパソコンを使ったり、スマートフォンを長い時間みていたり
仕事上のストレスや家事や育児や日常のストレスで心身は緊張状態に陥ります。

ドッグヒーラー養成クラスの目的は「我が家のドッグヒーラー」です。
そしてその基本は「まず自分を癒せるようになること」です。

最初は「癒しって何?」ということでしょうが
いろいろとやっていくうちに自分に必要なものがわかってきて
感謝して受け取れるようになれば、それが癒しにつながっていきます。


ちなみに、犬は刺激の強い臭いを好みません。
犬も自然の香りとエネルギーを必要としていますが
体のつくりや機能の違いで、人と同じ感覚ではありません。

アロマテラピーを利用されるときいは自分の肌や衣服に用いるもの、
化粧水、クリーム、オイル、ジェルなどに含ませて自分に一番近いところに使ってみてください。
そうすると、自分が香りを近く感じることができます。
人には香りの満足が高く、犬にも自然のエネルギーが届くでしょう。

トレッキングと自然のオイルとアロマテラピー。
今日は自然の癒しを満喫した一日でした。




Posted in クラスのこと, 犬のこと

山の手入れのルール

七山校の裏山の手入れや家の修理は力仕事の連続です。

失敗を重ねながら、安全に作業するためにいくつかのポイントがあることに気づきました。
1  良い道具をよく手入れして使うこと
2  やる気があるときにすること
3  余計なことを考えないこと
4  作業後のケアを十分にすること


先日、1つ目のルールを守れず、山の手入れ中に転倒してしまいました。

普段用の靴下を履いた上に長靴をはいていて
靴下が靴の中でズレてしまったのですが
バランスが悪いところで作業していたので気づいたけど
そのままにして作業を続けました。

それでバランスを崩して倒れたところが
自分が刈り込んだばかりの竹の上だったのです。


転倒したのは8年ぶりでした。

1回目の転倒ははげしく、崖を後ろ向きに3メートルくらい落ちました。
それからすごく注意深く作業するようになったのです。
1回目の転倒のときは、作業に見回り番犬をしていたオポが見ていたので
立ち直りも早かったのですが、今回はひとりで痛みに耐える感じです。

なぜかやりきれなさも強く感じられます。
大きなアザがふたつもできてしまいました。

4つ目のケアについてもしばらく怠っていました。

使い慣れていない道具、
特に刃物を扱うときは筋肉を使うだけでなく緊張を伴います。

寝る前に体の緊張をほぐしておかないと、なかなか寝付けないとか
寝ているようで朝になっても体がだるいというように
体が負担を抱えたまま雪だるま式に疲労がたまってしまいます。

疲れたまま作業をするとまたそれが怪我につながります。
今回の転倒も少しその影響もあったのかも、とさらに反省を重ねます。

日々のケアも復活させました。

8年前の転倒のときのオポの表情を思い出しました。
なんと言葉をかけていいかわからないような表情。
かわいそうに、でもないし
がんばれよ、でもないし
何してるの、でもないし

言葉を失ったといったらいいのかな。

今回はオポが見てなくてよかったという気持ちもあったけど
もしかしたらどこかで見ていたりして・・。

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Posted in 日々のこと, 自然のこと

ドッグヒーリングクラス

ドッグヒーリングクラスを行いました。
犬は初老を迎えたくらいの年齢のコたちです。

私は犬の年齢をこんな風にわけています。

1歳未満 幼少期
1歳~3歳 少年期
3歳~7歳 青年期
7歳~10歳 中年期
10歳~12歳 移行期
13歳~   老年期

犬のサイズによって多少の違いはあるとは思いますが・・・。

10歳~12歳の移行期とは、中年~老年への移行の時期で
体はまだまだ若いですが老年に向けてゆっくりと変化していくため
いろいろとお知らせがありますよ、という時期です。

10歳まで元気だったのに急に体調を崩したような症状がでる、
たとえば、下痢、皮膚炎、しこり、歩行障害、食欲不振や
いろいろな炎症など、いろんな症状で体が変化がお知らせとなって届くことがあります。

老齢になって死期が近づいてくるのはどの動物でも同じです。
けれど、これまでにない病気は飼い主さんには予告のないことですから
どのように対応していけばいいのか不安になったり、
すぐに死を結びつけて緊張感が高まることもあるかもしれません。


ドッグヒーリングは病気治しではありませんが
体調を崩している犬に対して、バランスを整えるためのサポートを
促してくれる時間になります。

小さな病気がある犬ほどバランスを取り戻すチャンスが多くあります。
「風邪もひかなくなったら大病」のたとえは犬にもいえるような気がします。

バランスをどのようにして取り戻したのかというのがその犬の力になります。

いろんな病気の解決のために、犬が必要としているものだけを選択するのは
人にとって本当に難しいことです。

結果を急ぎすぎないこと、力みすぎないこと。
これもどちらもなかなか難しいですが、できることがひとつだけ。

毎日のリズムをできるだけゆっくりすること。
これなら、少しずつできそうではないでしょうか。

ヒーリングのリズムは自然のリズム。

とてもゆっくりと流れていきます。







Posted in クラスのこと, 犬のこと

ドギー・テントクラス

例年より暖かさが早くやってきました。
そこで待ちきれずに春のテントクラスを解禁しました。

ドギー・テントクラスは春と秋に開催しています。

私も昨日、久しぶりに犬たちとテント泊ができました!

昨日は強風でしたがテントへの影響はなく、心地よく季節の訪れを感じることができ
テントに入って横になったときにとても懐かしい感覚がありました。
今までいっしょに過ごしてきた犬たちも、テントに入ってきたかのような感覚でした。

グッドボーイハートのドギー・テントは静けさもテーマのひとつです。
テントの中で犬は静かな寝息を立てて寝ています。

暗さと静けさは動物に安定をもたらすこともあれば、不安をもたらすこともあります。
ですが、この犬の寝息は人に環境の安定さを伝えてくれる原始的なメッセージです。

犬も最初から落ち着いていられるわけではありません。
成長を重ねることでテントでの仲間との時間が、特別な時間となっていきます。
何事にも時間というのは大切で、そのかけた時間こそが宝なのだと感じます。

ブログ20160321
お知らせです。

グッドボーイハートの新しいホームページが本日公開されました。

デザイナーのハラプロさんにお願いして製作していただきました。
なんども打ち合わせややり取りを重ねながら根気強くお付き合いいただき、
グッドボーイハートが伝わるホームページを製作していただきました。
本当にありがとうございました。

また、ホームページ製作にあたり写真撮影などでお手伝いいただいたみなさんにも
あわせてお礼を申し上げます。

みなさんのお力を借りて作り上げたこのホームページをさらにお役に立てるものに育てつつ、
このホームページを通して得られる出会いを大切にしていきます。

3月21日。私とオポがこの七山の土地に初めてたどり着いた日です。
公開できる日程は決まっていなかったのになぜかこの日になりました。
偶然がいくつも重なっていく。不思議なことがたくさん起きる。

ワクワク、ドキドキが続いていきます。


Posted in クラスのこと, お知らせ

クラスメイト

生徒さんの紹介クラスメイトです。

今回はラブラドル・リトリバーのエルちゃんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うちのエルはまだまだイケイケガールです。
毎日、朝夕の散歩の時にボール遊びをしたり、ひっぱりっこをしたりして
元気いっぱいにとびはねています。

どんなに寒くても、北風の中
「エルのためなら!」と散歩に行き、
暑い夏には朝5時に起きて、がんばってしまうエルママです。

エルはチョッピリ臆病&用心深い性格のようです。
食欲がすべてのラブラドル・リトリバーのわりには
拾い喰いをすることもできません。

以前はエルママ命だったのですが、
最近では他のワンちゃんやよその人と遊ぶ練習をすることで
ぐっと自立して大人のエルになりつつあります。

飼い主が犬社会のルールや犬とのコミュニケーションの方法を知る事によって
犬と人間の関係がこんなにも楽しくなるとは思ってもみませんでした。
「犬ってこんな動物だったんだ!」
と本当に驚きと感動の連続です。

「エルうれしい」=「私うれしい」と思えることが
我が家の幸せ。

エルに癒してもらっているエルパパ。
そして、エルを癒したいエルママ。
エルで始まりエルに終わる日々。

犬と暮らす楽しみに出会って、エルも家族もとっても幸せです。

右側がエルちゃん、左がオポ

・・・・・・・・・・・・・・・・・
このコメントは2004年5月発行のグッドボーイハート機関紙に掲載されたものです。

オポと年齢の近かったこともあり生涯の友となりました。

エルちゃんは現在老年期を迎え、毎日エルママに癒されながら
健やかな日々を過ごしています。




Posted in 受講生のコトバ

昔の知恵

鍋を焦がしました。

たまに、いやときどきこういうことが起きます。

大体は、クラスの後。
さっきあの行動をしていたときに周りはどのような状況だったのだろうか…とか、
あの行動に対応する方法として提案したこと以外にできることはないだろうか…とか、
そんなことで頭の半分以上を占拠されている状態でごはんを焚き始めたときに起きます。

炊飯をするのに電気炊飯器を使わずにガスを使っています。
水や火加減は毎回同じようにするべきなのに、
水の量を間違ったり火を弱めるタイミングを見失ったり
ガスを止めたときなのか焦げ臭いなと思ったらダメですね。

こげ落としにはほとんど重曹を使います。
ですがこの季節には別のものが使えます。
暖炉の灰です。

子どもの頃に台所の洗い場の隅に豆腐をいれるプラスチックのいれものが置いてありました。
その中に灰色のねっとりしたクリームようなものが入っていました。
母が鍋を洗うときにそれを使っていたのを思い出しました。

さすがにかまどの時代ではありませんが、庭でちょっとしたゴミを燃しても構わない時代でした。
そこででた灰を水に浸して使っていたのだと思います。

なんでも身近にあってゴミだと思われそうなものを道具に変えてしまう。
それを便利に最後まで役立てるというのは知恵ですね。

それにしても、鍋を焦がさないよう「今」を生きることをまだまだ学ぶ必要がありそうです。

Posted in 日々のこと

しだれ梅

昨日はどうしても日のあるうちに七山にたどり着きたくてあわてて移動しました。
福岡は5月の陽気かと思えるようなとても暖かい日だったからです。

しだれ梅が花を開いているはずだと確信していました。
どうしても早くその花を見たかった。

咲いていました。
しかも2つも。

まだ小さなしだれ梅。
今年は咲かないかもしれないよ、といわれていたので
あまり期待はしていなかったけれど、
小さなピンク色の花を咲かせました。

花は自分のために咲きます。
人を喜ばせるためではないと思っています。
自分の命を輝かせるために咲いているのだと。

それでも「ありがとう」と思います。
その美しさに気持ちが救われるからです。

自分を輝かせるのは自分しかありません。
自分が輝くことで周りが喜んでくれるのであれば
こんなにうれしいことはありません。

だから、がんばって自分の花をしっかり咲かせなければ、と思うのです。

中年期にはいってくるといろんなことが若いときのようにいきません。
枯れた花になるだけなのかなと落ち込むこともありますが、
木を見ていると木々は花をつけなくなるともう終わりのような気がします。
もしくは、太陽が当たらない、空気が汚れていると
花をつけなくなることがあるようです。

もともと咲かせる気がなくあきらめているのと、
咲かせようとがんばったけど咲かなかったというのでは大きく違います。
終わりを決めるのは自分ではないように思えるのです。
だから終わるまでがんばることができるのだと。

しだれ梅を見ながら心のシャッターを押しました。
みなさんに届きますように。





Posted in 日々のこと, 自然のこと

伝わる言葉

グッドボーイハートのホームページを改定している途中ですが
チラシも新しくすることになりました。

グッドボーイハートのチラシは最初から自分でつくっていました。
はじめはパソコンで文字をうって自分で書いたイラストを貼り付けたもの。
その後は印刷所での処理に困るということから
自分で文字とイラストを書いたあとレイアウトを指定し、
イラストレーターなどのソフトに取り込んで版下を作ってもらうようになりました。
面倒ですができるだけ自分の言葉で伝えたいという気持ちからこうなりました。

ホームページでもチラシにしても、作る困難さというのがあります。
「グッドボーイハートとはこういうドッグスクールです。」
ということを伝えたいのですが、チラシでは文字数が限られているし
ホームページは文章をたくさん掲載できるのに、言葉で伝わるのか
という不安や葛藤が生まれてしまいます。

たとえば「てにをは」がちょっと違っただけで受け取るニュアンスが
違ってきますし、受け取り方も様々です。

それでも、伝えるために大切にしていることがひとつだけあります。
今日、そのことで共感を得る出来事がありました。

信号待ちをしていて建設途中の複合ビルの中の垂れ幕の広告を見ました。
垂れ幕にはこう書いてありました。

「オープン日は晴れますように。」

本当よね。と感心しました。
すごく伝わってきます。
なぜなら、これは真実のメッセージだからです。
本当に「晴れてほしい」という気持ちが伝わってきます。

私がチラシやホームページで伝えるときに大切にしているのはこのことです。
「真実を述べよう」ということです。
文章を書いている私はライターではありません。
なかなか良い言葉が思いつかないこともあります。
それでも、つたない文章ですが真実をチラシの中に盛り込みました。

みなさんにも新しいチラシを見ていただきたいです。

ちなみに、複合ビルのオープン日は4月21日になっていました。
どなたが決めたのか分かりませんが、
21という数字の力をご存知の方なのかなと思いました。

「晴れますように」という言葉からも
自然にはかなわないという思いも伝わってきます。

どんなところになるのでしょう。
ちょっとだけ楽しみです。








Posted in 日々のこと

力量

七山校の裏山はとっても広いです。
移転したときに森林組合さんのすすめもあって
杉林を雑木に植え替えていただきました。

その雑木が育つまで下草を刈る「下刈り」なるものを続ける必要があります。
もちろん自分ではできないので、いくらかのお支払いをしてお願いするものです。

でも、山よりももっと近い家の周辺は自分でなんとかしなければいけません。

裏庭にあってどんどん背丈が伸びて、家の屋根に枝がしっかりとかかるようになった
木がありました。
幹がとても太く、登って枝を切ろうとチャレンジしたのですが、ひと騒動で
そのままになってしまいました。
チェーンソーとなると、さすがになかなか体力と筋力がいります。
特に生木の場合は跳ね返りが強いため、チェーンソーが自分の方に戻ってくることも。
数回チャレンジしたことがありますが、緊張すると筋肉や手が硬くなり難しいものです。

チャレンジしたいという気持ちもあるけど、自分の力量を知ろという気持ちもあります。

最近、知人がチェーンソーを使っているという話を聞き、早速相談しました。
幹は太すぎて無理だけど、上の方からなら…ということで切ってもらうことにしました。
おかげ様で屋根の腐食問題は一旦回避できました。

自然といっても家の周囲は放置するわけにはいきません。
切る必要のあるもの、植える必要のあるもの、背丈を短くするもの、
よくわからないのだけど、なんとなく感覚をつかみながらやっていくしかありません。

年々、筋肉も体力も落ちているような気がしてなりません。
今はオモチャのような電動式チェーンソーを使っていますが、
チェーンソーが使えるようになるくらいの筋力をつけることが先なのかも。

「薪ガール」という呼び名もあるそうです。
もうガールではないけど「薪レディ」くらいにはなりたいですね。


Posted in 日々のこと

小鳥たち

今日は七山で作業中です。
少しだけ暖かくなってきたけど、風が冷たいですね。
今日は小鳥たちがよく鳴きます。

鳥は声で聞き分けられるはずですが、なかなかわかりません。
聞き取れるのは、ウグイス、シジュウカラ、メジロ…くらいでしょうか。

色や形となるとますます区別がつきません。
ウグイスは鳴き声と共に識別できます。
シジュウカラは色が鮮やかなので分かりやすいかも。
あとは難しいですね。
それほど興味がないということなのかもしれません。

小鳥は、庭に降り立って何かをつついています。
土の表面にあがってきた虫を食べているようです。

小鳥をよく見るようになったということは、虫が出てきたということ。

虫はいろいろと面倒なので、やっぱり好きになれません。
生活に影響を及ぼさなければ、きれいだなとか、変わっているなとか
人事で済ませられますがそうもいきません。

虫→刺す→かゆい→跡になる
虫→部屋に入ってくる→増える→大変
とかですね。

人が自然を嫌う理由があるとしたら「虫」が一番なのではないかと思うくらいです。

犬の反応は様々ですね。
基本的には害のある虫、つまり毒性をもって攻撃をしてくる虫は避けます。
ただ動いているという理由だけで虫を殺したり追いかけたりするのは
何かストレスをかかえているのかもしれません。

オポのお墓に植えたしだれ梅が、つぼみをいっぱいに膨らませています。
咲くのかな、咲かないのかな。
毎日気になって仕方ありません。

咲いても咲かなくても、楽しみのひとつです。




Posted in 日々のこと