今日はグループクラス「わんげる・ミーティング」の日でした。
“がけのぼり大会”を予定していましたが、天気予報もいまひとつなので次回に延期。
ちょっとだけ冒険して、いつもとは異なるルートをご案内しました。
気温がぐんと上がってきているだけに、山の風景は毎日のように変わっていきます。
風景といっても遠くから見る風景だけではありません。
足元を見ると、猪がたけのこを掘り返した跡がたくさんあります。
まだ新しい獣の匂いが残っているため、犬によっては少しテンションがあがります。
気づいてもテンションの上がらない犬もいます。
犬の性質や経験によって同じ刺激でも反応はさまざまです。
いつもより不安定な行動を見せる犬がいました。
最近、飼い主さんの転職で生活リズムが少し変わったらしいです。
そうしたことも犬の行動の安定性に変化を与えています。
犬は忠実だといいます。
その忠実性はいわれたことをすることではないようです。
彼らの行っている忠実とは「飼い主さん、私はあなたのことをきちんと映し出しますよ。」
ということです。
「犬は飼い主の鏡」とはまさにこのことです。
犬が自分のことを教えてくれるなんて、こんなにありがたいことはありませんね。
七山校に戻ってからのお昼の準備、今日は石釜のピザでした。
体調不調の方のケアにあたるため、みなさんに全てやっていただきました。
石釜の準備も始めて生徒さんにお願いしました。
窯もちゃんと火が通り、無事にピザとパンが焼きあがりました。
お昼ごはんをたべながら、今日の話題は「遺伝子」でしたね。
人間の世界でも「子孫を残す」ということが複雑化しています。
犬もこの100年くらいの間に純血種という繁殖方法がでてきて
「人が意図した形で子孫を残す」という枠組みに入っています。
動物のシステムや命のことははかりしれないものがあるので
倫理観も含めて、考えるとどこまでも難しいものです。
だからといって考えることを止めてしまいたくはありません。
結論がでなくても「それはどうなんだろう。」と自分に問い続けたいです。
山から下りるときに「山リンドウ」が花開いてました。
「登っていくときはつぼみだったのにね。」と声があがりました。
ほんの小さなことなのに何かを与えてくれる。
自然の力はいつまでも偉大です。
“がけのぼり大会”はまだまだ先のことになりそうですね。