グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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ペットドア使ってますか?<庭で排泄すること>

犬の生活環境の大切さについては、いつも話のテーマに上がります。環境を整えることについては、ブログ記事「引越し後の環境整備」でもご紹介しました。この記事でペットドアについてもふれています。

ペットドアは「ペットが自由に出入りできるようにするためのドア」で、室内を区切るドアにつけたり、室内から庭へ続く戸口や網戸に設置する使い方があります。
グッドボーイハートでは、環境整備の一環として、囲いのある庭付きの戸建て住宅で犬と暮らしているご家庭に、条件付きでお勧めしていることがあります。室内から庭に、犬が自由に行き来できるようにすることです。このツールとしてこの「ペットドア」を取り入れることがあります。


ペットドアを使う前に、犬の現在の生活状況をよく把握してみましょう。

囲いのある庭付きの戸建て住宅。普段は室内で暮らしている犬、室内で寝たり、ゴハンをたべたり、飼い主と過ごしたりしているとします。みなさんの犬がこれに当てはまるなら、犬の庭への出入りはどう管理されていますか?

1 庭には出さないようにしている。
2 犬が庭に出たがるときに、戸口を開けてあげる。
3 飼い主の決めた時間だけ、庭に出してあげる。
4 生活習慣として庭に出す時間が決まっている。
5 室内の戸口を、日中は開けたままにしている。
6 室内の戸口にペットドアをつけている。
7 外出のときは戸口は閉めてあり、飼い主がいるときは5か6にしている。

5と6の環境に暮らす犬は、基本的に室内から庭への出入りは、犬の自由です。犬の生活のテリトリー(生活圏)は、室内とその周辺の庭ということですね。

7は一部飼い主の管理が入る形となり、自由ではありません。飼い主不在の時間によって犬の行動自由時間がことなるため、犬の行動へ与える影響もマチマチです。

1と3の場合には、犬の庭への出入りは管理型です。飼い主がいなければ犬は外にでることはできませんし、犬の意志で庭に出ることもできません。

2は犬が庭に出る意志のあるときに出ることができるが、飼い主が気づかなければ出られないということです。

4は庭に出す時間の長さにもよって、庭で過ごす時間はまちまちです。ゴハンのあとだけ出して、すぐに中に入るのか、日中はずっと庭に出していて、飼い主が帰宅したら入れるなど、そのパターンは無数のため少し状況把握が難しいです。


庭というスペース、その空間への犬の行動の自由。不自由な場合にはその鍵を握っているのは「飼い主」という人間です。庭を犬が出入りできるスペースとして承認できるのか、犬の出入りを管理することになるのか。この違いによって、庭が犬にとっての生活圏を支えるテリトリーになるかどうかに、ひとつの影響を与えます。

庭への出入りに関して犬に行動の自由が与えられていると、自然に庭は室内という犬の生活圏をささえるテリトリーになります。庭も犬の生活圏のとなり、ここが外敵との境界線になります。柵のある庭では、柵の前で吠える犬をみかけたことがあるかもしれません。吠えることが全て番犬吠えではありませんが、しっかりと足を大地につけて、テリトリーに侵入して来ようとする人の方に身体を向けて、吠えている場合、吠えていない場合でもどちらも番犬といえる姿勢です。
この境界線は大切なのですが、ここで何かあっても、犬には室内という奥のテリトリーがあります。篭城で城の門を明け渡していない状況では、まだ余裕があるということです。

上記のように、安定した行動で生活圏をとりまくテリトリーを防衛しようとする犬は、庭の柵に近い境界線で排泄をします。排泄行動は犬のテリトリーを管理する重要な行動です。排泄行動の場所によって、犬がどのようにテリトリーを管理しているのかを知る手がかりにもなります。

庭への出入りに人の管理力が影響している場合、境界線は室内と庭をしきる戸口のところになります。室内空間は生活の中心となるテリトリーです。訪問者があったとき、あなたなら誰を室内にいれて、誰を戸口の前で対応しますか?その境界線を越えられる方は、あなたにとって信頼できる人でなければならないはずです。室内に人を入れてしまえば、逃げる場所はない、逃げるときは自分が室内から出て行くしかありません。これはテリトリーを明け渡すという行為となり、危機的な状況です。訪問者を知らせるインターホンに、犬は興奮しやすくなります。

境界線をつくる犬の行動を観察してください。犬はどのような場所で排泄しているでしょうか?前述の庭の柵に近い境界線での排泄行動をしている犬であれば、庭スペースへの自由行動をさせることで、行動は安定してきます。なぜなら生活圏とそれを取り巻くテリトリーが明確となるからです。

これはあくまで、犬が自由に行動できるようになっている上で形成される自然なテリトリーです。ですが、犬が飼い主に依存している、たとえば、飼い主の膝の上によくのる、飼い主の後ろをついて歩く、飼い主の外出で不安行動などの、飼い主への依存的な行動がみられる場合には、こうした形での生活圏(テリトリー)の形成はできません。その犬の行動は自由ではなく、飼い主の居場所によって変わってしまうからです。

飼い主への依存的な行動がみられる犬の場合には、ペットドアをつけたとしても、なかなかひとりで庭に出ようとはしません。飼い主さんが庭に出ると一緒に出られるが、飼い主さんが室内にいると出られないという場合があります。当然、排泄は室内のペットシーツになります。ペットドアがついていても、庭で排泄ができない犬はかなりいるようです。

依存的な行動の例として、食べ物に執着する行動がある場合にも、犬の自由行動は得られにくくなります。ペットドアがあっても庭への出入りが不自然であり、生活圏とテリトリーを構成する行動は得られないのです。
犬が部屋の中でウロウロとしていると「うちの犬は自由で楽しそう」と思われるかもしれません。本当に犬が自由を獲得しているかどうかは、そう簡単には判断できないのです。

犬って難しいなと思われるかもしれません。犬の生活環境は、飼い主の生活環境の変化や、生活パターンの変化、人為的繁殖、犬に対する価値観の変化によって、複雑になってしまったのです。決して犬という動物が複雑なわけではありません。犬はもっとシンプルな生き物で、混乱しているのは犬の方ではないかと思うのです。

「犬の環境が行動に影響を与える」ことは事実です。でも、環境を整えるペットドアをつけただけでは、犬の行動が変化しないことがあります。「成長」と「発達」この二つのキーワードは、環境を整えることと同じ、もしくはそれ以上に重要なことです。

※犬を理解するツールとして今回はペットドアを紹介しましたが、ペットドアの導入に関しては「条件付き」と説明しました。犬の行動管理の上で、注意すべきことも多々あります。
グッドボーイハートのクラスを受講でない方で、このブログを読んでペットドアを付けられる場合には自己責任で行ってください。


あきらめて帰宅のオポトリミング
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犬のシャンプー後の行動からわかること

昨晩、ラジオLoveFM放送の「月下虫音(げっかちゅうね)」に出演させていただきました。
事前打ち合わせをやったのにもかからわず、本番では全く違う話しになってしまい、思ったとおりです。

たくさんの質問をいただき、スタジオで拝見させていただきました。
どれも興味深く、ひとつのテーマを取り上げて相手が応じてくれる形式なら1時間くらいはお話できそうな内容でした。
色々な話題にふれたため、消化不良の方もいらっしゃるかと思います。ひとりの疑問は100人の疑問なので、ブログを通して少しずつ紹介できればと思っています。

それで今日の話題は、シャンプー後の不思議行動とその行動から分かることです。

大田さんがブログ記事「雨の日の散歩が嫌いですか?」を番組で紹介してくれました。犬の本では取り上げられないような小さな「犬の不思議」を大切にしていくと、ここから「雨の日は大丈夫なのに、何故シャワーはダメなの?」という疑問に発展していきました。実はこの謎解きは、この「犬のシャンプー」からたどりつきそうなので、ここから始めていきます。

番組でも「シャンプーの後に、部屋の中を走り回ったり、爪をとぐような行動をする」というメッセージをいただきました。これはおそらく、以下のような犬のシャンプー後に起こりやすい行動の組合せのようです。

シャンプー後に起こりやすい行動の例
・走り回る
・身震いをくり返す
・じゅうたんやソファに体をこすり付ける
・飛んだり跳ねたりする
・くるくる回る
・穴掘り行動をする
・耳を後ろ脚でかく行動をする
・体の毛をなめる
・体をカツカツとなめる行動をする
・眠り始める
・まばたきをする
・あくびをする

シャンプー後に、犬はこれらの行動のいくつかを行います。
犬にとって行動はコミュニケーションの手段です。行動の中には犬が伝えたいことがたくさん隠されていますので、これらの行動の意味をわかるようになると、シャンプー後の犬の状態がわかることになります。

これらの行動、どんな意味があると思いますか?

実はこれらの行動はがストレスを感じたときにする行動です。種類はいくつかにわかれますが、ストレスを発散させる行動だったり、落ち着かせることでストレスを回避するための行動、ストレスから逃避するための行動など、どれもストレスを解決させるために必要な行動です。これらの行動は、ストレスの要因となっているものが解決しない限り、継続して出ます。ストレスの要因となっているものが減少すると、これらの行動は減少してきて行動が落ち着いてきます。

シャンプー後の犬の行動を観察してみてください。シャンプー後に激しく犬が行動をします。しかし、飼い主がぬれた犬の体を乾かすための様々なことを行うことで、シャンプーによってぬれた犬の体は乾き始めます。そうすると、犬のこれらの行動は少しずつ減ってきます。ということは、体がぬれていたことが、犬のストレス行動を原因だったいうことになります。

「体をぬれていることがストレスになる?でもうちの犬は泳ぐのが好きなのに?」という飼い主さんもいることでしょう。人から見ると矛盾していそうなことですが、犬からすると当然のことです。なぜなら、泳ぐために水にぬれることと、シャンプーでぬれることは犬にとっては「別のこと」だからです。

では、何が違うのか。
まず、シャンプーという臭いのついた石けんを使われることが、犬にとっては大変なことです。犬は臭いの中で生きています。シャンプーによって犬の臭いは人が感じるところの「いい臭い」に変わってしまいます。これは犬にとって大問題です。犬は安全でリラックス環境の中ではほとんど臭いというものがありません。犬についている臭いは個体を表現するための「名札」のようなものです。ストレスのかかる環境で生活したり、ストレスのかかる経験が重なっていくと、犬の臭いはきつくなります。これも人にとっては好ましくないことですが、犬にとっては今の自分を表現する臭いであり、好き嫌いで済まされる話ではありません。とにかく犬はシャンプーの臭いによって「名札」をなくしたことになります。これは大きなストレスです。

次に、シャンプーを使わずにシャワーやホースで水やお湯をかけて洗っただけでも、上記のような行動をする犬はたくさんいます。この場合だと、水もしくはお湯のが犬の体に与える影響がストレスになっているということです。
このことについて、泳ぐことや雨の日にぬれることと、シャワーやホースで現れることの違いをどう思いますか?
人と犬は異なる動物なので、全く答えが出ない事もありますが、それでも一旦これしか考えようがないので、「わたしだったらどう感じるだろう」という質問はいつもしています。ここでこの質問を自分にしてみます。どういう違いを感じますか?ここで見つけた違いはとても答えに近づいてきます。

三つつの点で違いがあります。

一つ目に、水やお湯の圧です。犬にとって、体の表面にかかる圧というのはとても重要です。たとえばあなたが誰かがあなたの肩に手を置くことを想像してください。知人があなたの肩に軽く手をおきます。あなたには一定の圧がかかりますね。別のケースでは、知人があなたの肩に手をおき少し強く押します。肩にかかる圧の違いは、あなたにどのような影響を与えるでしょうか?そして、これが予期せぬ圧であったとしたら、動物の体に一定の情報が伝わってしまうということなのです。犬は当然それを避けようとします。そしてあなたはホースを振り回すということになります。水をかけるときでも、シャワーを霧状にしてやわらかく全体的にあたるようにすると犬が落ち着いていられるのは、この圧の違いによるものです。

二つ目に、毛を逆に撫でる行為により犬に与えている影響です。犬を洗うときは毛の中にはいった汚れや砂を落としたいので毛を逆に撫でる行為をします。人の手でやっているつもりはなくても、シャワーを毛の近くにあてると水の力で毛が自然に「逆なで」の状態になってしまいます。この行為は犬のストレスになります。犬の毛が濡れていないときに犬の毛を逆になでると、ブルブルっと身震いすることがあります。逆に撫でた犬の毛はすぐに元の方向に戻りますし、ブルブルっと身震いすることによって、すぐに毛の方向は整えられます。
シャワーのときにこの毛を逆に撫でる行為を行うことで、犬の毛は本来の向きとは異なる方向に向きます。横になったり、上になったり、逆なでになったりしますね。シャンプーの泡がつくと毛の向きがあちこちへ曲がったままになったりしています。

三つ目に、毛についている水の量です。泳ぐことが好きな犬も、水から一旦あがると激しく身ぶるをして水を払います。このとき同時に毛の方向も整えられます。身震いによって出てくる水の量は大変なものなので、そばにいる人間は「キャー」といって逃げることになります。海や川からあがって一旦はストレス状態にある犬の毛も、身震いによりそのストレスを解放します。雨の日に水をはじくタイプの毛質をもつ犬も、泳いだり、シャワーを浴びるという大量の水には水を一旦身に付ける状態になります。ただこのことがまた、犬の泳ぐことを助けているように思えるのです。全くはじいてしまうのでなく、毛の間に水がはいることで毛のひとつひとつが水に抵抗をもつようになるということで機能しているのではないかと。犬が泳いでいるときの被毛をみると水の中でそうした動きをしていると感じるのですが、これは私の推測の範囲内です。

とにかく、こうした理由で犬はシャンプーによりストレス状態におちいり、シャンプー後の行動が出るということです。シャンプー剤を使ったときと使わないときで、その後の行動も異なることがありますので、試してみてください。どうやったら止めさせられますか?という質問には、「ストレス行動はその原因を取り除くことが一番の解決策」だとお答えすることになります。「シャンプーしちゃだめなの?」となるでしょうが、そもそもシャンプーは犬にとってはストレスとなる行為なので、できるだけそうならないように工夫してあげてください。

ちなみに、私と共に暮らしていたオポには、7歳で山に引っ越した後から亡くなるまで、一度もシャンプーや水洗いをしませんでした。その必要がなくなったからです。引越しだけが理由ではありませんが、環境を変えたことで犬の毛質や皮膚は激変しました。大切なのは、私が犬にシャンプーをしなくなったことで彼が解放されたことがとても大きなものだったということです。専門家の私でも、知らないで犬にやってきたことがたくさんあります。逆に仕事としてみにつけた事のほうが、犬を混乱させることがたくさんありました。価値観を捨てて犬と向き合うことを選んだことで知り得たことがたくさんあります。このことが、今こうしてブログを書いている理由でもあります。

ここに書いたことは、トリミングショップなどでのシャンプーには当てはまらないことがあります。また、特殊な被毛をもつ純血種にも、当てはまらない行動があります。その理由はまたいつかご紹介します。


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ラジオ番組に出演します。

今日は、ラジオ放送LoveFMの月下虫音に招待されています。
パーソナリティの大田こぞうさんと「犬のおもしろ話」を繰り広げる予定です。あくまで予定…。

大田さんとグッドボーイハートの出会いは、大田こぞうさんのブログで紹介されました。
こちら→ 虫千二百二/Mスペ!!犬師匠がやって来る!!

月下虫音については私もブログで紹介しました。
こちら→ブログ記事 お気に入りのラジオ番組

以前にも、大田こぞうさんの番組 ぼくらはみんなで生きているに出演させていただいたことがあります。

最近、復活させたグッドボーイハートのブログを気に入っていただき、大田こぞうさんに日曜日版の月下虫音で読んでいただきました。
朗読されたブログ記事はこちらです。大田こぞうさんのセレクトなのでトレーニングクラスを受講していない方でも関心をもってもらえる内容のようです。
ブログ記事 犬の要求吠え
ブログ記事 雨の日の散歩が嫌いですか?

大田さんと話しているとなぜか漫才のようになってしまいます。
大田さんがツッコミで私がボケかな。
真面目に話しているつもりです。

番組は本日午後10時~11時30分までですが、私の出演時間は不明です。
FMの76.1です。エリア外の地域の方はradikoで378円を払うと聞けます。今日の放送だけで支払うのはもったいないですが、大田こぞうさんの番組をたまには聴きたい方にはお勧めします。

すごく眠たい時間だとは思いますが、ぜひ聴いてください。
もちろん、ラジオに投稿して番組に参加してください。メール、FAXでも可能です!

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散歩が苦手な犬

散歩が苦手な犬が増えています。

全く歩かないとか、人や犬への吠えが異常だとか、首輪をつけさせない、リードをすごくひっぱって歩けないというような状態のときに、トレーニングのご相談を受ける事があります。
こちらのブログ記事でも散歩行動のチェックについて紹介しました。→ お散歩チェック

最近は福岡、佐賀地域では小さな犬を飼う方が増えているため、リードのひっぱりや吠えはあまり問題にされなくなりました。また、歩かない事も「散歩が嫌いだから散歩に出ない」という解決法になってしまい、問題にされない傾向があります。

散歩は犬の生活の中でも大変重要な時間なのです。犬が唯一外の社会に触れる機会です。犬の散歩中の行動を観察してそこから情報を得ることの大切さは、「犬の社会性」がどれほど育っているのかを知るチャンスだからです。社会性についてはまだ詳しく紹介していませんが、わかりやすい言葉でいうと「環境への適応性」という意味です。よく社会性を「人が好きな犬」「犬が好きな犬」ととらえ違いされることがありますが、これは社会性とはいえません。好き、嫌いという嗜好は社会性の中には入っていないからです。
社会性は環境への適応力がどの程度育っているかという犬の成長の段階をいいます。

犬がテリトリーを離れる行動によって、社会環境への適応性を見ることができます。
都心部では、犬という動物が適応するのに時間のかかるもの、たとえばたくさんの車はバイク、多くの人、音、強いにおい、狭い土地にたくさんの家が建つことで環境把握が難しくなった風の流れ、など、犬が都市環境の適応するには相当の時間が必要です。

また仔犬のころに室内飼育をした経験も社会性を遅らせてしまいます。予防のためのワクチン接種後、屋外に出ることを禁じられるなどの処置で、室内から全く出ていないとか、ショップでの販売期間が長くなったなどさまざまな理由で仔犬のころの室内飼育は、成長後の社会性の発達に影響を与えてしまいます。

飼い主さんが多忙とか、季節的に日中歩けないなどの環境になると、散歩が暗い夜道になってしまうことがあり、社会性の育っていない犬にとっては、ますます社会化を退行させる原因となってしまいます。

子犬期にかわいがる、甘やかした犬は散歩が苦手になります。多くの飼い主さんが「かわいがる」と「甘やかす」の区別がわかりにくいようですが、甘やかしというのは犬という動物にとって、子犬行動を助長させ成長を促さないような接し方をすることです。例としては、ダッコ、口元をなめさせる、ひざのうえに乗せる、とびつくことを許す、さわりすぎ、よくお腹をなでる、などです。自分のテリトリーを離れて行動するというのは、イヌ科動物だと大人の一員になるための準備です。群れの統率を乱すような動物はいっしょに行動できないので、巣穴においていかれるのです。中身が子犬のままだと、外の社会への適応力は育つ準備ができていないということです。

そして、これが大切なのですが、子犬は群れの信頼できる「おとな」といることで安定した行動を引き出せるようになります。上記の甘やかす接し方が多くなると、犬からみて人間は「頼りにならないな。」と思われてしまい、散歩がとても不安定になってしまうのです。「かわいがる行為」が信頼を獲得するというのは、動物のしくみからは外れていますね。自分を律することができ、安定した行動をできる動物が信頼できる動物です。子犬といえども、飼い主さんのことをしっかりと観察しているんですよ。

これらのことを抑えていくと、犬の社会性の発達は希望がいっぱいです。

毎日の散歩が楽しいことは、犬の生きている世界を変えていきます。


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増えているらしい犬の皮膚炎

年に1回開催される動物取扱責任者研修会に参加し、動物の販売や病気や法律に関する新しい情報についての説明を受けました。最近増えている「猫カフェ」の営業に関する規制が新しくなるなどの動きもあります。動物取扱責任者という名称になじみのない方もいらっしゃると思いますので、またいつかブログで紹介します。

今回の研修会で少し興味のある資料に目がとまりました。犬の疾病別の羅漢率というデータで、ペット保険のアニコムが2013年に出した数字なので、それほど新しいものでもありません。
それでも、犬の皮膚にまつわる悩みは非常に多いため、いつもこのことが気になっています。
記載のデータによると、犬の疾患別の羅漢率のうち、皮膚疾患は24.5%です。疾患のうちの4分の1が皮膚疾患によるものです。4つの純血種別にも羅漢率が出ていますが、トイプードル、チワワ、ミニチュアダックス、柴犬という人気の純血種毎のトップの羅漢率がやはり皮膚疾患なのです。というと皮膚疾患が純血種だけのものと思われるのですが、雑種でも皮膚疾患は以外と多いのです。

皮膚疾患は多いだけでなく「疾患が完治するまでの期間が長い」という疾病でもあります。
これが犬のどういうことと因果関係があるのかということを考えています。ひとつには、先日ブログ記事「雨の日の散歩は嫌いですか?」で紹介したように、犬の被毛の違いにより、皮膚の耐久性が異なるということです。大きくわければ、皮膚を防衛する本来の毛と、皮膚を防衛しなくなった毛のふたつにわかれます。ところが、皮膚疾患は、この皮膚の防衛力の問題でけではありません。前述したように、柴犬やミックスの和犬でも皮膚疾患が多いからです。

皮膚疾患といえば、屋外飼育で飼育環境が衛生的に保たれない場合に発することがあります。寄生虫が細菌やウイルスを運ぶため発病することもあります。

ところが、室内飼育されている犬たちにも皮膚疾患は多くみられます。前述した小型の室内犬たちがその代表例です。室内飼育の場合、屋外飼育に比較して、動物は清潔に保たれています。汚れたり、寄生虫にさらされることもなく、シャンプーに定期的に出されたりしているため、皮膚疾患になりにくいように思われるのですが、皮膚を衛生的に良好に保っても皮膚疾患にはなります。逆に屋外飼育の犬が皮膚疾患になるかというと、屋外飼育でも被毛のきれいな犬もいます。これらの関連性はあいまいのようです。

皮膚疾患を改善する方法として、食事の内容を変えてみるというやり方があります。この方法で皮膚疾患を克服するケースはかなりあります。食べているものが体に負担をかけ、それを外に出そうとして皮膚疾患を起こしているというものです。わたしたちも同じようなことがありますね。食べるものが体に合わずに皮膚がアレルギー反応を起こしたり、かゆみが出たりすることがあります。犬も同じ状況になるのですが、目に見えてわかるようにならないと、食べ物が皮膚炎の原因だということは気づかれない場合もあります。

これは皮膚のしくみを説明しやすい例です。「皮膚は解毒の臓器」なのです。
体の毒素を外に出すための器官だということです。添加物の多いものを食べたり、ワクチンを過剰摂取したり、薬物をたくさんとりいれたりすれば、皮膚はそれを外に出そうとします。その出す作業が皮膚疾患になってしまうこともあります。

自然に近い食べ物をあたえ、薬物の摂取もなく、これといって悪いものを食べさせた覚えがないのに、皮膚疾患になってしまうこともあるでしょう。これらの犬たちはとても感受性の高い犬だと感じます。環境にストレスや危険を感じると、動物は基本的に防衛をします。攻撃ではなく防衛で、自己防衛は動物の基本的な行動です。
行動というと何か目に見える動きをするように思われるでしょうか。自己防衛的な行動というのはいくつもあります。たとえば「吠える」とかですね。でも行動に現れない自己防衛というのがあるのです。自己防衛の姿勢といえばいいでしょうか。

体ば防衛体制に入ると、体は硬くなります。つまり皮膚は硬くなります。皮膚が硬くなると、悪いものを出したり、いいものを入れたりすることもできにくくなります。皮膚が硬くなるとかゆみがでます。被毛に栄養がいかなくなり脱毛します。脱毛するとまたかゆみがでて、かくと皮膚が傷つきかさぶたができてしまい、それがかゆみを生んでまたかき、そして皮膚が破れるというように、終わりのない皮膚の病気との闘いとなってしまいます。

なぜ自己防衛体制に入ってしまうかというのは、個々の犬の環境や経験により異なります。その犬の飼い主さんを含む環境やストレスの全てをつかんでいくと、犬が自己防衛に入っている理由もわかることもあります。わからないこともあります。家庭内でおきていることの全てを家族以外の人間がわかるわけではないからです。でも飼い主さんには思い当ることがあると思います。

皮膚疾患にかかっていて長い間病院に通っているけどよくならない犬たちには、いつも同じだけど一番大切なこと「環境を整える」ことをやってみてください。環境を整えることがなかなかできない場合には、犬が自己防衛をとけるようなリラックスした気持ちでそばにいてあげてください。皮膚の組織が痛みを生じている場合にできる専門的なケアもあります。

かゆみは犬の生活の中でも、とても苦しいものです。飼い主さんにとっても辛いことでしょう。かゆみが長く続くということが苦しすぎるために、諦めてしまう気持ちもわかります。

でもあきらめないで希望をもって、りきまないでリラックスして、
相談できる方がいたらはなしてみて、肩の荷を少しおろしてください。

犬の自然治癒力は人よりもずっと高く、動物力はあなどれません。
信じられなくなりそうなときも、信じてほしい。
犬もきっと飼い主さんを信じています。


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ドギー・テントクラス<自然のリズムを受け取る犬>

昨晩は犬といっしょにテントに寝る「ドギー・テントクラス」を行いました。

梅雨の合間のテントクラスなので湿度が高く、特にテントを張る夕方の時間は蚊も多くなるため快適さとは遠くなります。それでも、6時を過ぎるころから、気温は急激に下がってくるので、日頃アスファルトジャングルで暮らす生徒さんにとっては、「こんなに涼しくなることはない」といってホッと一息つける時間になります。

午前中のデイキャンプからの延長の犬たちは、テント張りのときには地面に横になって飼い主の作業を待っていました。人間が働いているときは犬はすることはないのですが、こういう時の犬の行動も様々で、犬の性質や飼い主との関係を示す行動になるため、細かに観察すると得られることが多くあります。

今日はホタルも見納めだから川までいって見てみようということになり、夜8時を過ぎてから犬たちといっしょに近くの川まで散歩しました。ホタルがいます。あがったり下がったり、止まっていたり。ホタルの光って本当に不思議ですね。幻想的というか、こういうものをみて喜ぶのは人。犬たちはそのそばで伏せてゆったりとしていました。街灯もわずかしかない暗闇ですし、車も走ってないし、静で暗くて、ひとりでは心細いけど、みんながいっしょにいるから大丈夫という感じでしょうか。興奮する犬もいないので、人は落ち着いてホタルを見ていました。もしくは、落ち着いてホタルをみている人がいるから、犬は興奮しないのでしょうね。

自然のリズムにあわせて呼吸する犬たちは、家の中で見る犬とは違った存在のように感じられます。呼吸が変わると行動も変わります。犬は興奮していることを喜んでいると勘違いされやすいですが、実は落ち着くことを求めていると思うのです。

テントの中とはいえ大自然の中に寝転んでしまうと、自分は本当に小さな存在に思えてきて、自分の悩みはさらにもっと小さなものに思えてきます。悩んでも仕方ない、自分の力でないものが動くのを待とう、そう思っていたら、今日いくつもの問題が一気に解決しました。自然の力にのるということは大切なことですね。

とはいえ、やわらかい布団は心地いいものです。今日はふんわり布団のありがたみを味わいます。

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わんげる・ミーティング<安定を引き出す>

今日はわんこ山でデイキャンプするわんげる・ミーティングクラスの日です。
近頃週末ごとに雨が多くなり、一日でも雨の上がる日は外でゆっくりと過ごさないともったいない、ということで今日はラッキーな雨上がりのわんげる・ミーティングです。

数年前まではいろんなキャンプ場で行っていたわんげる・ミーティングですが、少しずつよりよい形に変わってきました。最近はいつもわんこ山で過ごしています。広いキャンプ場で走り回らせることは、ストレス発散にはなりますが、精神的に満たされる時間とは、時間の速度がちがうように感じられます。
同じ山に何ども何ども入るようになると、昨年の春、今年の春、昨年の夏、今年の夏、1週間前の山、今日の山、その日その時により、全く変わらないようで何かが違う不思議な感覚を得られます。

今日のクラスでは、お休みしていた生徒さんの犬が、久しぶりにわんこ山のわんげる・ミーティングに参加しました。他の犬たちと初対面ではありませんが、十分に過ごす時間がなくちょっと緊張しながらの参加になりました。最初の対面時が大変興奮してしまいますので、そこを上手くクリアすれば、あとは他の参加ワンコたちが経験が高いため、一定の距離を保ちながら犬の安定した行動を引き出すことができます。引き出すといっても、人が合図や支持を出すわけではありません。出てくる行動はすべて犬が自ら出すものであって、引き出すというよりは引き出されるという言い方のほうがあっています。

自然といってもいろんな形がありますが、慣れ親しんだ信頼できる身近な自然は、ゆっくりとした時間を与えてくれます。そのことが、緊張している犬にも伝わるのか、時間をかけながら少しずつリラックスしているように感じました。その様子はビデオに撮りました。今月の犬語セミナーでご紹介したいと思います。
これも犬のトレーニングのひとつの風景です。時間がかかることですが、スロウというのは犬にとっては宝なのでしょうね。犬の寿命は人の7分の1です。このことが犬と同じ世界で生きることの難しさでもあります。

今日はみんなゆっくり過ごしていました。
梅雨の時期のわずかしかない貴重な晴れの日。ありがとうございます。

今日はこのままテントで寝るテントクラスへと突入します。
時間はゆっくりと流れていきます。

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犬のゴハン、何食べてる?

みなさんは犬のゴハンにどのようなものを与えていますか?
周りの犬たちが、どんなゴハンを食べているのか気になりませんか?

実は「犬のゴハン」に関する相談はかなりあります。一般的な「どんなゴハンを与えたらいいのか」という質問から「ゴハンをあまり食べないので困っています。」「食べるものによってかゆみなどが出るのですが…」などゴハンにまつわるお困り事もさまざまです。

犬のゴハンの問題は、以下の三つの面から見ていきます。

1 犬の健康状態
2 犬の生理学
3 犬の行動学

1の「犬の健康状態」に変化がある場合に、ゴハンの内容を見直す機会があります。健康状態に変化には、毛のつやが悪いとか、毛がカサカサしている、など毛質の変化や、かゆみや赤みなどの皮膚の変化、体重の不安定さ、その他身体のバランスを崩しているような状態です。

2の「犬の生理学」から見るゴハンとは、犬という動物が、動物としての進化の過程の中で食べてきた必要な食べるものやその消化吸収の機能からゴハンをみていくということです。犬の生理学的側面から見る犬のゴハンの難しさは、犬という動物が適応力が高く、世界的に広い地域に分布して生息するようになったことにより、当然進化の過程として食べてきたものが少し異なってくるということです。肉しか手にはいらない地域もあるし、魚しか食べられない地域もありますね。また、人為的な繁殖をくり返して行われていることにより、純犬種については犬によって食べ物を取り入れる機関である、顎や歯の状態が個体により異なっていることです。

3の「犬の行動学」から見るゴハンとは、犬の生活や環境、生活スタイルにあったゴハンなのかという視点や、ゴハンにまつわる問題を抱えている犬の行動面のチェックをすることで、精神的なストレスや不安定さが与える問題について考えていくことです。たとえば「偏食」を呼ばれるゴハンを食べたり食べなかったり、食べるものの内容が一定せず、一度食べたものも次の日には食べないなど、食性について不安定さがある場合には、身体的な問題よりも心の問題であることが多いのです。偏食の問題を解決するには、犬の発達と成長というはかりで犬をみて、犬に不足している成長のチャンスを与える必要があります。

こうしてみると犬のゴハンもいろんな情報が入っています。「食べることは生きること」という基本があります。食べることが満たされないことは生きることも満たされない、でもそれは何を食べるのかではなくて、いかに食べるのかということではないでしょうか。

グッドボーイハートは犬のしつけ・トレーニングを中心としたドッグスクールですが、同時に、犬のホリスティックケアを学ぶドッグヒーリングスクールでもあります。実はこの二つにはあまり境はありません。ホリスティックケアというと食事の内容で、ドッグトレーニングというと食事の与え方というわけではないのです。全てのものはつながっています。ホリスティックケアとは、全体を見てそのつながりを知って、犬の全体が変化していくような環境を整えるということです。全体の変化を促すのであれば、行動に変化を促しているとゴハンを食べるようになったという変化も起きてきます。ホリスティックドッグトレーニングとでも名づけましょうか。

さて、犬のゴハンについて、みなさんも考えてみてください。

まるちゃん3

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猟師さんの作った犬のジャーキー

大分県竹田市で猟師をしている知人が、犬用のジャーキーを販売されています。まだ販売されて間もないようなので、グッドボーイハートでも微力ながら販売のお手伝いをさせていただくことになりました。この知人の猟師さんのお話はブログ記事「変わる生態系と猟」の中にも一部紹介しました。
今日は、このジャーキーにまつわるお話を話題にしながら、犬のこと自然のことを考えていこうと思います。

ジャーキーを販売しているのは、知人である猟師さんが代表を務めるヤクト株式会社というところです。ヤクトさんのホームページはこちらでご覧いただけます。
ヤクト株式会社→http://jagd.jp/
このホームページをご覧いただいたら分かるとおり、ヤクトさんの活動は「狩猟の総合プロデュース」です。このことに大変関心がふくらみました。私の狩猟に関する知識は、鹿問題に詳しい高槻先生の書籍や、猟師になった千松信也さんの書籍「けもの道の歩き方」などを読んだ程度で、実際に猟を仕事に生活をしていらっしゃる方にお会いする機会はありませんでした。

これらの書籍を読み進むうちに、知識の範囲内ではありますが、私が知っているのは趣味としての猟であって、生活としての猟ではないのだなと感じ始めるようになりました。そして、生態系全体について思いが深まる中、猟という仕事の重要さについても同時に知るようになったのです。

こうなると、どういう人が猟師になるんだろうとか、狩猟って生活の中でどの部分に位置づけられているんだろうという疑問も出てきます。この時期に、知人を通してヤクトさんと知り合いになり、そのヤクトさんが「狩猟の総合プロデュース」という仕事をされているということで、身近に話しを聞くことができるのは本当にラッキーなことでした。

犬猫用のシカ肉ジャーキー販売は、その総合プロデュースの中の一環の活動として行われているようです。前回ブログにも書いたとおり、また書籍など関心をもって読まれる方はご存知のとおり、シカ、イノシシといった農作物に害を与える動物の数は増え続けているらしいのです。その数については全体を把握することは難しく、実際に山に入って猟をしたり、山の様子を観察してその細かな変化に気づける方がようやく、増えすぎているのかどうかという状況把握ができる程度でしょう。猟師さんはただ獲物を捕らえるだけでなく、山全体を把握する役割も同時に果たされていると思うのです。

話しを元に戻します。それで増え続けているらしいシカとイノシシ。猟師さんやその知人が食べるくらいでは、あまりが出てしまいます。それをどうやって有効活用したらいいかを考えるとき、人の口に入るにはクリアしなければいけない問題がたくさんある、もちろんそのことも考えながら、もっと早く食べてくれる動物はとなると雑食や肉食のペットになります。そしてそのペットの中で数の多いのは犬と猫です。シカ肉ジャーキーですが、猫にはまだ与えていませんが、犬は大好物です。シカ独特のにおいが苦手な方もいるでしょうが、犬はこういう臭いは好きですね。いくらでも喜んで食べてくれるでしょう。

そして、猟師としての生活のことがあります。ジャーキーをただ作って配っても猟師さんの生活は厳しくなるばかり、そうすると猟師になろうという方も現れません。ジャーキーを商品にして飼い主さんに喜んで買っていただければ猟師さんの生活の支えにもなり、捕ったシカも無駄になりません。もちろんペットは大喜びです。

実は、この話は他の部分からも考えることができるのです。犬猫などの肉食のペットの数こそ正確には把握されていません。推定数ですが、みなさんの周囲を見ていただいても分かるとおり、人と同じくらいたくさんいるのです。これらの犬猫が消費している家畜の数は大量といえるのです。それらは、ドッグフードや缶詰などに姿を変えていることもあり、手作りゴハンの普及でスーパーで買われている肉の場合もあります。畜産業の方からみるとお肉が売れるのでいいことなのかもしれませんが、野生動物の肉でもいいならそちらの方がいいと私は思うのです。

実際、スーパーの肉は食べないけど野生動物の肉は食べるという犬もいました。家畜も育てられる過程で多くの薬剤を体にいれることになり、また家畜として育てられるストレスも多いものです。野生動物は猟でしとめられるまで、ワナにかかるまでは、自然の中で動物として生きてきた時間というものがあります。全ての犬がこれらをわけるわけではありませんが、動物にとっては大切なことなのかもしれません。

ということで、いろいろと述べましたが、ヤクトさんのシカ肉ジャーキーをぜひ食べさせてみてください。そして、もっとこうして欲しいというご意見もほしいということでした。
ヤクトさんの商品ページ→http://jagd.jp/?page_id=11

グッドボーイハートではこの一年間「ヤクトさんを知ってもらうキャンペーン」をやっています。ヤクトさんのジャーキーの一部ですが、特別価格で販売させてもらっています。メールでご連絡いただければ準備します。

手作りゴハンにつかうシカの生肉をご希望の場合には、直接ヤクトさんに交渉してください。
「グッドボーイハートで聞いた」といっていただけると、ちょっとした便宜を図ってくださるとのことでした。
商品は量産ではないので、大手ショップのように安くはありませんが、質はとてもいいです!

ヤクトさんの今後の活動にも期待しています。

ヤクトさん商品



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ハエ追いとハエ退治

ハエは漢字では蝿。五月蝿い(うるさい)に使われるように、4月~5月になるとハエの数は一斉に増えていきます。梅雨にはいったこの時期になると、コバエまで飛ぶようになり、イエハエ、クロバエとともに、気温が下がるまでハエとの戦いは長く続きます。

庭のあるご家庭では、犬が庭で排便をしたあと取り残しなどが出たりすると、ハエにとってはごちそう兼卵を産みつける場所ともなり、ハエの数はすごく増えていきます。といっても家庭のレベルであれば殺虫剤を使うほどでもありません。どんなタイプの殺虫剤も、必ず環境に影響があります。素足で歩き、庭の草を食べ、芝生に体をこすりつけ、土の上に寝る犬という動物が暮らしているなら、殺虫剤の使用はできるだけ少なくしたいものですね。

集合住宅で暮らしている場合にも、窓から入ってくるわずかなハエや、ゴミ捨て場においたペットシーツなどのゴミによってくるハエもいます。こうしたハエの駆除についても、できるだけ殺虫剤を使わないようにしたいのです。

殺虫剤を使わない方法で一般的なものが、粘着性のテープをつかったハエ捕りテープや、ハエ捕り棒です。成虫を確実に除去する方法な上に、以外とたくさんつくため効率よくハエ駆除ができます。天井からつるすタイプのテープには、幼少期のトラウマ的な体験を残していらっしゃるかたも多いようで、あまり評判がよくありませんが、テープが真黒になるほどとれる上に安全とくれば、長く使われているのも理由がわかります。

犬との生活を考えるにあたって、なぜ「ハエ」ごときのことを考えなければいけないのかと不思議に思われるかもしれません。公衆衛生のためや感染症を防ぐためには、ハエの増えない環境を作ることは大切なことです。犬の糞便、ご飯の食べ残し、犬小屋やトイレシーツが一部汚れたまま、ゴミの臭いなど、ハエがわずかでも寄ってきそうな環境がある場合には、ハエ捕りテープは必須です。
また、他の問題からもハエ対策は大切なのです。それは、ハエが苦手な犬は以外と多いということです。

犬が屋外にいるとき、屋外でも家の近くにいるとき、そして室内にいるときで、ハエに対する反応が異なることがあります。ハエが顔の近くを通ってもしらんぷりすることもあれば、目線だけで追うこと、そして顔を向けて追うこと、カツカツと口で噛むような仕草をして追いかける動作などがあります。状況や犬の状態に応じても若干の行動の差が出る事はあるでしょう。それでもカツカツと口で噛むように追い回す行動が出る場合には、強いストレスのサインなので犬の様子には注意が必要です。

理由はいくつか考えられますが、主な原因として過去にハエが発生しやすいような環境におかれたことがある場合や、ハエでなくても音をたてて顔の近くを飛ぶような虫が大量に発生するような環境におかれたことがあると、このハエ追いは出やすくなります。

ハエの数がほとんどないような空間なのにもかかわらず、目線や顔を向けてハエを追うような仕草がみられる場合にも、犬の警戒値はかなり高まっています。これらの行動が見られる場合には、過去の経験によるものだけではなく、今まで過ごしてきた環境に対する安定感が現れる場合があります。

犬は囲いの中で飼うか、つないで飼うことが義務付けられています。よほど大きなお屋敷でなければ、犬は拘束されている状態を継続して生きていることになります。これは自然に動物の防衛本能を強くしていきます。それを下げるためのいろいろな管理の方法はありますが、犬が自然に過ごすということは難しいことなのです。

こうした理由からストレス行動が時々、もしくは頻繁に見られるようになります。そのひとつがハエを追う行動です。犬がハエを追う行動を見て「動くものを追うのは狩りの練習だから」と思われるのは大きな誤解です。このハエのいる季節に犬の行動をよく観察してみてください。

犬は清潔な動物です。ハエの発生しやすい環境は犬の好む環境ではありませんので、人の知恵を使ってハエ捕り対策をしてあげてください。オポは私がハエをハエ叩きでしとめようと思った瞬間から、私から離れていきました。犬はハエも嫌いだけど、ハエをしとめようとする殺気はもっと苦手です。犬にとって心地よい環境は、わたしたちにとっても心地よいものです。私の愛用しているのは「カモ井のハエ捕りリボン」です。捨てるとき大変だけど、とれた数でハエの多さの変化もわかるのでお気に入りです。どうぞお試しください。


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