グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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すみれちゃんとお互いを尊重できる関係を目指して:フレンドリーな犬より、犬として生きることが大切

グッドボーイハートのクラスを受講した生徒さんから感想をいただきました。

今回は黒柴犬のすみれちゃんの飼い主さんからです。

すれみちゃんは子犬のころに飼い主さんの元にやってきました。
子犬期に起こりやすい問題とは別に、すみれちゃんの抱えている問題といっしょにカウンセリングを受講されたのがきっかけでした。

現在ではすみれちゃんは10歳を超えて元気に過ごしています。

飼い主さんは「犬語セミナー」や「トレッキングクラス」に参加しながら、犬との学びを続けています。

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すみれがパピーのころに、いろいろと困ったことが起きていました。

すみれの前にも柴犬を飼っていたのですが、そのときとはすみれが違うことと、
以前の犬のときに克服できなかったことを今回は事前に学びたいとも思っていました。

それでプライベートのトレーニングクラスを受講しました。

同時に、博多駅南にあったグッドボーイハートのデイケアクラスに通いました。


宮武先生やオポくんの指導のもとに、なんとか家族の一員として落ち着いた生活ができるようになりました。

他の犬たちとも過ごせるようになり、全く歩けなかった散歩もリラックスしてできるようになりました。

自宅の中でもよく言う事をきき、とてもオリコウサンのすみれになりました。

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すれみが3才を迎え、先生の言われている「三歳のとびら」は開いてもなかなか光が見えませんでした。

グループクラスでは、リードを外したとたんに、ひとりで走り出すことがありました。

トレッキングクラスではみんなと協調していっしょに歩くことができません。

飼い主との関係の希薄さを思い知らされました。

また、動物病院では大の注射嫌いで、大暴れして診察を受けることができず、

これはもう、病気をしないようにするしかないと決意して、すみれは病気知らずで成長しました。

そして、体だけでなく心も共に健康であってほしいと思い、ドッグヒーラー養成クラス(ミラグロクラス)を受講しました。

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ミラグロクラスでは深く、犬のこと、自分のことを考える機会をもつことができました。

犬と人を癒す自然のエネルギーを受け取るにはどうしたらいいのか?

まず、自分が癒されて変わることからスタートだと思うと、私にとっては少し難しいことでした。

でも、自然とのつながりなしでは、人生も犬生も全うできないという基本の姿勢だけはわかった気がします。

野山に出かけたときは、以前ならすみれが興奮して走り回るのを喜んでいると勘違いして一緒にはしゃいでいました。

今では、早く落ち着きを取り戻して、共にしっかりと大地に根を下ろしたいと思います。

すみれもそんな時間を気持ちよさそうに過ごしてくれます。

また、すみれの体調が悪そうなときには「お知らせ」と受け止め、こちらが慌てることなく

薬や獣医さんに頼りすぎることなく、すみれの治癒のときを見守ることができるようになりました。

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すみれを飼った当初は、他の犬や人に対してフレンドリーな犬に憧れていました。

すみれにもそんなフレンドリーな犬になって欲しいということを最初のカウンセリングのときに宮武先生に伝えました。

でも今では、すみれに、ただ犬らしくあってほしいとだけ思っています。


何が起きても、自分もすみれも動じないで落ち着いていられるように、

また、自然の中で生き生きと輝くすみれの姿を、いつまでも見ていられるように、

そして、お互いの立場を尊重しあえる関係になれたらいいなと思います。

そのための信頼関係作りは、まだまだ途上にあることを、日々実感しています。

dav
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飼い主さんと犬の出会いというのは本当に不思議なものです。

どのような出会いであっても、どうやって出会ったのかには全く意味がありません。

意味があるのは、どのような関係を築いていくのかということだけです。


過剰に増えるペット産業の中で心に不安を抱えた子犬のひとりがすみれちゃんでした。

最初は可愛そうという気持ちから始まったとしても、可愛そうという気持ちでは犬は救われません。

すみれちゃんと毎日少しでもできることをしながら、関係作りをすすめてきた飼い主さん。

すみれちゃんの行動や表情の変化の中にその関係を見ることができます。

犬との関係が途上だと言い切れるのは、飼い主さんが犬と今でも向き合っている証拠です。

フレンドリーな犬がいいという一般的な価値観を超えられたのは、飼い主さんが犬との関係を通して

自分の価値観を作り上げてきたからこそです。

飼い主さんが自分の姿勢をきちんと持って学びを続けてこられたからです。

飼い主が自分をしっかり持つことは、犬にはとても大切なことです。


野山にひっそりと咲くすみれの花。

本当に小さいけれどその存在を知ったものにとっては大きな心の安らぎになる花。

すみれちゃんは目立たないときほどその輝きを発する、すみれの花のようです。


何才になっても成長する。犬も人も同じことです。

何才になっても関係作りは続く。これも同じことです。

すみれちゃんといっしょの一歩、これからも楽しんで進んでください。

Posted in 受講生のコトバ

七山秋の風景:犬とのトレッキングで栗拾い

七山校の自然教室に参加される方に、ぜひこの季節七山の野菜やさんで手に入れてほしいものがあります。

まず新米。

次に栗です。


栗は果物のひとつなのでしょうか。
寒暖の激しい七山の山の中で育った栗は格別おいしいです。
余分すぎる甘みもないけれど、栗の味がしっかりとします。


実は尾歩山へトレッキングに行く途中に栗の落ちているところがあります。
お隣の畑の栗林からこぼれおちた栗たちです。

そのほとんどはアナグマやイノシシが夜になると食べにきています。
パソコンの横の窓からその気配をうかがうことができます。

ぐふぐふと臭いをとる音。
そして、こりこりと何かをかじる音。

あー、落ちている栗を食べているのだろうなと思って聞いています。

うちにも小さな山栗があり、オポはその栗を食べていました。

でもトレッキングクラスで歩く犬たちはあまり関心を示さないようですね。



先日、犬たちとトレッキングクラスでその道を通ったときに、
野生動物たちが食べ残したのか、元気そうな栗をいくつか拾いました。

dav
ズボンのポケットが思ったよりも重くなってしまい、
なんだか、たくさん拾った気持ちになりました。

拾った栗を早速ゆでていただきました。

おいしい!


こんなにおいしいものを育ててくれるなんて、
自然の力ってやっぱりすごいなと感じてしまいます。

dav
育てるではなく育つ

育つには育つことに必要な環境が整っていること

バランスを崩しやすい自然環境で自ら育った栗の実

おいしい、うれしい、そして何よりも、有難いです。



栗は新聞紙に包み一週間くらい冷蔵庫に保管しておくと、甘みが一層増します。

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※犬にゆでた栗をそのままあたえると消化不良を起こすこともあります。
拾って栗を食べる犬たちは生のまま食べています。
アナグマもタヌキもイノシシも生のまま食べています。
なんでも加工すればいいというものでもありません。

栗を犬に食べさせる必要はありません。
犬が関心を示すものが犬が一番必要としているものです。
自然な食べ物で臭いを嗅がせて「食べたい!」というものを捜してみてください。



Posted in 日々のこと

整体士の先生によるホームセラピスト頭蓋と姿勢講座(人用)開催のお知らせ

福岡の整体士の先生による出張講座「ホームセラピスト講座 頭蓋骨と姿勢」をグッドボーイハート七山校で開催していただくことになりました。

実は数ヶ月前にハードな草刈が続き腰を痛めてしまいました。

自分の体について考えたり調べたり、ケアを続けるうちに、濱先生主催のこの講座に出会い受講してみました。
家族のケアのための講座で、セルフケアや体のしくみを考える機会になりとても勉強になりました。

グッドボーイハートの生徒さんにも紹介したいと思い、
濱先生にグッドボーイハート七山校での出張講座をお願いしました。
遠方なのに快諾していただきました。たくさんの方にお越しいただきたいと思っています。


講座は整体士の濱ともかず先生が主催で開催されているもので、人のケアのための講座です。

グッドボーイハートは犬の学校なのに、どうして人用のケアの講座を開催するのか?
と疑問に思われる方もいるかもしれません。

そうです。グッドボーイハートは犬と飼い主のための学校です。
犬の幸せをサポートし、人と犬が共に成長する学校です。

犬にとって良い環境は人にとっても良い環境である
犬を落ち着かせないなら、まず自分が落ち着きを取り戻そう
犬に成長を望むなら、いっしょに成長しよう
犬に癒しを得てほしいなら、まず自分を癒せるようになろう

これがグッドボーイハートの姿勢です。
自分について知ること、家族とのつながりは、直接的に犬との関係に反映します。

犬のことをもっと知りたい、だから自分のことを学んでいこうという方
セルフケア、ホームケアに関心のある方
犬と暮らしてないけど、近所だから受講したいという方も、もちろん大歓迎です。

以下に濱先生経営のともナチュラル整体院ブログから引用した講座紹介文を掲載します。
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ホームセラピスト講座は『一家にひとりはホームセラピスト』をテーマに
家庭の健康は、家族が守れるセラピストを日本中に普及させる講座です。

ネットやテレビ、雑誌で紹介される数多くの健康情報。
情報過多で、一体どの情報を信じていいかわからないのが現状ではないでしょうか?
テレビで紹介された運動法やストレッチをして、逆に体を痛めた!
体に良いと紹介されていたサプリや病院で処方されるやめられないクスリ
自分たちの健康について、余りにも情報が乱れ過ぎて曖昧です。

人間本来のナチュラルで、シンプルな健康の在り方とは何か?
本当に正しい健康の在り方とは何か?

“やり方”や”方法”ではない、本質的で理にかなった”在り方”を伝えられて
家族の、子どもの健康を自分たちで守れる家庭のセラピストになってほしいのです。
「病気にならない姿勢の在り方」
「頭蓋骨から健康的な体作り」
のふたつをテーマにお伝えします。

実際に家族や友人に施せる、ホームケアの「手当て」も会得して頂きます。

本当に正しい健康的で美しくなれる姿勢とは?
頭蓋骨から見た健康体とは?
ストレス過多、自律神経の乱れの多い現代人に必要な手当てが学べます。
頭蓋骨って普通の人が何とかできる部分なの?
はい。プロも頭蓋骨を学ぶ前は素人です。
みんなが安全に施せる頭蓋骨の手当てで、家族の健康を守れるセラピストに。
(引用ここまで)
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・開催概要

講座名「ホームセラピスト頭蓋骨と姿勢」

講師 濱ともかず先生 ともナチュラル整体院院長
※講師プロフィールは「ともナチュラル整体院」ホームページhttps://tnchiro.jimdo.com/からご覧ください。

日時 2017年10月2日(月曜日)
参加費 おひとり 7,000円(税込)
ホームセラピスト講座どちらか一方の受講で、ホームセラピストとして認定します。
受講生には当日認定書を発行しますので、ご氏名を添えてお申込ください。

定員 12名
受付締め切り 9月28日
申込方法 メール→goodboyheart7@gmail.com ※翌日までに返信のない場合はお電話ください。
電話→092-409-0749

会場 GoodBoyHeart(グッドボーイハート)七山校
住所 佐賀県唐津市七山池原甲2416-4
→以下のサイトをご覧ください。グッドボーイハートホームページ アクセスhttp://goodboyheart.com/school/index.php#access
TEL 0955-58-2085
※駐車場の場所を指定させていただくため、近くまで来られたらお電話ください。

みなさんのご参加をお待ちしています。

dav





Posted in お知らせ

秋の山の手入れが始まります。山のボランティア募集しています。

秋の準備で活発になる山の動物たち。

準備の必要のなさそうな犬たちも、北風を受けるとなんだかソワソワと元気なのは、
動物として生きてきた時代の記憶からでしょうか。


この季節、山の家を守るためにはいろいろとやらなければいけないことがあります。

そこで9月から12月まで月に1回程度の山のお手入れ日をつくることにしました。
空いている時間でちょっとでは、もう片がつかなくなってきたからです。

ちゃんと向き合おう

ちゃんと戦おう

ちゃんとやるべきことをしよう

ということで気持ちも新たに山の手入れを始めます。


とはいえ、ひとりでは力不足なので、お手伝いの方を募集します。

9月は20日水曜日の9時30分から開始します。
お昼まで、時間のある方はお昼後少しだけお手伝いください。


グループクラスに参加資格のある犬で飼い主さんの自己管理のできる犬は
お手入れに同行OKです。

プライベートクラスにしか参加できていない犬たちは、
交代でお庭に出したりしてください。
クレートで待機ができない犬は参加できません。

犬を同伴させられる方(受講生に限る)は、事前にご相談ください。


本来なら、山の手入れのときに犬がそばに見張り番をしてくれるととても心強いものです。
とはいえ、これはなかなか大変な仕事ですので、できなくても大丈夫。

せっかくお山に来るのだから、犬もいっしょに来たいという気持ちは大切です。


9月の山の手入れは、まだ刈り終えていない草刈りと、竹笹の手入れが作業内容になります。


現在2名が参加予定です。

4名まで募集します。

尾歩山2017年9月

尾歩山2017年9月





Posted in 日々のこと, お知らせ

間違った犬用オムツの使い方:犬という動物を犬として尊重するためにために

犬用オムツというペット用品があるのをご存知でしょうか。

犬用オムツは犬が室内飼育などで長生きをするようになることでできた商品です。
老犬の犬用オムツの使用については、犬に負担のないようにすることを前提に
犬を衛生に保ちストレスを軽減させるために役立てることができます。

犬用オムツでなくとも赤ちゃん用のオムツを犬用に改良して使うこともできます。

病気などで介護が必要になった犬たちのケアのためにも必需品です。


ところが、この犬用オムツの使い方についてあえて苦言を呈したいことがありました。


実は先日、犬用オムツ商品のコマーシャルをネットで見て愕然としました。
そのCMではペット用品で犬用であることを提示しながらも、オムツという言葉は一切つかっていませんでした。
用途はオムツなのですが、名前はマナーなんとかというように変えられていたのです。

CMの映像では、そのマナーなんとかいうオムツを着せられた犬が飼い主といっしょにリードでお出かけをするというものでした。

なんと、そのマナー用のオムツを着けていれば、どこで排泄しても大丈夫、どこでもいっしょに行けるねというイメージの商品だったのです。


同じような風景を、これまでも街中で見かけたことはあります。

犬を連れて入れるペットやショップの中で、マナーベルトといわれるオス犬用の腹巻のようなベルトです。
ベルトの中には婦人用の整理パッドを入れて使うようになっています。
オス犬が脚をあげマーキングをしても室内を汚さないという理由でつけているのです。

このマナーベルトの装着はもちろんビックリすることですが、
一部の犬という動物への知識が不十分な場合の対処法なのかと思っていました。

ところが今回、衛生用品の大手会社が堂々とコマーシャルしていたの内容を見て愕然としました。


老犬は介護犬で排泄行動が機能不全に陥っている犬の助けのために犬用オムツを使うことは、動物の立場からみても健全なサポートです。

しかし、排泄行動が適切に行われる犬に対して犬用オムツを着けるのは、動物の尊厳に反します。

犬用オムツというと体裁が悪いからなのか、マナーベルトとかマナーパットと称して、
いかにもマナーを守っている良い姿勢としてアピールするのは全くの検討違いです。


オムツをはめないと不適切な場所で犬が排泄をするのは次のような理由があります。

・犬の不適切な場所での排泄は犬のストレス行動である

・犬は生活環境(生活テリトリー)を汚さない動物であり、排泄は生活環境では行わない
※室内でしか排泄できない犬や、室内でしか排泄の機会が与えられていない場合には
排泄場所の再検討と再教育をすすめます。

・犬は移動中、飼い主の管理の元では不適切に排泄をしない。
※犬にとってマーキングは自分のテリトリーを主張する行為。犬が生活環境を離れて移動の際には、飼い主がリードで管理した上で、適切な場所を確保して誘導することで排泄行動が成立する。

・犬は車などで生活テリトリーを離れて移動する際には、適切な排泄場所を確保できるかどうか事前に確認しておく必要がある。犬に排泄を必要以上にがまんさせることと、不適切な場所でマーキングをしなければいけないように追い込むことは飼い主としての環境を整える準備が不十分である。


犬はどこにでも排泄を垂れ流すような動物ではありません。

犬は人と行動を共にするときには人と同じく社会的な行動を要求されています。
犬が社会的に行動できるよう成長していないのに、外出に連れ出すことが、
犬のストレスになることを飼い主は理解する必要があるのです。

犬が未熟で抱っこされないと落ち着かないような赤ちゃん犬なのに、
ドッグカフェやレストランなどに連れ出すのは不安になることを理解しましょう。

犬は成長と発達の機会を与えられる必要のある動物です。
また、それを与えるのは飼い主である自分しかいないことを知ってください。


犬の成長と発達は、犬をほめたり叱ったりすることではありません。

飼い主には毎日一定時間を犬と共に過ごす空間と時間といった環境が必要です。
犬育てにはお金以上に、時間と手間が必要なのであり、それが犬育ての楽しみそのものです。


便利なマナーオムツの普及で、犬という動物の尊厳が否定されることがないよう、
違うのではないかと思うことでしたので、あえて言わせていただきました。

マナーベルトやマナーオムツを知らずにはめている方には、
不適切な排泄は犬のストレス行動であることを伝えてください。

そして、自分たちは飼い主として不適切に排泄をすることのないように
室内でも屋外でも、散歩中でも、外出先でも、十分に環境整備に配慮をしていきましょう。

さらに、犬が不適切な排泄をすることのないように成長を促していきましょう。

それが犬と暮らすということだと思うからです。


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Posted in 犬のこと

自分で考える飼い主を目指して:コウちゃんの成長から学ぶ自然の力と恵み

グッドボーイハートの生徒さんから、クラス受講の感想をいただきました。

今回は家庭訪問レッスンと通学レッスンを受講された
コーギーのコウちゃんの飼い主さんからです。

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大田こぞうさんのラジオ番組「月下虫音」に先生が出演しているのを聞き、
少しずつ自分の犬について疑問を感じるようになりました。

たとえば、当時うちの犬はお腹を天井に向けて寝る
いわゆるへそ天と呼ばれる状態で寝ることがありました。

ラジオを聴くまでは、リラックスして寝ているのだと思い込んでいました。

しかし、ラジオでこれはリラックスしているのではなく、
逆にストレスがかかっているときに寝る格好だということを知り愕然としました。

他にも、いろいろと犬の行動について思い違いをしていることがありました。

dav

ある日良いタイミングで「今日は行ける!」と思い急遽電話しました。
その日に七山校で開催された犬語セミナーに参加しました。

そのことがきっかけで、訪問カウンセリングを受講することになりました。

そして七山に通学してトレーニングクラスを受講することになりました。


トレーニングを通して環境が一番大切だということに気づき
できる範囲で、犬の環境を少しずつ変えていきました。

自分たちの接し方の間違いにもたくさん気づきました。
やはり、気づいたことをひとつずつ変えていきました。

そのことで、犬にはいろんな変化がありました。

まず、家の中での行動が変わりました。

以前は小さな物音やわたしたちに聞こえないような気配でもバフバフとよく吠えていましたが、
今では、とてもリラックスして過ごすようになって、
特定の状況下以外では吠えることはなくなりました。

dav
室内で導入した備品は、ソフトクレートです。
もともとハードクレートには入れるようになっていたのですが、
ソフトクレートに変えたことでクレートの使い方が今まで変わりました。
すぐに、2個準備しました。

ソフトクレートを上手く使ったことで、
時々ちょっかいを出す家族からコウが身を守ることができるようになりました。
お腹を壊すこともなくなったので、病院にいくこともなくなりました。

散歩の様子も変わりました。
前は散歩に行くのが億劫でしたが、今では散歩が楽しくて仕方ありません。

散歩に出かけるときに興奮して飛び出していたのが、ゆっくりと出るようになりました。
吠えかかる犬にも、することなく、やり過ごすこともできるようになりました。

ブラッシングも大好きになりました。
先生に勧めていただいたレデッカーのブラシを使いました。
今までブラシがとても苦手だったのに、今はブラシをするのを待っています。
ブラシをかけて上げることも楽しみのひとつになりました。
おかげでシャンプーの回数も少なくなりました。

食事の内容を見直して、排便の切れがよくなりスタイルもよくなりました。

dav
飼い主の気づきとしては、とにかく犬との生活が変わったことです。

犬の学びを思い切ってはじめたのは、自分の今年の目標として
自分で知って自分でやろうということを決めていたこともありました。

これまでも犬の訓練を学んだりいろいろな情報を得ていましたが、
今回はいままでとは全く異なる、何か違うものを感じました。

そして後悔のないようにやろうと思い行動したことを、本当に良かったと思っています。

ブログを読んでいる方には、ぜひ一回は自分の犬を先生にみてもらうことをおすすめします。
健康診断だと思ってぜひ一度みてもらってください!

遠方だったため七山に通いましたが、七山という自然あふれる環境の中で
いろんなことを学びました。

コウといっしょに山歩きもしました。


これからもまだまだ夢があります。

コウといっしょに歩いていきます。

dav
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コウちゃんは7歳になります。

犬のしつけの解決について尋ねられる質問の中に、年齢に関することがあります。

つまり「もう●歳になったから遅いですよね。」という飼い主さんの言葉です。

しかし、コウちゃんの飼い主さんは年齢のことは全く気にしていませんでした。
犬が何才であろうと、飼い主が犬のことを理解するために受けるレッスンに
年齢制限はありません。

犬が10歳でも15歳でも、今犬のことを知って遅いということはありません。


これまでに、コウちゃんにやってきたしつけやトレーニングについても、
今までのことよりこれからのことが大切、今知って変えられることがあるならやりたいと
とても前向きな姿勢で取り組まれていました。

コウちゃんの生活環境はどんどんと整えられ、できることをひとつずつと変化していきました。

その変化でコウちゃんはとても落ち着きのある犬くんに変化していったのです。

草刈ボランティアと称していつも尾歩山の手入れをお手伝いしてくださり
自然の恵を自らの力に変える力をもつ飼い主さん。

犬も自然のひとつです。
人工的に変化させてしまった部分を変えることはできませんが、
その精神と心は常に自然とのつながりを求めています。

犬と人がいっしょに自然とひとつになる時間をこれからも大切にしてください。



Posted in 受講生のコトバ

犬を叱るタイミング:犬には「罰」より「警告」を!

犬を叱るタイミングが、ずれていないでしょうか?

たとえば、テーブルに前脚をかけることやテーブルに乗ることを止めさせたいとします。

そのためには、テーブルに前脚をかけてはいけないということを教える必要があります。

やって欲しい事を教えるよりもやってはいけないことを教えるほうが
実は難しいものです。


伝えるのなら、犬にわかるように伝えなければ意味がありません。

意味がないどころか、犬は理解しないため同じ行動を繰り返します。

そして飼い主はいつも怒っていることになります。


叱るタイミングはこうです。

犬がテーブルに前脚をかける「前に」、警告音を発してください。

警告音は声で発します。
決して道具を使わないでください。

どんな言葉でも構いません。
「イケナイ」でも「ノー」でも「ダメ」でも結構です。

犬の名前は使わないでください。
犬は名前を持たない動物です。
犬同志は名前で呼び合うことはありません。

犬が自分の名前に反応するのは、それが特別の合図だからです。
だから叱る言葉には使いません。


テーブルに犬が脚をかけるときには、
テーブルに前脚をかけそうになるとき
犬の前脚が地面から離れる瞬間もしくは、
犬が前脚をかけようと体の向きを変えた瞬間です。

テーブルの前をウロウロとしてるときでも
あやしいと思ったら「そこ、イケナイでしょ」と警告を発します。

犬がテーブルに脚をかけてしまったあとに叱ると、
それはすでに「罰」になってしまいます。


自分に置き換えて考えます。

車に乗っているときに「止まれ」の表示で、スピードは落としたもののはっきりと停止しませんでした。

後ろからパトカーがウィーンといって追ってきます。
「はーい、そこ止まりなさい」とマイクでいわれるかもしれません。

すでに、罰です。
罰を受けることが決定した瞬間です。

それなら、止まれで停止できるように「はい、そこ止まりなさい」と
止まれの表示のところ言ってくれればいいのにと思いませんか?

実は、後者の方が圧倒的に交通ルールを守らせることができる仕組みです。
生物学的に考えてもそうなります。

では、なぜそうしないのか。
交通ルール違反の罰金を集めているからです。
年間に数十億の罰金が集まり、交通整備として使われているそうです。
罰金が集まらなければ、他の税金を回さなければいけません。
という大人の都合でこうなっています。

犬たちにはこんな思いをさせるのは止めましょう。

罰を与えるよりも前に、警告を与えましょう。

ほんの小さなイタズラやルールを知らなかったという犬は、
たいていはこれでおさまります。

あとは警告をいつまで続けるかというだけです。
根本解決には、犬と飼い主の成長は必須です。

dav

Posted in 犬のこと

七山の新米ができました!

ぐんと気温の下がってきた七山。

この一日の気温の変化が植物を強く育てるのですね。
動物も強く育てるのでしょうが、ひ弱な自分には堪えます。

さて、その七山で新米が出来上がりました。
生徒さんたちから、すごくおいしい!と好評で、
七山に来られる方は、七山郵便局からあちこちへ送られています。

グッドボーイハートでは、近くの有機栽培の農家さんから購入しています。

七山までいけないけど欲しいという生徒さんには、レッスン時に持って行きますのでお気軽にご連絡ください。
手数料はいただいていません。
ただ、七山の自然の力をお米の味で感じていただきたいのです。

お米をおいしく育てる七山の力。

動物たちも元気に育ちます。


白米、玄米共に、2キロ、5キロ、10キロ単位です。
どちらも1キロ500円です。

七山池原地区の棚田

七山池原地区の棚田


Posted in お知らせ

初めてのお泊り:お預かりクラスを犬と飼い主の成長の機会にしよう

秋の風の心地良い七山で、この週末もはじめてのお泊りに挑む小さな犬くんを迎えました。


飼い主さんにとっては、初めての犬のお泊りです。

ドキドキと心配なこともあるでしょう。

ゴハンはちゃんと食べるだろうか、排泄はできるかな、寂しがらないかしらなどなど、
小さな子供をはじめてお泊りに出すときと同じような不安な気持ちになるでしょう。

dav

犬をやむなくどこかに預けなければいけないときには、事前によく検討することが必要です。

・預かり先はどのようなところなのか

・どのような預かり方や管理の仕方をするのだろうか

・どのようなコミュニケーションをとるのだろうか

・預かる人はどんな人なんだろう

・うちの犬は他人に預かりをされることでどのくらいのストレスを感じるだろうか

この程度のことは、きちんと把握しておく必要があります。


グッドボーイハートのお泊り、つまり「犬のお預かりクラス」を利用できるのは、
グッドボーイハートで学ぶ生徒さんの犬だけです。

クラスを通して、上記の疑問をクリアにして欲しいということと、
クラスを通して、犬が他人に預けられてもできるだけストレスを低く保てるように、
自律性を育てることはグッドボーイハートの学びの基本です。

dav

知人や友人に預かりを頼む時には、犬のことをよく理解し、犬の管理能力があり
犬とコミュニケーションをとって安心できる環境を整えられる最善の方を見つけてください。
誰に預けてもいいということではないのです。

身近な知人や友人に、そのような人が見つからない場合には、
グッドボーイハートの預かりクラスをご利用ください。

グッドボーイハートでは犬の預かり頭数は原則として2頭までです。
犬同志の相性が悪い場合には、1頭しかお預かりできません。

また、レッスンの状況によってお預かりできる状態でない場合にはお断りいたします。

なぜなら、グッドボーイハートのお預かりクラスは犬舎のような収容管理をしていません。

クレートや柵のある庭やリードはきちんと使いますが、
家庭で過ごせるのと同じように、いえ、それ以上に深いコミュニケーションを目指しています。

犬には土や自然に触れる機会を提供しています。
犬には冒険の機会がありますが、その分危険も伴います。
犬の自制や協力体制はとても重要です。

さらに、人の都合によったルールは採用しません。

たとえば、犬の脚が汚れるのがいやだとか、庭で排泄させたくないという飼い主さんの犬はお預かりできません。

dav
グッドボーイハートでは、どの犬たちもご家庭で過ごしているときよりも安定感を持って過ごしています。

飼い主さんには、お預かり後のレッスンで知りえた犬のことをレッスン時に報告します。
どのような過ごし方が今の犬の状態に向いているのか
どのような接し方で落ち着きを取り戻せるのかなど、
預かり時に知りえたことを、犬と飼い主さんの成長に役立てていただきます。

初めての犬のお泊まりになると、いろいろと不安も
事前の準備を万端に整えて、いざお泊りをさせると決まったら腹を据えましょう。

なぜなら、飼い主の不安は犬の不安だからです。
離れていてもつながっている、それが飼い主と犬です。

でも、いつも犬のことを忘れないでください。
がんばれと応援してください。


犬のお預かりクラスについてはホームページでご案内しています。
他のレッスンクラスとのスケジュール調整があるため、月に数件しかお受けできません。

限られたクラス体験ですが、犬と飼い主さんにとってより良い成長の機会となれば幸いです。


dav

Posted in クラスのこと

小さくてもパワー全開のカレンちゃんの変身:『犬を飼う』から『犬と生きる』へと変化したこと

 グッドボーイハートの受講生からいただいたクラス受講の感想文です。
毎回、それぞれに犬と飼い主さんの成長を感じられる文章をいただきありがとうございます。

今回はシェットランドシープドッグのカレンちゃんの飼い主さんからです。

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・グッドボーイハートのクラスを受講したきっかけは?

やっとやっと飼いたかった子犬(生後3ヶ月過ぎ)を迎えましたが、
最初3日間くらいなかなか近づいてはくれませんでした。
そのうち慣れてくれるだろうと様子をみていました。

それでもなかなか来てくれないので、 気を引くためにおやつをよくあげました。

少し近くに来てくれるようになってからは、
甘噛みが酷く自分達の服が破れたり、
トイレシートを噛んでは散らかしてしまうといった毎日でした。
それも、幼いからやんちゃなのは当たり前だと思って過ごしていました。

生後5ヶ月になるころには、問題はますます悪化してきました。

おやつを見せてもお座りをしてくれない
外に出ると座り込んで散歩に行けない
糞を散らかし食糞
部屋のあちこちで排尿
そして食後の唸りがだんだんと強くなる

などといったことで悩んでいました。

ドックスクールを 探していたところ、グッドボーイハートのホームページを拝見しま した。

犬を通わせることばかりを考えていましたが、
犬を飼うことが初めてなので環境も整えたいと思い
家庭訪問型のクラスを受講させていただくきっかけとなりました。

カレン2
・家庭訪問トレーニングクラスを受講して気づいたこと感じたことは?

まず犬を飼うことがこんなに難しいと思いもしませんでした。

犬を迎える前に自分たちなりに勉強したつもりでいましたが、
本などのマニュアル通りにはいきません。

幼少期の成長スピードが早いことも理解しておらず、まだ子犬だと思いずっと幼稚な扱いしていたところ、
先生から『 彼女は人で言えば、中学生から高校生です』と言われたときは衝撃的でした。

犬へのレッスンではなく、飼い主へのレッスンであり、
『できない』のでなく適切に『教えていない』ということ、
たくさんのサインを見逃してきたことにも気づきました。

犬が何故そういう行動をするのだろう、表情、気持ちを汲み取る事もなく、
こちらの理想ばかりをおしつけてしまい、人と犬の間に大きなズレがあると感じました。

それから、 宮武先生の犬に対する熱意真剣さもお手本にすべきところだと感じています。
犬を通じて動物のこと生態系のこと多岐にわたり考えさせられます 。
私たちもいろいろなことへの興味もできてきました。

カレン子犬

・犬が変化したこと、自分が変化したことは?

犬の変化として、、、

ある日突然唸らなくなり、庭で排尿できようになり、便の位置が自宅より遠くなりました。
目つき表情がやわらかくなったり少しづつ少しづつ変化があります。

自分の変化として、、、

『犬を飼う』ということはドックランへ行きお友だちができて~という意識でしたが、
今は『犬と生きる』という意識への変化があります。

犬のことをただかわいいと『見る』から、『視る』に変化してきました。

カレンお外

・これから犬とどのように暮らして行きたいですか?犬とどのような 関係をつくりたいですか?

この犬を迎えなければ、出会うこと無かった様々な方との出逢いが有り、
今まで学ぶことのできなかったたくさんのことを教えてもらっています。

犬は飼い主を選べませんが『ここへ連れてこられてしまった』のでは無く、
『ここに来なければならなかった』と思ってもらえような居場所を作っていき、
共に歩んで行けるような生活を築いていけたらと思います。

karen ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シェットランドシープドッグ、通称シェルティは国内ではあまりみかけなくなりました。
繊細で感受性が高く、環境に対する反応がとても高いのが犬種の特徴です。

小さな物音で吠えたり、散歩中もいろいろな刺激に対して吠えたり逃げるという過敏な反応を示すこともあります。
シェルティがリードをつけてクルクルと周りながら散歩しているのを見たことのある方もいるかもしれません。警戒心が防衛行動を生むため、リードの範囲でクルクルとまわって歩きながら進むことで周囲を防衛しているのです。

カレンちゃんはまだその状態には達していませんでしたが、すでに吠えたり防衛しながら散歩に出ていました。室内でも回る、吠える、咬みつく、唸ると、様々なストレス行動がありました。
まだ年齢の若い乳歯の生えている子犬ですから、やんちゃなのでそのうちにおさまると飼い主さんは思ってしまったようですね。

さらに、念願の犬を飼ったというときに陥りやすい穴にはまってしまうことがあります。
テレビなどのメディアが賞賛する犬との暮らしへの憧れです。
その映像は、本当に犬が幸せになるやり方なのでしょうか。

本当に犬が安心して飼い主と信頼できる関係を築くためには、飼い主としてたくさんの疑問に答える必要があります。

犬とはどんな動物なのだろう?
犬が求めているのは何か?
犬が言いたいことってどんなこと?

カレンちゃんは、ストレスを感じやすく表現しやすいという犬種としての特徴と、個体としての性質を持っています。しかしその前に、カレンちゃんは犬です。

犬という種としてまず認め、犬という動物にとって必要な生活環境や接し方、テリトリーを与えることがまず先決です。

飼い主さんの変化でカレンは少しずつですが、確実に大きな変化を遂げてきました。
まさに犬の成長は飼い主の成長から。


カレンの選んだ飼い主さんと共に、これからもお互いを鍛えあいながら前進していかれるでしょう。
ますますの成長を楽しみにしています。

Posted in 受講生のコトバ