また預かりクラスのために七山に戻ってきました。
今回の犬ちゃんたちもよりとりどりなので、考えていたらテンションが高まってしまい昨日も本日も眠気が来ずに困っています。
よくみなさんに「好きな仕事をされているから幸せですね。」と言われます。
幸せであることは否定しませんが、好きだからこそ限りなくつぎ込んでしまうこともあるし、思うようにいかず悩むことなど山のようにあります。
どのようなトレーニングを飼い主さんに提案すれば良いのか、レッスンの対象は犬ではなくあくまで飼い主という人なのです。
犬は全く問題がなくても、人はなかなか難しいものです。
そんなことを考えているときに、あの有名なCMがYouTubeで流れていました。
結果にコミットするあのダイエットのCMです。
ライザップのメソッド
1 データに基づいた科学的トレーニング
2 トレーナーが寄り添ったトレーニング
3 日課を与える
これを見たときにそのままではないかと思ったのです。
ライザップさんから勝手にお借りして申し訳ありませんが、当校に当てはめるならこんな感じです。
グッドボーイハートのメソッド
1 犬の習性に基づいた科学的なトレーニング
2 ドッグトレーナーが寄り添ったドッグトレーニング
3 飼い主に日課を与える
そのまんまのぱくりではないかというご指摘甘んじて受けましょう。
しかしこれぞグッドボーイハートの結果にコミットするメソッドです。
しかし上手く考える人は上手く考えるものですね。
こうしたより分かりやすい広告が人に理解を促すのですね。
その点ではわたしは言葉足らずでまだまだ勉強が必要のようですが、今持っているものをまずは全部出し切ることの方が先かもしれません。
しかしライザップさん「結果にコミットする」という言葉もとても深い言葉です。
結果にコミットするとは、お互いに約束を交わすという意味です。
お金を払ったから絶対に痩せますよ、と言ってはいません。
お互いに約束を守ることでいっしょに結果を出しましょうね、というのが結果にコミットするの本当の意味ですね。
グッドボーイハートのトレーニングにも、犬の管理方法や接し方や練習など日々の積み重ねをしていただくことがインストラクターである私と生徒さんである飼い主さんの約束事です。
しかし犬に対する管理や接し方は、犬に対する気持ちがそのまま出てしまうものです。
なかなか私の前で練習したように接することができないというのが実際のところだと思います。
犬を可愛がりたいという気持ちは私も同じです。
ところが可愛がりが甘やかしになる境界線を見つけることは難しいようです。
人の子供に対してですら難しいことを、犬などの社会に飛び出す必要すらない動物に飼い主として責任感を持って向き合える人は本当に一握りしかいないとは思います。
インストラクターの指導内容と、実際の飼い主さんの行動にズレが生じるとなかなか結果にコミットできません。
ズレを修正するには多少の時間が必要ですが、急いで解決したいという気持ちもわかります。
だから多少厳しくはっきりと発言させていただいていますがその点はご了承下さい。
これでも昔よりはずっと丸くなったと生徒さんたちから言われます。
どんなに厳しかったのだろうと申し訳なく思いますが、こうして目の前に犬がいると考えが止まらなくなってしまうような犬バカさからくると思って大目に見ていただければと思います。
生徒さんたちに私から課した犬のしつけ方の日課が約束事なら
私の側のお約束は、犬のことを真剣に考えて知り得たことを飼い主さんに分かりやすくお伝えすることです。
確かだれかとても偉い方(名前が出てきません…)が、自分が理解するのに一年かかったらそれを他人に説明するのにまた一年以上が必要になるというようなことを言っていました。
もっと長い年数だったかもしれません。
本当にその通りなので、犬のことを私から知りたい方はどうぞ気長にお付き合いください。
自分で言うものなんですが、私は日々進化しています。
昨年の自分だったら思いつかないような考えに今年はいたっています。
そして同時に老化もしているのですが、これもまた動物としての成り行きです。