ラジオ番組で「今日は何の日」ですといろいろと紹介されます。
すべて数字を当てはめた日でたとえば11月22日といえば「いい夫婦の日」などですね。
同じ日にたくさんの記念日的なものがあるのですが、今日はもっとたくさんありそうです。
一が4つも並ぶのですから。
一といえば英語でワン。ワンといえば犬。
当然、わんわんわんわん。犬の日とする方もいるでしょうがずいぶんと要求の高い犬の日です。
犬が「わんわんわんわん」と4つも吠えることなどなかなかないというと、みなさんはどう思いますか?
そうよねと思うでしょうか、それとも、うちの犬はもっと吠えていると思うでしょうか。
ワンを4つも連続して吠えるとなると相当に高い要求吠えか、もしくは無駄吠えというものです。
ワンといえば一回で済むものを、4回吠えるということなのです。
たとえば、室内から庭に排泄に出ようとしてる犬がいて戸口が閉まっていたとします。
戸口の前に座っても飼い主はそれに気が付かない。
となると犬は「ワン」と言って飼い主に催促することがあります。
もちろん行動のパターンは犬の性質や環境にもよりますが。
ここで「ワンワンワンワン」と4回吠える必要はありません。
犬は基本的に無駄なことはしません。
長い時間吠えたり鼻を鳴らしている犬に無視をしても止まないのは、結果を求めているのではなくそうしなければいけない状態にいたっているからです。
犬にとっては無駄な行動ではないのです。
来客が来て吠えるといっても、わわわーんとか長い音を発する必要はありますが「ワンワンワンワン」にはなりません。
犬のコミュニケーションは本来は犬と犬が会話するために機能的につくられているものです。
ところが人との密接な生活の中で人に伝えるためには…的なコミュニケーションが身についてきます。
犬のことをより深く理解し、コトバのいらないコミュニケーションがとれれば、飼い主と犬の間に音は不要です。
特に日常生活で犬は吠えて会話をする必要などないのです。
犬と犬は吠えることなく会話をしています。
とびついたりなめたりかじったりする必要もありません。
よくオオカミと犬の比較のときに、オオカミはワンワン吠えないけれど犬はワンワンと吠えるという例を持ち出されます。
これはその通りなのですが、ワンワンは人に対する犬の要求の吠えだからです。
「ワンワンワンワン」4回連続で吠えることがあったら教えてください。