前回のブログで犬との山歩き中にブユ(ブヨ)に刺されて腫れてしまったということを書きました。
自然はおおらかですばらしいのですが、そこに住む生物たちはお互いに食うか食われるかの世界。
血液を求めて飛び交う刺し虫たちとの闘いが今年も始まりました。
飛び虫たちとの闘いの道具ですが、まずは長袖、長ズボン、帽子、手袋、首巻です。
最初のお約束は肌を露出させないということです。
暑いのでついつい肌を出してしまいたくなるのですが、そこはぐっど抑えて布で防衛します。
特に皮膚の弱い首周りは手首や足首は、虫の恰好の餌食になりますから見せないことが必須です。
帽子は黒いものによってくる飛び刺し虫たちを回避するために必要です。
服はもちろんカモフラージュ。中間色でお願いします。黒だけでなく白も虫を惹きつけてしまいます。
次は防虫剤です。
天然のもので効果があるのは木酢です。犬の体にも使えます。
炭をつくるときに出る蒸気からとった液体ですが、少しこげたような臭いを嫌うのか土に向けてかけると虫たちは逃げ出していきます。
人によりますが私はこの臭いが大好きで、木酢をお風呂にいれて入るのもお気に入りです。
他にはハッカ油を水で薄めたものもいいでしょう。
あとは精油でつくったアロマオイルスプレーです。
混合の仕方はいろいろあるようですが、生徒さんによるとやはり市販の混合されているものは即効性が高いとのことでした。
良い香りは女性には人気が高いのですが、犬たちは多少苦手のようです。
臭いの成分がきつすぎるからかもしれません。
一般的な虫除けスプレーも毎年バージョンアップしています。
今年はアース製薬の塗るタイプのものが効果が高いとききました。
早速購入して七山に設置してありますので、ぜひお試しください。
一般の防虫剤も毎年すぐれものがでてきます。人にも環境にもやさしいのが人気のようで安心して使えるものも増えました。
製薬会社の研究チームが毎日研磨して作り上げられている製品ですからよりよいものを吟味して使いたいものです。
腰にさげる蚊取り線香などを持ってこられる方もいて、別にそれは悪くはないのですが動きが不安定になるような装着道具は控えられた方がいいでしょう。
そして、私も今年新しい防虫グッズを取り入れました。
こちらです。
なんと、虫がついても離れていく帽子らしいのです。
製薬会社と生地の帝人がコラボレーションして作った素材ということでした。
タグを読んでも原理がよくわからないのですが、とにかく虫が離れていくということで購入してしまいました。
人間の探究心というのは底のないもので、毎年新しい技術や商品が生まれてくるのにはビックリします。
この帽子は今年発売されたのではなく、もしかしたらもっと昔からあったのかもしれませんが、初めて見つけたため感動してしまいました。
早速、七山だけでなく福岡でも愛用しています。
実は虫に刺されるのは七山よりも福岡の方が多いのです。七山ほど防衛道具をそろえていないからかもしれません。
今後も新しい商品の開発に期待しながら、古くからある技と、自分の免疫力アップを重ねながら、毎年変わる気候と山の環境に犬たちと共に挑んでまいります。