グッドボーイハートでクレートトレーニングを習得されたみなさんなら、クレートの重要性について理解を深めてくださっていることでしょう。
クレートの活用法のひとつに、移動時の利用というのがあります。
最近は車も広々空間で、座席の移動が可能になったり、車で宿泊できるなどスペースはかなり広くなってきました。
しかし、タイプによっては座席の座り心地を重視したものもあります。こうした車ではフラット部分の確保が難しいため中型犬以上の犬のクレート設置は結構大変です。
後部座席にクレートを乗せられたとしても、クレートが中途半端にのっているため不安定になったり、クレートをささえる台座を設置する必要が出ることもあります。
後部座席は平ではないため、振動によってクレートが微妙に揺れるなどの欠点もあります。
後部座席にしかクレートが乗せられないようなシート形状の場合でも、車のバッグスペースは十分に余裕がとられているようです。
海外ではよくみかける車専用の楕円形タイプのクレートが、こうしたケースでは最適です。
車専用のクレートになるので、予算的にもなかなかおすすめできないのですが、設置されている方がいたので写真をいただきました。
七山で撮影したので太陽光がすごいですが、こんな感じでうまくおさまっています。
車のバッグスペースを最大限に利用した設計になっています。
クレートの入り口の網部分がバリケンネルなどと比較すると細くてもろいように感じましたが、クレートトレーニングが完了していれば特に問題なく使用できます。
底の安定性が高いので揺れが少なく犬も落ち着いていられます。
飼い主さんに尋ねると、自分も運転に集中できるとのことでした。
もちろん、ちゃんとカバーをかぶせて利用していただいています。
床面はすべらないようにマットを設置しています。
写真のサイズで20キロ前後くらいまでの犬が利用可能なサイズでしょう。
もうひとつの利点は、犬に後部座席を占領されないため、人も車に乗れるということです。
気温が高くなってきましたので、犬を車に置いて離れることだけはさけていただきたいですが、
ご家族で上手の車用クレートなどの備品を利用して、これからのお出かけの季節を犬と楽しんでいただければと思います。
写真の商品は「アトラス キャリーケージ」というものです。
移動は犬にとって大きなストレスでもありますから、
より優れた犬用グッズで犬も飼い主も快適に移動できることは大切なことです。
備品の購入には資金も必要ですが、長く使うためには早めに購入することでしょうか。
また、良いお品を見つけたら紹介していきます。