先日の「犬の境界線」についてのブログについてたくさんの反応をいただきありがとうございます。
追加の情報をブログでお渡ししたいのですが文章をまとめる時間が足りず、今日はわたしの独り言として軽く読み流していただきたいと思います。
犬と人の境界線ですが、なにも犬に限ったことではありません。
人と人の間にも越してはいけない境界線があります。
その境界線は、お互いの関係性の中で決められています。
夫婦の境界線、親と子の境界線、先生と生徒の境界線、上司と部下の境界線などいろいろあります。
犬と飼い主の境界線は親と子の境界線に近いものがありますが、それよりももっと厳しい境界線です。
屋外で飼われている犬は家の敷居をまたいで室内に入ることはありません。
そこには強い境界線があってお互いに距離を置いて生活をしていたという時代が日本にはありました。
犬が室内で飼われるようになったことで一気に飼い主との距離が近まってしまい境界線は崩れてきています。
室内で排泄をする犬、人の膝の上で寝る犬、周囲の物音に吠え続ける犬…。
人との境界線を失った犬の行動はわかりやすいメッセージで自分に起きていることを人に伝えています。
その犬のメッセージは人にわかりやすい行動で伝えられていますね。
だから犬の行動をきちんと読み取れるようになることが重要です。
犬のしつけ方の本を読むくらいなら、犬の行動学の本を読まれることをおすすめします。
行動学の本ではありませんが、動物行動学者のコーラント・ローレンツ先生の「ひと犬にあう」の本は絶対に読んでいただきたい一冊です。
さいごに。
ブログを読んで下さりラインやメールでコメントや報告をいただくことが度々あります。
ブログを読んで共感したり悩んだり考えるきっかけにしていただいてとてもうれしいと思います。
「犬との境界線ができていないと思う」という気づき。
「犬にどのように境界線を教えたらいいのかわからない」という問題提起。
「犬にどうやったら境界線を教えることができるのでしょうか?」といった質問も含めて
、みなさんの独り言として既読スルーさせていただくことがありますのでご了承下さい。
犬のことをお伝えするには個々の犬と飼い主に向き合うための時間が私にも必要だということをご理解いただき、ぜひプライベートクラスやオンラインクラスをご利用下さい。
また気軽に読んでいただけるようにとブログを更新していますが、ブログ記事の書き込みにも打ち込む以上にたくさんの考察の時間が必要になります。
ブログを読んだだけで問題が解決することはなかなかないと思います。
ブログはただみなさんが犬のこと考えるきっかけにしていただくために利用していただければと思います。
ひとりで犬に向きあうことが難しくなったら、犬語セミナーなどのグループセッションクラスをご利用下さい。
悩んでいるのは自分だけではない、犬ことを大切に思っているのも自分だけではない、みな真剣に取り組まんでいる姿を見て勇気をもらえると思います。
境界線について、また犬語セミナーでも取り上げたいと思います。
とりあえず今日の独り言はここまでで。