ご家庭でドッグヒーリング中にある事がおこりました。
少し寒かったので縁側で窓を閉めた状態で
太陽に当たりながらドッグヒーリングをしていました。
しばらくすると庭に猫が入ってきました。
飼い主さんがいうには「野良猫」らしいです。
誰かが食べ物を与え、その辺をウロウロとしているのでしょう。
猫は、私と犬のいる縁側の方へ歩いてきます。
ところがあと2メートルというところで私と目があい
お互いに見つめ合った状態となり、猫が動きを止めました。
私はヒーリング中のワンちゃんが猫に気づいて興奮するのではと思い、
犬が猫から目線をさけるような方向であることを維持しながら
片方では猫から目を離さずに見つめ合っていました。
時間としては数十秒くらいです。
そのうち猫が2歩ほど後ずさりして、90度方向を変えて歩き始めました。
視力は人とは異なるので、目が合ったといっても私という人間を
きちんと認識できていたかどうかはわかりません。
犬の方はいつも室内にいるので、動く姿が見えていても
出てくることはないと知っているので気には留めないでしょう。
私の方は全く動いはいないのに、何か警戒しなければいけないというように
受け取られたのかもしれません。
犬と猫、大半は犬が猫を追う方で
猫が犬を追ってきたり攻撃することがある場合には
何か事情があるものと察します。
猫を追う犬の方には、特別な事情はありません。
庭でも散歩中でも、猫を追いやすい犬は追ってしまいます。
といっても、これは犬の性質だけの問題ではありません。
こうした犬が猫を追わなくなるようにもなります。
「動くものを追うのが習性」と単純にいわれてしまいますが
目に付いた動くものを全て追ってしまうのは
不安定な傾向のある行動です。
犬と猫は生活空間が近いため、関係性を見ていると
いろいろとおもしろくて、つい観察してしまいます。
その関係性も環境が異なると変わってしまうことは
全ての動物の不思議でもありますね。