あなたの犬はどちらの犬ですか?
さて現在のあなたの犬は以下のAとBのどちらでしょうか?
A きちんとしつけをされている犬や落ち着いて人と生活をしている犬
B しつけをされていない礼儀知らずの犬や興奮したりパニックになりやすい犬
Aのような気もするけど、Bのような感じもする。
この二つの犬の違いをどうやって線引きしているでしょうか?
状況によってはAになったりBになったりすると感じるのでしたら次のようにとらえているかもしれません。
状況によって違う犬について飼い主が語るのはこんな感じです。
「外ではお利口さんなんですが、家ではモノをかじったりして…」とか
「外ではお利口さんなんですが、家ではトイレの失敗をするんです…」など。
会話だけを聞いていると犬のことではなく子供のことを話しているようにも聞こえますね。
外ではお利口さん…は本当のお利口犬ではない理由
家でルールを守れずに暮らしている犬、家では吠える犬は確実にAの「しつけのされていない犬」の方です。
外でお利口さんだと感じるのは、人でいうところの内弁慶という状態で外では自分を表現することができないということです。
その分家の中では自己主張が強くなるので、マーキング、吠え、噛みつき、家具を破壊、壁紙をちぎる、モノを壊す、拾ったものを返さない、来客に吠えるなどなど。
自分のテリトリーを主張すると同時に、自分の落ち着かない気分を室内で発散するような行動を繰り返します。
でも外の屋外環境は他の犬たちと縄張りを競いあう場です。
そこで自己主張をすれば地域の犬に自分の存在を知られることになります。
大人しく他の犬を見ないようにしたり、こっそりと排泄をしたり、マーキングしても逃げ去ったりして他の犬とは交わらないようにして自宅に逃げかえるしかなくなります。
家が近づくと逃げるように家に逃げ込む犬は本当に多くなりました。
お家の中でのルールを守ること、それが本当にしつけられた犬
家という人との共同生活のテリトリーの中でのルールに従うことのできるようになった犬
それこそが人と落ち着いて過ごせるようになった礼儀正しい室内犬と言えます。
落ち着いている室内犬は、来客で騒いだりはせずに落ち着いて迎えます。
人に飛びついたり顔をなめたりすることはありません。
ハウスに入って待ってねといえば、自分のハウスで待機することができます。
朝起きたからとワンワンと吠えて飼い主を起こすこともない。
飼い主のモノを壊したり家を破壊することもないでしょう。
ただ、しつけのされていない犬は犬が悪いのではなく問題は飼い主側にあるのがほとんどです。
室内のルールの導入はフェアに行うのが賢い飼い主
室内のルールに従うことがしつけのできている犬だという説明をしました。
しかしこのルール、あまりにも人側の都合によるものだと犬は反発します。
最近はルールの決め方が人の都合になりすぎて一方的だと感じられることが多々あります。
これでは、お互いのためのルールを作ったしつけではなくなります。
犬のしつけの本当の目的とは、
犬がルールを守ることで人と安心安全に生活していく力をつけることです。
これに反して間違った犬のしつけは、飼い主の思い通りにしたいということです。
これは大きく違うのですが、すでにこの違いが分からないという場合には飼い主として多少の勉強が必要でしょう。
どちらも犬のこと大切にして愛しているように見えるのですが、犬との関係性は全く異なるものになります。
それは深みに到達した飼い主にしか分からないことです。
グッドボーイハートは犬が幸せになる本当のしつけを学びます。
それは飼い主さん自身が犬のことを学ぶことです。