グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のこと>災害時の犬の避難の神道具は三つだけ

昨晩から大雨となりました。

佐賀地区では大雨警報による避難のお知らせがスマホに届いています。

今年は災害に対する非難も大変なことでしょうが、犬を連れての避難となるとますます大変です。

毎年のように起きる災害が自分には起きないはずはないのですから犬と暮らすみなさんなら災害時の犬との避難この三つは使いこなしておくようにしましょう。

 

災害時の犬との避難にはクレートが必須

 

犬のサイズに関わらず、災害時に絶対にもちだして欲しいものが「クレート」です。

布バッグやリュックではなく、安全性が高く丈夫で犬の安心が確保できるクレートを利用してください。

体重10キロ未満の犬はクレートにいれたまま移動させるのが安全です。

それ以上の体重の犬は、移動先でクレートの中にいれる必要があります。

中型犬以上のサイズの犬のハードクレートは、瞬時に移動するには持ち運びが大変です。

車に大きなサイズのハードクレートが収まらない場合には、折り畳み式のケージかソフトクレートを利用してください。

クレートは犬にとって巣穴を意味する重要なテリトリーです。

テリトリーをそのまま移動するので犬はまず安心を獲得できます。

人にとっては犬を一時的に待機させる安全を確保する道具です。

ただクレートは災害時のみ利用することはできません。

普段の生活の中で、犬がひとりでも安心して過ごせる場としてクレートを活用しておく必要があります。

犬ならだれでも入れそうと思えそうですが、子犬のときに入ったクレートにも入ることができなくなる場合があります。

こうなると人といっしょに避難することは難しくなります。

クレートトレーニングは日々の生活の中で身に着けておいて、災害時も活用できるというのがメリットなのです。

 

災害時の犬との避難にはリードが必須

 

犬にリードをつけたことのない方の方が少ないとは思いますが、犬と人がいっしょに移動する際にはリードが必要です。

リードは伸び縮みするタイプではなく、150センチから200センチ程度の長さの通常のリード、おすすめはレザー製のリードです。

リードは犬が人と共にいることを確認しつつ、犬にとって理解が難しい環境の中で犬がどのように行動すればいいのかを人が伝える道具です。

リードは犬が逃走を防止するためのつなぎ紐ではありません。

リードは人が犬に自分の行動の意思を伝えるための道具なのです。

リードが止まっている、リードが動いている、リードがどのように動くのかが犬にどのように行動するのかを伝えていきます。

このリードの使い方を全くできていない飼い主さんがほとんどです。

街中でもリードを持つ手が掃除機を持つ手のように前に伸ばされているのはリードの使い方を理解していないからです。

リードは避難のための大切な道具であり、それを理解して使えるようになっておく必要があります。

 

災害の時に犬に必要なもの実は首輪

 

災害時に絶対に犬に着けて欲しいものが首輪です。

この首輪には名札を装着してください。

どんなときにも名札を装着した首輪をつけることができるようにいつも準備しておきましょう。

普段の散歩用首輪とは別に、名前と電話番号が入った首輪を準備しておき2重に犬の首にかけるのでも問題はありません。

電話番号はわかりやすい方がよく首輪の表面にわかるように記載、もしくは刺繍しておきましょう。

首輪は犬がストレスを感じないような飾りの少ない安全かつ自然な素材のものを選びましょう。

災害時には常に着けておく必要があります。

胴輪ではなく首輪である必要も絶対です。

胴輪は抜けやすく、胴輪をつけたままでは犬が休むときにも不便です。

胴輪は目立つため人や犬の多い屋外移動には便利なので災害時に持ち出すことはおすすめします。

避難初動自は首輪を装着してあげてください。

 

犬の三種の避難道具を使いこなそう

 

犬のクレート、リード、首輪を日ごろから適切に使えるようになっておくことが、非常時に犬の安全安心を確保する方法になります。

人も犬も非常時の行動は平素からの積み重ねであることは変わりません。

クレート、リード、首輪の三つには取り扱い説明書というのがありません。

簡単に入手できるからこそその使い方は独自のものになりがちです。

本当に犬の命を守りたいなら、日々の生活の中できちんとした使い方を身に着けていきましょう。

それが災害時にも飼い主が犬にできることの始まりです。

備えあれば憂いなしは、犬との暮らしでも同じことです。