先日、知人の毎日新聞記者さんが取材した日本ミツバチの養蜂家のことをご紹介しました。
グッドボーイハート福岡から歩いて3分であまりにも近すぎるので驚きました。
早速記者さんにご紹介いただき、その養蜂家さんが作る博多ハニーのミツバチのお話を聞きに伺いました。
博多区の住吉神社のすぐそばにあるその民家の庭には、本当に日本ミツバチたちが巣箱に出入りしていました。
ご自宅の蔵のリフォームのときに大工さんにすすめられて養蜂がはじまったということでした。
毎日みていると可愛いいのだという話や、日本ミツバチは本当に貴重な生き物でその生き物がすみつく環境そのものが希少なのだということを考えさせられました。
お話の中でニヤッとしてしまったことがありました。
それは「日本ミツバチには逃亡癖がある。」という話でした。
本で読んだことはありましたが、日本ミツバチは飼われている感覚はなく居ついているだけなので、環境が自分にあわないと思えば群れ全体で飛び立ってしまうということでそれを逃亡というそうです。
まるで日本のザミックス犬たちの習性と同じだと思ってしまい、思わず笑ってしまいました。
日本の本来の雑種犬たちも、飼われているつもりはなく彼らはただ家に寝床と食べ物をもらって居ついていただけなのです。
だから環境が住み心地が良くないと感じると平気で逃亡していました。
一時的に逃亡してすぐに戻ってくる犬たちもいたようですが、いずれにしても犬はお気楽に逃亡していたのでしょう。
住む場所などなんぼでもあるわという感じだったのでしょうか。
今はそんな環境も文化もなく、私たちは犬を飼うことしかできなくなりました。
犬には日本ミツバチのように勝手に居つく権利を与えられることは今の時代では取り返すことはできません。
犬は犬なりに今の時代の中で最大限の幸せを獲得できるよう自分にできることをまだまだ考えなければいけないのかなと思ったところでした。
在庫がわずかにあった博多ハニーを買って帰りダンナくんと試食会しました。
やさしい甘さのハチミツをさっき会った蜂たちがとっているのだと思うとなんとも愛おしく思いました。
そして養蜂家の方、私と同じ小学校卒業ですごく身近なご縁であったこともわかりました。
いろんなご縁がいろんなことをつないでいきます。
グッドボーイハートの蜂箱にはまだ蜂は来ていません。
私たちは私たちで待って待って待ち続けます。