生徒さんとご予約の変更などのやり取りのためにラインアドレスを交換させていただくことが多くなりました。
生徒さんの中にはレッスン中に解決した問題があったり、一山超えることがあるとうれしい報告を送ってくださる方もいらっしゃいます。
毎週のレッスンのときに「前回の宿題どこまでできたかな?」と想像しながらご家庭に伺うのも楽しいものなのですが、ラインでご報告をいただいたときには飼い主さんのうれしさが伝わってきて、それもまたうれしいものです。
先日もある生徒さんから犬ちゃんの写真が送られてきました。
コメントには「こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。」とあります。
写真よりもコメントの方にびっくりしてしまい、思わず三度見してしまいました。
送られてきた写真はこちらです。
生後5ケ月になる犬ちゃんのお昼寝タイムの写真でした。
犬が自分から初めてハウスの中で寝ているのを見たので感激したとのことでした。
犬が休みたいときにハウスに入って寝るのは、ハウスを日常的に使われている方なら珍しくない光景です。
ハウストレーニングをしなくても、ハウスをリビングに置けば入って休もうとする犬はたくさんいます。
ですがこの犬ちゃんのように設置したハウスが自分の巣穴となるのに少し時間がかかる犬もいます。
全く珍しいことではなく、環境の変化を受け入れていくのにほんの少しの時間がかかるというだけのことです。
その間は飼い主による管理が必要になるのです。
ところが、なかなか変化が見られないと辛抱たまらずに諦めてしまう飼い主さんもいます。
あと少し頑張れば安定したのになと残念に思うこともありますが、そこは飼い主さんの決められることなので仕方のないことです。
犬にも一定のルールを受け入れさせるガマンを教えるトレーニングですが、飼い主側も同じようにガマンしなければいけないことがあります。
必要以上に触らないようにとか、抱っこしてはいけませんとか、赤ちゃんのように扱わないとか、散歩に行かなければいけないとかですね。
人が飼う犬という動物との暮らし、もちろん人側が優勢であることは否定しませんがそれでもお互いに自制しあうという距離感は必要なのです。
ハウスに入って寝ている犬ちゃんの写真と飼い主さんのコメントを拝見して、こうした普通の風景が犬との生活の中にあるということをお伝えできてよかったと安堵しました。
同時に、この距離感をうまく保ちながら距離ではなく深い関係を築いでいかれると、また新しい気づきがたくさん生まれられるだろうと楽しみでもあります。
人からみればただのペットの犬のこと、でも私にとっては尊敬してやまない愛する犬のことなのです。
ブログ掲載に快く応じてくださった生徒さんからコメントも使ってくださいと言われ、うれしいお気持ちが伝わってきました。
まだまだ若い犬ちゃんですからこれから山あり谷ありでしょうが、一緒に歩いて行けるということが幸せですね。