トレーニングクラスを受講する前は山にもアウトドアにもご縁のなかった生徒さんが、犬とともにトレッキングやテント泊に行かれることを聞くとうれしくなります。
いきなり本格的なテント泊にならなくても、ちょっと郊外の田舎を散歩したとか、海に行って遊んだとか、近くの山を歩いてきたというご報告でもワクワクするのです。
もちろん理由はその犬がそれだけ少し自然が近づいた生活を手に入れたと感じるからです。
1週間に1回でも、1ケ月に1回でも、そんな時間を得られると犬の気持ちはまた違うのではないでしょうか。
もちろん日々のお散歩はあっての話です。
飼い主の中には普段は全く散歩にも連れていかないのに、週末になるとアウトドアに犬を連れだす方がいます。
これは犬と自然を満喫する行為ではなく、犬もアウトドア備品の一部となっているという意味で最悪のパターンです。
毎日屋外で散歩を通して自然にふれる機会を少しでももちながら、週末はもう少し空気が良くて過ごしやすい場所でゆっくりと時間を使うというスタイルなら、犬と人の関係性は変化していく可能性を秘めています。
先日生徒さんからお写真をいただきました。
ブログに掲載の許可をいただいたので紹介します。
福岡の那珂川町にできた新しいキャンプ場で犬といっしょに過ごしたとのことでした。
広い囲いがあって他の犬との接触もなく安心して過ごせるスペースがあるとのことでした。
下ろしたてのテントの横で少し緊張気味でしょうか、でもなんだか新しい体験を楽しんでいるように見えます。
気持ちの良いときにする日向ぼっこポーズで、ようやく環境になじんできたようです。
特に飼い主さんの気持ちに敏感な犬は、飼い主さんの気持ちのほぐれで自分もほぐれていきますね。
キャンプ場の近くには遊びのできる自然もたくさんあるということで、お散歩だけでも使っても良いところがあるそうです。
暑くなりますので気温をみながらお出かけください。