犬に与える食事のこと、毎日の健康管理の柱のひとつになりますから大切です。
犬にどんな食事を与えたらいいのか、どのようなドッグフードがいいのか、もしくは手作りゴハンがいいのかとても大切な疑問です。
グッドボーイハートでは一定の基準をもとに犬の食事を選択していただくようお願いしています。
犬のしつけやトレーニングに食事が関係するのかと思われるかもしれませんが、犬の行動と犬の精神は結びついています。
犬の脳や精神が健全に発達しなければ、犬の安定した行動を引き出すことはできません。
現に犬の個体や生活環境にあった食べ物を与えるようになると、犬の行動が激変してしまうこともあるのです。
おすすめする犬のゴハンですが、市販のフードなのか手作りゴハンなのかはあまりこだわっていません。
どちらにしてもこんなフードだけは与えないで欲しいという最低の基準があります。
以前ブログにもご紹介しましたのでこちらもご参照ください。
<犬のしつけ方>ドッグフードの選び方:これだけは絶対に避けたいフードとは
実際に犬たちが食べているものを実感できるのはお預かりクラスのときです。
グッドボーイハートの生徒さんたちのゴハンはにおいのきついものはほとんど使われていません。
でもたまにこのフードが安定するからという理由でにおいがきついドライフードを与えてあることがあります。
このフードを持ち込んだときには室内がすごいフードのにおいになってしまい、ビニールにビニールを重ねるような形で保管しています。
ご自宅に伺ったときはあまり気にならないのですが、犬も同じ臭いになっているわけですから慣れてしまうのかもしれません。
先日このにおいのきついフードを預かり犬ちゃんに与えたのですが、環境の変化か少し残してしまったので庭先に出していました。
室内においているとにおいがきついからという単純な理由ですぐに片付けるつもりでした。
数時間して思い出し食器を取りに庭に出たら、すでにそのドライフードには大量の蟻がたかっている状況でした。
写真をご覧いただきたかったのですが、とても気持ちの良いものではありませんので省略します。
なぜたんぱく質を主食にしているはずのドライフードに蟻がたかるのでしょうか?
キッチンの砂糖や私のシリアルにすら蟻がたかることはないのにですね。
昆虫はそれほど間違いは犯しませんので彼らのセンサーは正しいのでしょう。
おそらくこのドッグフードには大量の甘味と油分が含まれているということです。
犬が肥満になりやすかったり虫歯になりやすいのはこうしたフードを食べ続けているからです。
グッドボーイハートでお勧めしているオポにも与えてもいいと思ったフードを同じ条件で庭に放置しておいても蟻がたかることはありません。
もちろん手作りゴハンを庭においていても蝿はきても蟻がたかるということはありません。
知らず知らずのうちに犬に負担のかかるものを与えていることがあります。
自然食に近い手作りゴハンやドライフードの方が腸内環境が安定しないというのもわかります。
砂糖と油でできたフードの方が犬が食べますし便の状態も安定するのです。
でも目先のことに騙されてはいけません。
こうしたフードで便の状態が安定するのは消化の必要のないものばかりが含まれているからです。
数年すると体がぼってりしてきますし、そうでなくても犬の体臭が臭くなっていくので犬に悪影響を与えていることはわかりやすいものです。
蟻のたかるフードは犬のゴハンにはお勧めしません。