グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のこと>年末年始のお預かりクラスを終えて、犬にとってひとつの経験は確かな経験であること

慌しくブログを書いておりまして、毎度のことながら誤字脱字をお許しいただきたく先にお詫び申し上げます。

年末年始に数頭のお預かりクラスの犬たちを送り返し、年が明けて訪問レッスンに伺ったときに喜ばしい犬の変化や感想を聞くことができました。

ある犬くんは、数回のお預かりクラスを通して犬との距離感が縮まっており、はじめて他の犬たちと庭で過ごすことができるようになっていました。

できるだけ積極的に関わることをすすめたいという気持ちがあるのですが、そうはいっても犬の成長の段階を見るとなかなか思い通りにはすすみません。

特に家庭内でずい分荒れている状態である犬はお預かりしても落ち着くまでに時間がかかってしまいます。

ですが家庭内で多少荒れているとはいえ、一定のルールを持って接していただくように努力していただいている限りでは、グッドボーイハートにお預かりしたときの私と犬との関係はかなり進みやすい状態になってきます。

その犬くんも数回のお預かりクラス、日々の訪問レッスンを通して関係作りをすすめて来ましたので、かなり落ち着きを取り戻すことができるようになっていました。

それで今回はよさげな犬たちといっしょに過ごす時間を作ったところ、なんと帰宅してから今までよりもグンとリビングで落ち着いて過ごせるようになったとのことで、写真も見せていただきました。

時間をかける形にはなりましたが、犬だけでなく飼い主側にも成長に必要な時間というのがありますので、飼い主さんも犬くんもここまでがんばって来られて良かったなとしみじみと感慨深くなりました。

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また別の犬ちゃんも、今週お預かり後にはじめて訪問レッスンに伺ったのですが、明らかに今までとは違う行動を取るようになっていました。

表情の柔らかさは体の動かし方が全く違います。

この犬ちゃんの場合には生後数ヶ月と若い年齢だったことも変化を与えやすい要因となったでしょう。

まだ社会化期間ではありますので、脳が発達している最中です。

自分にとって安全なスペースを獲得する、信頼できる人と関われること、ルールを理解し守ることの安定度など、短い預かり期間ではありましたがいろいろと学んでいき、預かり中の変化も大きなものでした。

預かりクラスの初日には庭をいったりきたりと落ち着きなく、クレート内では鼻をならし、出てくるととびつこうとする、まさに自宅にいるのと同じような行動をしていました。

しかし2日後にはとびつきもなく、抵抗していたことにも許容をみせ、とびつきはなくなり、呼ぶとくるようになり、なにより表情が柔らかく動きがとてもゆっくりとなったことが印象的でした。

それがご自宅に帰ったあとでも継続できているというのが何よりうれしいことでした。

もちろん、飼い主さんがグッドボーイハートのクラスの中で共に決めたルールを遵守してくださっているおかげに他なりません。

できなかったことがたくさんできるようになり、飼い主さんにとっても犬との関係性や犬の行動の変化について希望を抱ける状態になっています。

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グッドボーイハートはお預かりトレーニングというのをやっていません。

お預かりクラスはあくまでグッドボーイハートのルールに従ってお預かりさせていただくクラスです。

ただそのクラスの目的は安全に楽しくというものだけではなく、犬の成長に少しでも何かできることがあればやってみたいということも入っています。

そのために預かっている自分がやっていることは、まず環境を整えること。

そしてルールを統一させること、犬との関係性を少しでも前進させること。

そして、その犬の個性や特徴、潜伏する問題について預かり時間を通して新しい情報を得ることも入っています。

これらはあくまで自分の欲から生まれているものです。目の前に生徒さんの犬がいると、この犬について知りたいし今よりももっと良い関係でいたいという欲求が高まってしまい、このような預かりクラスとなっているだけのことです。

お預かりクラスで決定的な効果をお約束するものではありません。

ですから、棚から牡丹餅であっても、預かりクラス後に犬の変化を見ることができるのはうれしい限りです。

グッドボーイハートでの預かりクラスは犬とってはただの限られた時間でしかありません。

ただどんなに限られた時間であっても、それは印象に残る経験として犬の成長を後押ししてくれるかなと、またここでは欲張り過ぎずにお預かりクラスを今後も楽しみたいと思います。


写真は生徒さんにいただいたお花です。

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同じお花を福岡のマンションに置いておくとすぐに色が変わって弱ってしまうのですが、七山では水を替える機会も少ないのに数ヶ月に渡っていただいたときと同じ状態でいます。

生物にとって環境というのがいかに大切なものかを痛感させられています。