犬のしつけ方とトレーニングクラスの中にはいろんな提案事項があります。
その中でも絶対に欠かせないのが、犬に使用する道具の提案です。
犬は人との暮らしの中で、様々な形で管理されています。
犬を飼うことを専門的には飼育管理とか飼養管理とかいわれるのも、犬を管理することが犬を飼うことの前提になっていることの証です。
犬を管理するために必要な道具はたくさんあります。
たとえばサークル、クレート、ケイジといった似たような犬の個室もその用途や使い方をわかっている人は多くはいないようです。
また、どの犬にも使う必要のある首輪やリードやハーネス(胴輪)にもたくさんの種類があります。
犬のトレーニングのご相談ある際には、ある程度の道具は購入されているのですが、実際には使えるものが少なくトレーニングの際に買い替えを提案しなければなりません。
ペット用品は以外に高価なものが多く、たくさん飾りのついた首輪は数千円もするものが普通です。ハーネスにしても五千円前後するのも当たり前の値段になっているようです。
ハーネスなどは犬の体を安定させるための道具ですから、犬にあった安定した道具を使用する必要があります。
すでに高いハーネスを購入していらっしゃると「これ結構高かったんですけど…」と買い替えに難色を示されることもあります。
あとは飼い主さんの判断でということですが、知っていることはお伝えするのがインストラクターとしての私の役割ですから、料金をもらってやっている以上は黙っているわけにはいきません。
生徒さんに尋ねたところ、やっぱり結構はっきりと買い換えて欲しい事を伝えているらしいです。
もちろん結果としては、買い換えてよかったということの方が多いです。
クラスの中で道具の変更をお願いするのは、かっこよさやデザイン性を求めるためではありません。
レザーリードがカッコイイから使って欲しいのではなく、革のきちんと作られたリードは犬にも人にも負担なく、相手にこちらの動きが伝わりやすいからそうご提案させていただいているのです。
自分も新しい道具で良さそうなものがあれば、いろいろと試してみます。
仕事なのでその部分については無駄になっても惜しみなく使います。
古いものの方がいいと思う場合もあるし、この値段ならこれでも納得のいくというものもあり様々です。
道具をきちんと選ぶことは犬のしつけとトレーニングの基本です。
犬は様々な状況で人が管理する必要のある環境に生きているし、そのためには道具が必要だからです。
目的にあったより良い道具を見つけてください。
気軽に購入できる道具はブログの「おすすめのアイテム」でもご紹介しています。