生徒さんやご縁があって出会った方から「ブログを読んでいます!」と言われると、素直にうれしい気持ちになります。
グッドボーイハートのブログを勉強の素材として下さっているということで、未熟で恥ずかしいという気持ちもありますが、恥ずかしくないようにしっかりと学びを重ねていかなければという引き締めにもなります。
ブログを読んで下さる方やグッドボーイハートで学んで下さる方によく受ける質問があります。
質問とは「先生はどうやって犬のことを学んで来られたのですか?」というものです。
正確には学んだ過去形ではなく現在も学び続けているのですが、自分なりにとお答えするのが一番かと思います。
今までに仕事として勤務した犬を管理収容する施設や、訓練学校で先輩としてたくさんのことを見せて教えていただいたことがありました。ですが、それらはそのまま犬の理解として受け取ることができず自分なりになんども消化する必要のあるものでした。
若いころには犬の行動学に関する本がほとんどなく、わずかな本でも読みあさり、そのうちにセミナーが開催されると遠方よく参加したものです。国内はもとより海外で開催されたセミナーにも関心のあるものには出かけて行き学びました。
それらのセミナーの内容はそれなりに理解はできましたが、犬を知るには十分といえるものではありませんでした。
犬という動物についての学びが一気に深まったのは、七山でオポという犬と暮らし始めてからです。
見方がかわり読む本の分野も変わり、犬の本質を知るみ道が少し開かれたのです。
犬のことを真剣に学ぼうとされていても、どうしたらいいのかというハウツー本は足かせになるばかりです。
犬とはそもそもどういう動物なのだろうという、知っていそうで案外知らないことの方に焦点をあてると見えないものが見えてきます。
知らないと思うことは勇気のいるし、大切に思う犬のこととなるとなおさらです。
ただ知りたい、そういう思いで進んで来たのですが、単純であることも時には役に立つのかもしれません。