福岡で過ごしているときには、毎日いろんな音が飛び交っていると感じます。
七山の静かな環境から移動してきたときには、よく感じることです。
夜中サイレンの音がしょっちゅうなります。
暴走族の取り締まりをするパトカーの音。
夜に具合が悪くなった方の搬送のための救急車。
以外に響くのが酔っ払って携帯電話で話しながら歩く人の声。
昼にはヘリコプターの音をよく聞きます。
こうした遠くから聞こえてくる音には、まだましな方です。
もっと動物をビックリさせるのは、身近にある電気製品の音です。
都心部にはいろいろと注意しなければいけないことが多いため、
注意を喚起する音というのがあります。
車のバッグ音
車で安全ベルトをつけないでいるときの音
電話の着信音(スマホの方は出ないようになってますね)
シャッターの音(動画のときは特に大きい音)
キッチンタイマーの音
洗濯機が止まった時の音
電子レンジの音
地震の発生を知らせる音は特に強い音ですね。
こうした身近なアラーム音は増え続けています。
これらの音は、人の注意をひきつけるようにできています。
身近な人の注意をひきつける音というのは、不快な音なのです。
不快な音が、なぜ人の注意をひきつけるのかというと、
不快な音は、危険であることを知らせる音だからです。
そのため不快な音は注意をひきつけると同時に、
不安や苛立ちを感じる音にもなっています。
こうした不快な音質によって感じる情動は、
人も犬もかなり似てるようです。
そのため、犬の中には特定の人工的な警告音に対して、
吠えたり、顔を上げたり、走り出したりするなどの行動をすることがあります。
顔を上げるくらいなら、まだそれほどの影響は受けていませんが、
吠えたり、走り出すとか飛び起きるとなると、犬も不安定です。
みなさんの身近な犬は、警告音に対してどのように反応しているでしょうか。
反応しない場合にも、他の行動もあわせてよく観察してみてください。
明日に続きます。