グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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犬のゴハン、何食べてる?

みなさんは犬のゴハンにどのようなものを与えていますか?
周りの犬たちが、どんなゴハンを食べているのか気になりませんか?

実は「犬のゴハン」に関する相談はかなりあります。一般的な「どんなゴハンを与えたらいいのか」という質問から「ゴハンをあまり食べないので困っています。」「食べるものによってかゆみなどが出るのですが…」などゴハンにまつわるお困り事もさまざまです。

犬のゴハンの問題は、以下の三つの面から見ていきます。

1 犬の健康状態
2 犬の生理学
3 犬の行動学

1の「犬の健康状態」に変化がある場合に、ゴハンの内容を見直す機会があります。健康状態に変化には、毛のつやが悪いとか、毛がカサカサしている、など毛質の変化や、かゆみや赤みなどの皮膚の変化、体重の不安定さ、その他身体のバランスを崩しているような状態です。

2の「犬の生理学」から見るゴハンとは、犬という動物が、動物としての進化の過程の中で食べてきた必要な食べるものやその消化吸収の機能からゴハンをみていくということです。犬の生理学的側面から見る犬のゴハンの難しさは、犬という動物が適応力が高く、世界的に広い地域に分布して生息するようになったことにより、当然進化の過程として食べてきたものが少し異なってくるということです。肉しか手にはいらない地域もあるし、魚しか食べられない地域もありますね。また、人為的な繁殖をくり返して行われていることにより、純犬種については犬によって食べ物を取り入れる機関である、顎や歯の状態が個体により異なっていることです。

3の「犬の行動学」から見るゴハンとは、犬の生活や環境、生活スタイルにあったゴハンなのかという視点や、ゴハンにまつわる問題を抱えている犬の行動面のチェックをすることで、精神的なストレスや不安定さが与える問題について考えていくことです。たとえば「偏食」を呼ばれるゴハンを食べたり食べなかったり、食べるものの内容が一定せず、一度食べたものも次の日には食べないなど、食性について不安定さがある場合には、身体的な問題よりも心の問題であることが多いのです。偏食の問題を解決するには、犬の発達と成長というはかりで犬をみて、犬に不足している成長のチャンスを与える必要があります。

こうしてみると犬のゴハンもいろんな情報が入っています。「食べることは生きること」という基本があります。食べることが満たされないことは生きることも満たされない、でもそれは何を食べるのかではなくて、いかに食べるのかということではないでしょうか。

グッドボーイハートは犬のしつけ・トレーニングを中心としたドッグスクールですが、同時に、犬のホリスティックケアを学ぶドッグヒーリングスクールでもあります。実はこの二つにはあまり境はありません。ホリスティックケアというと食事の内容で、ドッグトレーニングというと食事の与え方というわけではないのです。全てのものはつながっています。ホリスティックケアとは、全体を見てそのつながりを知って、犬の全体が変化していくような環境を整えるということです。全体の変化を促すのであれば、行動に変化を促しているとゴハンを食べるようになったという変化も起きてきます。ホリスティックドッグトレーニングとでも名づけましょうか。

さて、犬のゴハンについて、みなさんも考えてみてください。

まるちゃん3

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