先日クラスの時に生徒さんから「ドッグシグナル」というアニメ番組のことを聞きました。
聞くところによると作者の方は獣医師やドッグトレーナーなど様々な人を取材した上で真剣に作られた作品で、今までの犬のアニメーションとは違うというらしいのです。
ひとりの青年がドッグトレーナーを目指して犬のことを学んでいくという内容らしく、犬について学びたい人々の興味関心をそそる素材として注目されているそうです。
じっくりと見られた生徒さんが言うには、「犬のことをよく観察すること」というのがまず最初にあるらしく、その部分だけはグッドボーイハートの指導内容と共通しているということでした。
犬の動物としての習性や行動、コミュニケーションはまだまだ完全に明らかにはされていません。
犬の行動の意味や目的や犬がどのような状態であるのかを知ることについて、常に共通点を見いだせるように議論しあって時間を費やすことは犬を知る上で最も大切な時間です。
当校ではそういう目的で「犬語セミナー」というセミナーを開催しています。
犬を良く観察すること、観察した上で得られる情報を精査すること、この二つが犬語セミナーの目的です。
「ドッグシグナル」という題名からは最低でも「犬にはシグナル=信号」というコミュニケーションがあるのだいうことは伝わってきます。
まずは犬の行動を読み取ることです。
その上で犬とどのような関係を築いていきたいかということは、個人の価値観が反映されるところでもあるためここは自分で考え、他者からも影響を受けるという姿勢でよろしいのかと思います。
さて、犬のアニメや映画をほとんど見ているこの生徒さん「“ベンジー”を見ましたか?」と尋ねてみました。
古い映画なのでもうないと思っていたのですが、生徒さんがスマホで検索するとなんとネットフリックスで配信されていたのです。
映画「ベンジー」はわたしが小学生3年生のころに学校行事で見た映画です。
スクリーンの中の賢いベンジーに犬好きな私が虜になったことは想像していただけると思います。
その後、この仕事を始めるようになって出会ったベンジーのストーリーは過去のブログ記事にアップしています。
犬に寄り添い自然に近づいた人のこと:昭和の犬の映画「ベンジー」のドッグトレーナーとの出会い
人生は本当に不思議なご縁でつながれています。皆さんと犬の出会いもまた特別でかけがえのない出会いであったことを皆さん自身が体感していらっしゃるでしょう。
犬語セミナーは4月に開催を予定しています。