ほとんどテレビを見る習慣がありませんが、見識のある方の意見を聞きたくてたまに見る番組があります。
そのひとりがマツコ・デラックスさん。
知識がすごいというだけでなく、ものの見方が深い、最もだと思うことが多いので話の中で学ぶべきことが多い方です。
そのマツコさんが、番組の中で「大好きな猫を飼わない理由」を尋ねられ、答えた内容が本当にごもっともな内容でした。
犬を飼いたい方、すでに犬と暮らしている方にもご紹介したくてこちらに記載します。
マツコデラックスさんのことばはこちらから
「猫を飼うくらいでは、この怠惰な人間が矯正できるとは思っていないの。
猫が幸せあって思える状態にしてあげられない気がする。
自分が都合よく癒されたいときは、わーってやるけど、じゃそれ以外…
ねこだっていやされないといけないじゃない。
その状況っていうのを、物理的にも精神的にも作ってあげられる自信がまだないし、なかなかに踏み切れない。」
こういうご意見でした。
大好きだからこそ相手を理解し思いやる気持ち、どうでしょう。
自分が犬に癒されたいときにはわーって犬に近づき、触って、抱っこして、抱きしめて。
自分が癒されたいときは、犬の背中をなでたり、首元を触ったり、犬をずっと見ていたり。
癒されたいと思っていなくても、多くの時間、犬を眺めたり見たりしてしまうのは、そのことが結果として癒されているからなのです。
結局、犬と暮らしている方のほどんどは犬によって癒されています。
逆に、犬が癒される状況っていうのを作ってあげられるかと考えている飼い主がどのくらいいるでしょうか?
もしかしたら、飼い主に抱っこされたり、触られたり、キスをしたりすることが犬にとっての癒しと勘違いされているのかもしれません。
ただ、マツコさんのこの言葉の中にあるように、人が癒される犬や猫に対する行為で犬や猫の方が癒されるということはないということです。
では、犬や猫という動物が癒される状況ってどんな状況なのでしょう。
猫のことはわかりませんが、犬のことだったらどうでしょうか。
一日の人と暮らす時間の中で犬が癒されている時間は、どのような場所でどのように過ごすことなのでしょうか?
そう深く考えてしまうと犬を飼うことができなくなってしまいます。
実際に犬を飼ったけれどその犬が他界したあとに犬を飼うことができない飼い主の中には、この疑問にぶつかった結果、犬が癒される状況を準備することが今はできないという結論にいたる場合もあるでしょう。
すでに犬との暮らしが始まっているなら「犬が癒される状況ってなんだろう」と深く考える必要があります。
なぜなら、癒しを求めている犬が目の前にいるのです。
その犬の癒しのためにおすすめしたいのは、自然の中で過ごす時間です。
とりあえず、まずは自然の中でゆっくりと過ごす時間を持ってみて下さい。
犬の動きや表情の中に都会で見るのとは違う何かを見つけられるようになれば、いつのまにか犬と自然の風景の中にいる時間が長くなっていきます。
新緑のまぶしい季節です。
ぜひお出かけ下さい。