被災地域のライフラインが少しずつ復活しているようでホッとしています。
福岡も震度1くらいの地震ですが、遠方から普段は連絡を取ることのない
知人や恩人からご連絡をいただき、心の支えというのを実感しています。
以前お世話になったボランティアさんとお話する機会を得ました。
盲導犬育成施設に勤務している際に、新しいボランティア募集のための
ボランティア講習会の企画と運営を担当させていただく時期がありました。
その講習会に参加されて長い間ボランティアとして活動を支えて下さいました。
退職後して職員とボランティアとしての関係が終わってからも、
お互いに元気で生きていることを讃えあえるつながりが得られて感謝しています。
ボランティア育成に携わった時代もあり、自分も様々な活動に参加
してきた経緯もあり、ボランティア活動についてよく考えることがあります。
福祉事業も独立した社会団体なので自律活動が主体なのですが、
福祉は地域全体で支えていくものという大切な価値観もあります。
ボランティアさんと一緒に活動することで、事業への理解を高めていくことも
大事な福祉事業の一環です。
ボランティアを受ける側としては、支援活動に参加される方の力がないと
なしえない活動も多々あり、ボランティアさんの力は必要不可欠です。
団体とボランティアが協力関係を高めることが活動を円滑にします。
協力関係の具体性は、お互いが決めたルールを一緒に守ること
ではないかと思います。
それぞれの役割を自覚して、活動の主旨を理解するとお互いのルールの
ようなものが見えてきます。
ボランティア活動が始めの方には、ルールを先に提示することで
活動を通して役割を知っていただくことも大切なことです。
この形は、飼い主さんと犬の関係作りにも当てはまります。
関係の本質は同じなのかもしれません。
ボランティアに参加する方も受ける側もお互い様で
どちらも「ありがとう」と思える活動のエネルギーはすごいです。
私も「自分にできることを謙虚に」を柱にして
今後も細く長く、ボランティア活動を続けていきたいと思います。