週末にグループトレッキングクラスと犬語セミナーを開催しました。
毎回気になるお天気も春らしい暖かな一日となりトレッキングクラスでは犬と飼い主さんたちが一丸となって山を歩いていきました。
慣れている犬も慣れていない犬も、それぞれに大切な時間をみなでいっしょに過ごしていただいていつもありがとうございます。
人や犬、見ている風景はそれぞれに違うのでしょうが、違っていたとしても自然の中でみる風景はどれもみな貴重なものです。
そして、見えているものがそれぞれに違うと感じる「犬語セミナー」
犬の動画をみんなで見て犬の行動について学ぶセミナーです。
動画を見る際には行動学な見方をするのがこのセミナーの目的です。
犬はどのように動いたのか、どのようか形なのか、どのように変化したのか。
同じ動画を見ても見ている風景はみな違います。
そして、犬はどのような意志や目的でそうしているのか、なぜそうしたのか。
こうなってくると同じ動画でもみなさん全く違うことを見ているのだなと感じます。
セミナーを受講された生徒さんの数名からセミナー後にうれしいご報告も届きました。
リードの持ち方と歩き方を意識したら、犬が散歩中に全く引かないのに気付いた。
リードを引いていたのは犬の方ではなく自分の方であったのだと。
犬のパーソナルスペースを尊重することを考えるようになった。
犬が自分の領域を持てるようになることの大切さを知りました。
などなど。
みなさんそれぞれに気づきと行動の修正がはじまっているようで、長く学ばれている方々は違うなと感心させられています。
学ぶというのはなかなかできるようでできません。
なぜなら、学ぶというのは自分になにか不足していることがあるということが前提で学ぶのです。
自分は悪くない犬が悪いのだ、自分は何も変えることはない犬の性格の問題だと思っている人はまず学ぶことができません。
学ぶ姿勢があるために謙虚でなければいけない。
私にとってその謙虚さを維持するための最大の方法が山に囲まれて過ごすことなのです。