長くこの仕事をさせていただきたくさんの犬たちとの出会いをいただいてきました。
その楽しい出会いにも必ず別れの時がやってきます。
先日もまたずっとお付き合いのあった犬ちゃんが旅立ったというご報告を飼い主さんから受けました。
博多駅近くに学校があるときから通ってきていただき、スクールを七山に移転させたあともずっと七山に通ってくれていた犬ちゃんでした。
1歳前から15歳までずっと犬ちゃんの成長を見せていただき、いっしょにトレッキングして楽しい時間をたくさん過ごしてきました。
飼い主さんはグッドボーイハートでずっと学んでくださっていたわけです。
すごくすごく長い時間をいっしょに成長してくださったこと、心から感謝いたします。
スクールで出会う犬たちとは先生と生徒の関係です。
飼い主さんと犬との関係ではなく、少し距離を置いて犬たちを冷静に観察するのが私の役割です。
といっても、長いお付き合いの犬たちには心が寄ってしまい、旅立ちのときには悲しみと寂しさがどっと押し寄せてきます。
飼い主さんのものとは比べようがないのですが、それでも大切なものを失った穴がぽっかりと開いてしまうのです。
でも、今は少し大丈夫です。
というのは、オポがあちらに先に行っているので、きっと旅立った犬たちを迎えてくれていると思えるからです。
こっちには私の学校、あっちにはオポの学校があって、こちらからオポの方に行ったのだと思うようにしています。
オポのことだから、オポのことを知らない犬たちにも声をかけて全部引き受けてくれると思い込んでいます。
私もいつかオポの学校に合流する日までは、こちらの学校で現役の犬たちと対峙する時間が続きます。
旅立った犬ちゃんのことをトレッキングをするたびに思い出しています。
豊かな時間をありがとう。
やっぱり犬ってすばらしいです。