数日前に数名の生徒さんから伺ったSNSで拡散された情報があります。
その内容は福岡市中央区の公園内の草むらに毒物が撒かれていて数頭が被害にあったらしい、散歩中の人に拡散してほしいという旨の内容でした。
インスタグラムやFacebookなどのSNSで拡散されていたり、ある生徒さんは散歩中に他の方から声をかけられたとのことでした。
最初にこの情報を聞いたときには、たくさんの生徒さんが利用する公園だったためまず安否が気になりました。
しかし同時にそのようなニュースであれば、公的なメディアで報道があるはずなので、信ぴょう性を確認するためにネット検索などのニュースを検索しましたがそのような内容は確認できませんでした。
実際にこの場所を利用している生徒さんと直接お話する機会があり「真実を確かめることの方が重要」とお話したところ、早速福岡市中央警察署に確認されたのですが、そのような届け出は出ていないということでした。
ということは、この拡散された情報は間違った情報である可能性もあるということです。
犬にまつわるデマ情報の拡散は今までにも繰り返しありました。
以前は「ブリーダーが崩壊したから飼い主を探している」というメールで問い合わせ先のメールに連絡するように以降するチェーンメールがよく回ってきました。
生徒さんをまわりまわって私のところにもやってくるので「情報の出元がわからない限り動かないように」とお願いしていたものです。
こうした嘘情報を出す人の目的は不明です。
最近では炎上によってより多くの人につながりたいという単純な目的で行わているのかもしれませんが悪質です。
本日は話題にあった公園には犬を散歩する人の姿が全くなかったという報告を生徒さんからいただきました。
今回の情報の信ぴょう性については、週末が開けてから保健所等にも確認してみます。
しかし、こうした情報が出るたびに犬の社会生活が脅かされることは他のことでもたくさんありそうです。
たとえば食事のことでも、病気のことでも、しつけのことでもそうです。
たくさんの人がやっているから、言っているからそれが真実ということでもありません。
真実かどうかは自分で確かめるのが一番です。
犬とのより良い生活を続けるために、真実を見つける眼を失わないでいたいと思います。