紅葉の終わるこの時期、山では一番活動ができる季節です。
気温良し、スズメバチいない、葉が落ちて山全体がよく見渡せる、体が動く。
山の手入れを急がなければいけないと気持ちだけが焦る中、助っ人参上で助かりました。
グッドボーイハートで学ばれ生徒さんが手入れのお手伝いに来てくださいました。
すでに犬ちゃんは他界。
今は自然と関わる様々な楽しみを生活の中に取り入れていらっしゃるようで時々お逢いしてお話を聞くのも楽しい時間です。
グッドボーイハートの尾歩山をいっしょに育てて下さったので、私がしっかりやっているかどうかチェックも含めてのお手伝いかと心から感謝いたします。
昨年の今ころは、まさか世界中の人間がマスクを着けて歩く姿など想像できなかった時代がやってきてしまいました。
旅行もイベントも自粛…。
こんな時代だけれど山で犬と過ごすことは以前と少しも変わりません。
昨年のこの時期も「早く山の手入れをしなくちゃ…」と預かり犬ちゃんを連れて山に入っていました。
やっていることは全く変わっていないし、これが一番楽しいし、これが一番学びになると昨年よりもずっと強く思っています。
今日あたりは北風の吹く風がときどき強まり「冬が来るよ~」となんどもお知らせが入っています。
昨日午後は福岡でのトレーニングクラスを開催し、こうして今は七山に来て犬といっしょに山歩きをしている。
人からよく「先生もお忙しいですね。」と言われるのですが、今はこの二つをつなぐことば役割なのだからさせていただくことはありがたいことです。
日本の山や田舎はヨーロッパのように管理されておらず暗い雰囲気が漂って人があまり寄り付きません。
でもそれは、近代になって小さな日本という国土の中で田舎から都会に向かってたくさんの人々が流れ出てしまったせいです。
こんな時代だからどこでも仕事ができると、今は郊外や田舎に家を探している人も増えていません。
芸能人のキャンプや山暮らしもYouTubeにアップされるようになり、これからは都会から田舎に向けて人が流れていく時代が来てくれると田舎はもっと洗練されて居心地よくなるでしょう。
そしたらきっとその自然あふれる里山に犬たちの健康な姿を見ることもできると想像します。
妄想とイマジネーションの違いがあるとしたら実現の可能性のある想像の方は、今できることをどれだけやっているかどうかなのではないかと。
犬の生涯は人の十分の一です。
だから毎日を大切に実現に向けて世界を作っていきたいのです。
福岡と七山を結ぶ「ドラえもんのどこでもドア」ができたらいいなと次世代につなぎます。