七山のスクールの薪ストーブの準備のために、今年も薪をあっちへこっちへ移動。
オポ広場に薪置場をつくる予定はあるのですが、まだまだ時間がかかりそうで予定は未定ということです。
床下の湿気問題を解決しなければいけないこともあり、裏側に設置した薪を移動させる作業をひとりでがんばりました。
家の裏から表までを100回くらいは行ったり来たりしたのです。
その際、お預かりの犬ちゃんにおともをお願いしました。
移動の際は私の後ろ、薪を置くときにはマテ、再び行くよで出発、薪台ではまたマテ、そしてまた行くよで出発、私の後ろを歩いて…。
これをずーっとしていました。
犬ちゃんは私にちょこちょことついて歩き、待ち、再び私の後ろを歩きを繰り返しておともをしてくれます。
犬の方はその中で自分の役割を見つけられるほどの成長はしていません。
ただ、わたしが頼んでいることをやってくれているだけです。
犬には共感するという素晴らしいセンサーがあります。
センサーがちゃんと動いていれば、人が真剣に働いているということは伝わっていきます。
いわゆる「本気モード」というやつです。
山で仕事をしているときには、草刈り、薪はこび、木々の手入れなど、どれも真剣勝負がほとんどなので、犬たちもよく付き合ってくれます。
犬がそばにいていっしょに歩いてくれるだけで、私のパワーは倍増します。
時には倍増のさらに倍になるほどエネルギーをもらえます。
犬が薪を運んでくれるわけではないのですが、なぜか頑張ろうと意欲がわいてくるのです。
これは本当に不思議です。
同じような理由で犬から生きる力をもらって人生が長くなっている人間はたくさんいるでしょう。
動物と暮らすことの不思議な力ですが、自然の中ではそれがさらにパワーアップするから不思議です。
預かり犬ちゃんはお手伝いをしてくれた後はとても満足な感じになります。
要求もなくテンションも下がり、お昼寝や休憩が始まります。
そして夕方からまた再び作業が開始され、犬のお手伝いもはじまります。
都会では、犬に何かをさせようとしてボールを投げたり、オモチャで遊んだりというのが多くなってしまいます。
一番クラシカルで落ち着く犬と人の行動はやっぱり散歩です。
しかし都会にはその散歩をする良さげな場所もなかなか見つからないというのが現状です。
山を買うという選択、2020年こそはありかもしれませんね。