犬が夢の中に出てくることは珍しくありません。
出てくるときには毎晩のように犬が出てきます。
たいていはグッドボーイハートの犬たちです。
以前ある生徒さんに「●●ちゃんが夢に出てきたんです。」と話したことがあります。
その生徒さんは「うちのワンコが先生の夢に出てくるということは何か訴えたいことがあるということですよね。」と答えました。
ドッグインストラクターという仕事は、犬の言い分を飼い主に伝えることです。
日々のトレーニングでそれを受け取っている生徒さんだからこそ、自分の犬が先生の夢の中にまで出て行って飼い主の前では言えぬことを直訴したのだと考えたようです。
実際のところ、トレーニングのご相談があってご家庭に伺いそのご家庭で犬に最初にあったときは「あなたが私をここに呼んだのね。」と感じています。
犬が電話できないから、飼い主に電話させたのだと思っています。
だからこそ飼い主さんには厳しいと言われつつも、犬はこう言っているのだということを真剣に伝え続けてきました。
その私の夢の中に犬が出てくるということ、私の方ではこう考えることがあります。
犬が飼い主に伝えたいことを十分に伝えきれてないから、犬が夢の中に出てきてまで何か言いに来たのではないか…という見方です。
夢の中に出てくる犬は現在進行形でトレーニングに関わっている犬である場合もあるし、しばらく顔を見ていない犬の場合もあります。
これらの犬たちが自分の夢の中に出てくる理由は分からないのですが、私の頭の中は寝ているときにも犬のことを考えているのかと自分でも恐ろしくなることがあります。
どんなにがんばってもわからないことやできないことが山のようにあって、犬たちに対してできていないことをあげたらきりがありません。
でも犬が夢の中に出てくる間は自分に何かやらなければいけないことがまだあるのだと思います。
まだあるのかという言い方すらも驕りでしかないのですが、疲れてくるとこれだけやったのだからとつい思ってしまうのです。
私が気負っても仕方がないのだ、犬に対して一番できることがあるのは飼い主さんの方なのだと言い聞かせて、少し視線をそらすようにしてみます。
今はそんな時間が必要なのかと夢分析を終えました。