昨日はどうしても日のあるうちに七山にたどり着きたくてあわてて移動しました。
福岡は5月の陽気かと思えるようなとても暖かい日だったからです。
しだれ梅が花を開いているはずだと確信していました。
どうしても早くその花を見たかった。
咲いていました。
しかも2つも。
まだ小さなしだれ梅。
今年は咲かないかもしれないよ、といわれていたので
あまり期待はしていなかったけれど、
小さなピンク色の花を咲かせました。
花は自分のために咲きます。
人を喜ばせるためではないと思っています。
自分の命を輝かせるために咲いているのだと。
それでも「ありがとう」と思います。
その美しさに気持ちが救われるからです。
自分を輝かせるのは自分しかありません。
自分が輝くことで周りが喜んでくれるのであれば
こんなにうれしいことはありません。
だから、がんばって自分の花をしっかり咲かせなければ、と思うのです。
中年期にはいってくるといろんなことが若いときのようにいきません。
枯れた花になるだけなのかなと落ち込むこともありますが、
木を見ていると木々は花をつけなくなるともう終わりのような気がします。
もしくは、太陽が当たらない、空気が汚れていると
花をつけなくなることがあるようです。
もともと咲かせる気がなくあきらめているのと、
咲かせようとがんばったけど咲かなかったというのでは大きく違います。
終わりを決めるのは自分ではないように思えるのです。
だから終わるまでがんばることができるのだと。
しだれ梅を見ながら心のシャッターを押しました。
みなさんに届きますように。