福岡の博多のオフィスから福岡近郊へと訪問トレーニングに出かける日々。
そして博多から佐賀県唐津市七山のグッドボーイハート七山校へと行き来する日々。
この一年も年齢的にはかなりハードワークな移動を続けながらもうすぐ終わろうとしています。
都会でストレス行動に悩む犬の飼い主とその犬の姿を見ながら、
お預かりのときには田舎でのびのびと遊びと学びを満喫する犬の変化する姿を見ています。
トレッキングに来る生徒さんたちは、山に来ると気持ちがいい、犬がとても楽しそうを連発します。
そんな中、ひとりでも多くの方が犬との山暮らしとまではいかなくても犬との田舎暮らしを実現させてくれることを期待はしないまでも希望を持ってやって来ました。
先日、木をチェーンソーで切る作業を終えたあとダンナくんがこんなことを言いました。
「こんな危ない作業しながら、なんで俺、今こんな場所でこんなことをしているんだろうと考えることがある。」というのです。
そのあとには、私と出会っていなければこんなことをすることもなかったと続くわけです。
私も同じようなことをいつも思っていました。
鎌を片手に急斜面で草刈りをしているときに、私はオポに会わなければこんな場所でこんなことをすることなどなかっただろうということ。
山に犬と暮らすことなど考えつきもしなかったことだからです。
考えて決めたのではなく、パートナーが望むからそれに応じて生きてきたのです。
その中で「なぜわたしは…」という言葉が時折自分の頭をよぎることがありました。
自分が何をどこでするのかという大切な決定権をだれかにゆだねてしまったように感じるからかもしれません。
真実は犬のオポが歩いていこうとする道を歩いたのは自分の意志でしかありません。
本当に不便な山暮らしの中では、快適で何不自由なく安心安全で楽な都会暮らしを捨てる理由が特に思い当たりません。
ただ、どちらが芯から心地よいかというとやっぱり自然の中の空気と太陽と風なのです。
田舎がもっと整備されて都会とのアクセスがもっとスムーズにできるようになり、小さなセカンドハウスが田舎に持つことが特別ことではない趣味のひとつだったり、生活の一部になる日々がそんなに遠くないいつかに実現されるような気がします。
これはやっぱり期待しすぎでしょうか。
この方向に知識と資材を投入した方が、犬を小さく愛玩化するよりもずっと犬のためになると思います。
生徒さんから「先生の七山のお家に合うと思うから~」と素敵なものをいただきました。
LEDでオレンジ色の暖かい色から実用的な白色にまで調整できるランプです。
しかも充電式のバッテリー内蔵型で最先端の技術が日常に溶け込みます。
こんな素敵な道具も不便な田舎暮らしを助けてくれますから大丈夫ですよ。