グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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<犬のこと>ガンを1分で発見する人間、犬はもっと前に飼い主の病気に気づいている

先日のテレビニュースでガンが1滴の血液でわかるようになる機械を東芝が開発したというものを見ました。

ガンといえば人が最もおそれる病気です。

その早期発見のために莫大な頭脳、資産が投入されている中でなんと「1分」は脅威です。

そのニュースを見ながら考えたのはやはり犬のこと。

犬も1分で飼い主がガンになっているかどうかをわかるはずなのにな~と思ったのです。

ネットなどで「ガンを発見する犬」について知ったことのある方もいるかもしれませんが、これは本当です。

仕組みとしてはいたって簡単なのです。

人が癌になると人の体内の細胞が変化していきます。

そのときにガン細胞独特の臭いを発するようになるので犬がその臭いに反応するというものです。

特別に訓練された犬はガン細胞の臭いに反応して合図を出すようにトレーニングされています。

ところがみなさんの身近にいる犬も飼い主の臭いの変化には気づいているのです。

それを伝える必要があるとして反応を示す犬とそうでない犬がいるというだけのことです。

自分も過去の自分の飼い犬の中で特別の反応をしたのを見たことがあります。

まだ母が生存していたときに、座っている母の後ろで当時いっしょに暮らしていた柴犬が独特の声を出していました。

オスワリをして「わわーん、ワオワオ、わんわん」といった強く吠えるわんわんではなく、話しかけているような音でずっと語り掛けてくるのです。

母の背中にむけてオスワリした状態で話している犬の姿が独特でした。

「コニーは何を言っているのかな」と母に問いかけました。

母は「最近はいつもこうやって何か言ってくるのだけど何をいっているのかわからないの」と答えていたのです。

その数ヶ月後に母は倒れそのまま病院へ、末期のガンでした。

あとで思えば柴犬のコニーは母の異変を嗅ぎとってなんらかの方法でそれを伝えようとしてたのでしょうが、当時はそんなことを思いつきもしなかったのでその行動の意味をくみ取ることさえできませんでした。

あのときに柴犬が教えてくれていたことをすぐには受け取れなかったものの、母と柴犬のコニーは特別な関係であったことを知るエピソードになりました。

人は最新の科学で自らの道を歩いていきますが、犬は最古の力をもってあくまで原始的に人のお役に立とうとします。

どちらがいいのかということでもなく、どちらも大切なことなのでしょう。

それにしても人の身近な自然の動物や植物などの自然のメッセージを受け取る力と距離感だけは絶対に失いたくないと思います。

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