家庭訪問レッスンのために車で移動する時間が多くなりがちなので移動中にラジオを聞くことが日課になっています。
そのラジオ番組の中でも特にかじりついて聞きたいとおもってしまう番組があります。
全国のラジオ放送番組としてはおそらくかなりの長寿番組となる「テレフォン人生相談」という番組です。
月曜日から土曜日の11時から15分くらいの放送なのですが、このテレフォン人生相談はなかなか考えるところが多く、人生の学びのひとつになっています。
テレフォン人生相談の冒頭はこんなふうです。
人生には様々な喜びがあり、同時に苦しみや悩みもあります。
人に言えない、誰にも相談できない、悩みや苦しみ。
そんな時いくらかお役に立てれば…というのが、この番組です。
みんないろんなことで悩み苦しまれ、そして立ち上がろうとしているのだなと感じたり考えたりする機会になります。
ほんの短い時間の応答なのでこれで問題が解決するというわけでしょうが、人に打ち明けたり話すことができるだけで人は多くのことを解決する機会を得られるというのがこの番組の趣旨なのかなと思います。
この番組を聞きながら犬のテレフォン人生相談もやってみたいななどと妄想がはじまってしまいました。
妄想なんだけど本気です。
すぐに妄想してしまうのは自分という人間のバカな部分でもあるけれど、ある程度バカだったからこそこんな人生を歩けているのだという自負もあります。
だから妄想が頭の中にわきあがってきたときにはすぐには否定せずに、一度広げてみたり閉じてみたりしてその可能性と周囲に広がる利益と迷惑を想像するようにしています。
名前はすぐに決まりました。「テレフォンわんわん人生相談」です。
テレフォンではありませんが、すでにスカイプを利用した通信講座を受けてくださっている生徒さんもいらっしゃいます。
このテレフォンわんわん人生相談は通信講座といった実践スタイルではなく、犬のしつけやトレーニングをはじめてみようかなと思っている人に一歩を踏み出す機会にしていただきければと考えました。
番組にあるとおり、いくらかでもお役に立てれば、という趣旨でできないかなと模索しているところです。
ある生徒さんにこの話をしたところ、飼い主さんからではなく犬から相談を受けるというのはどうですか?とご提案をいただきました。
ある犬ちゃんが「もしもし」と相談してくるというものですね。
こうなると事実上というよりも犬のコトバを人に置き換えた半分は作り話、だけど結構まんざらでもないよという形を作り上げることになり、これもまたためになるなと思いました。
実際、犬と人はコミュニケーションも習性もかなりの違いを持っています。
相手を理解するためのツールとして科学的に実証されている事実は外せませんが、その科学すらも時代と共に変化していきます。
今まで正しいと思われてきたことがそうでないことなど山のようにあるわけです。
だからこそ柔軟な発想と想像は犬のしつけやトレーニングにはかかせない要素です。
話を元に戻すと犬が「もしもし相談があるのですが」と尋ねてくることをできるだけ犬の立場になって書いてみること、これもまた私の勉強にもなるわけです。
以前グッドボーイハートで発行していたWOOF WONDERFUL WORLDという冊子で「オポズセンス」というコーナーを書いていました。
オポというのは数年前に他界した私の愛犬です。
プロフィールの写真やグッドボーイハートの歴史の中でもオポが中心になっています。
グッドボーイハートのマークもオポの横顔ですね。
オポズセンスというのはオポの感性という意味で名付けました。
オポの気持ちや立場にたって書いたのですが、今読み返すとまだまだ人よりだという部分がたくさんありました。
その人よりだということに気づかされたのはオポと七山に移り住んでからです。
以下に自分が人目線で犬を見ていたのかを痛感させられることになりました。
良くいえば博多で犬と暮らしていたころと比べると数千倍イヌのことがよくわかるようになりました。
オポズセンスを復活させるつもりで「テレフォンわんわん人生相談<ブログ編>」を初めてみます。
題目にはブログ公開とありますが、もちろん作り話です。
犬だったらこんなことに悩んでいるかなという見方でご紹介できればと思います。