寒い週末になりましたが、七山では雪は降っていません。
毎月テントクラスを楽しみにしている老犬たちと、テントクラスを開催しました。
雪が降ると交通が不便になり困るのですが、雪が降るのを期待している気持ちもあってなんだか複雑です。
雪が降るというのはなぜかテンションが上がることなのです。
犬も雪が降ってくるといつもと違う表情や行動を見せてくれます。
積雪するととてもはしゃぐ若い犬のいるけれど、年を取ってくると派手さはないけど深みのある感覚に変わっていくのでしょうか。
そんな雪の中の犬の姿を見たいという気持ちもあって、雪を期待してしまいました。
今回ははずれでしたが、七山では年に数回積雪しますのでぜひ七山トレッキングクラスに起こしいただきたいです。
人の力だけで犬をなんとかしようと思っても限界があります。
動物が本当に変化していけるのは人がつくったルールだけではなく、それを取り巻くもっと大きな環境だと思うのです。
その大きな環境とは、自然という人の力では支配できない力であって、自然が持つルールの中に人も犬も入っているのだということを知らしめてくれるもののひとつとして雪の中で謙虚になれるのが動物というものではないでしょうか。
テントクラス中、部屋で暖がとれるようにと暖炉をいれていました。
生徒さんのおひとりが「この暖炉と毛布があったらずっとここで過ごせるというきもちになれる、無敵ですね。」とおっしゃいました。
結局、火を扱えるようになったことで人は幸せにもなったけれど、やりすぎてしまって不幸にもなったのかもしれません。
自然の中で思いを巡らせるいろんなこと、犬との暮らしに役立てていただければと思います。