台風から大雨へと、自然の威力を受けながら博多で活動も小さくして安全を確保していました。
その博多の方も、大きな二つの川に挟まれた場所なので、状況としては危機的だったとは思います。
かといって山の方も安全とはいいきれぬ状況だったようです。
特に今回は唐津市周辺に豪雨が集中していたためか、唐津市内では土砂が上がっている道路もありましたし、七山に入ったところでは山からの水が水路を広げて土砂が崩れ落ちている場所もありました。
途中でそのような風景を見たために、もしかしたら七山の家がなくなっているかも、または山が崩れているかもしれないといつもはあまり思わないことも想像しながら、ドキドキして家の方に車を走らせました。
家も庭も山も、見慣れた風景でどこも変わった様子はありません。
家の周辺に立てかけておいた日よけが風でなぎたおされていたということだけでした。
七山に滞在しているときに台風や雨が降っても、今まであまり心配したことはなかったのですが、博多にいるときには様子がわからずやはり心配してしまいます。
明後日から晴れが戻ってきそうなので、土が乾燥して固まればなんの問題もない状態になりそうです。
七山では道路整備がとても早いのです。今回も日曜日だというのにダンプカーが出入りして、道路の復旧作業を進めて下さるのはありがたいことです。
福岡では避難勧告や避難指示のメールが入るたびに、「犬たちはちゃんとクレートに入って移動できただろうか」とむしろ犬の避難の方がずっと気がかりでした。
グッドボーイハートの生徒たちはクレートトレーニングができてますので、移動の際も安心して連れ出してもらえると信じています。
また、普段から社会化を安定して成熟させておくことで、日常とは異なる状況に対しても余裕を持って対応できる犬に成長できるはずです。
飼い主の不安な様子で落ち着かなくなってしまった犬たちもいたようですが、これからじっくりと環境の変化に対する力をつけてあげてください。
七山ではねむの木の花が満開です。
猛威を振るいながらきれいな風景も見せてくれる自然という環境を自分と切り離すことはできず、自分は小さな存在なのだなということを思い知るばかりです。