七山校の自然教室に参加される方に、ぜひこの季節七山の野菜やさんで手に入れてほしいものがあります。
まず新米。
次に栗です。
栗は果物のひとつなのでしょうか。
寒暖の激しい七山の山の中で育った栗は格別おいしいです。
余分すぎる甘みもないけれど、栗の味がしっかりとします。
実は尾歩山へトレッキングに行く途中に栗の落ちているところがあります。
お隣の畑の栗林からこぼれおちた栗たちです。
そのほとんどはアナグマやイノシシが夜になると食べにきています。
パソコンの横の窓からその気配をうかがうことができます。
ぐふぐふと臭いをとる音。
そして、こりこりと何かをかじる音。
あー、落ちている栗を食べているのだろうなと思って聞いています。
うちにも小さな山栗があり、オポはその栗を食べていました。
でもトレッキングクラスで歩く犬たちはあまり関心を示さないようですね。
先日、犬たちとトレッキングクラスでその道を通ったときに、
野生動物たちが食べ残したのか、元気そうな栗をいくつか拾いました。
ズボンのポケットが思ったよりも重くなってしまい、
なんだか、たくさん拾った気持ちになりました。
拾った栗を早速ゆでていただきました。
おいしい!
こんなにおいしいものを育ててくれるなんて、
自然の力ってやっぱりすごいなと感じてしまいます。
育てるではなく育つ
育つには育つことに必要な環境が整っていること
バランスを崩しやすい自然環境で自ら育った栗の実
おいしい、うれしい、そして何よりも、有難いです。
栗は新聞紙に包み一週間くらい冷蔵庫に保管しておくと、甘みが一層増します。
※犬にゆでた栗をそのままあたえると消化不良を起こすこともあります。
拾って栗を食べる犬たちは生のまま食べています。
アナグマもタヌキもイノシシも生のまま食べています。
なんでも加工すればいいというものでもありません。
栗を犬に食べさせる必要はありません。
犬が関心を示すものが犬が一番必要としているものです。
自然な食べ物で臭いを嗅がせて「食べたい!」というものを捜してみてください。