グッドボーイハート七山校の母屋のすぐ横にあるさくらんぼの木。
森の専門家にも「樹勢がない」といわれ、手の施しようがないほど木肌も荒れているのに、
この花が最後かなと見守り続けて数年になります。
木の根が道路と家にはさまれてしまい伸びることができず、
家の屋根にかかる枝を切り落とす必要があって、育てる環境が整わないまま日々がすぎます。
さくらの木なので枝を落としてもそこから新芽は出てきません。
花がつかなかったら根元から切るしかないかな…と悩みながら、つぼみを見続けていました。
つぼみは見事に開花しました。
また悩みつつ手をいれながらお付き合いすることになりそうです。
さくらんぼの実が落ちると、山からアナグマたちがその実を食べにやってきます。
黒くなって発酵した実は、黒犬のオポもおつまみとしてよく食べていました。
さくらが見られるのは一瞬だけ。
裏山の山桜もこれから開花を迎えます。
年をとって弱ってもそれに見合った花は咲かせることが、木にとっては存在の意味なのかなと思った一日でした。