グッドボーイハートは人と犬が共に成長して調和することを目指すドッグトレーニング・ヒーリングスクールです。

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Stay hungry, stay foolish

先日映画「スティーブ・ジョブス」を見ました。その中に登場したレインボーカラーのりんごのマークのついた古いパソコンを見ていろいろと思い出したり、考えたことがあります。

Stay hungry, stay foolish

このメッセージは、MACやiphone、ipodの製作と販売を手がけるアップルコンピュータ設立者で2011年までCEOをつとめたスティーヴ・ジョブス氏の有名な言葉です。スタンフォード大学の演説の最後に語られた言葉で、とても印象的で深い意味を持つと感じ、忘れられない言葉のひとつになりました。

実は、こうしてキーを打って文字を打ち込んでいるいわゆるパソコンというものを最初に覚えたのはアップ社のマッキントッシュでした。私が成人になったころはまだパーソナルコンピュータというものが世の中にはなくワープロを持っていてもすごいというくらいでした。同世代のみなさん、懐かしいですね。
若いころはデスクワークなどしていなかったのでワープロも触ったことがなかったのに、人生のあるときパソコンに出会うことになりました。このマッキントッシュというパソコンを見てデモ機を触ったとき、本当にビックリすると同時に、何かとても素敵なものに接しているワクワクする気分になりました。これを扱えるようになりたいという単純な出会いがマッキントッシュというパソコンとの出会いでした。

そもそも動物を相手にすることに関心が高いような人間ですから、動物的感覚で扱えるようなものでないとなかなかなじみませんし努力もできません。その後りんごのマークのついたパソコンの会社やその会社を作ったジョブスという人の話を聴くことになります。当時マックに熱中していた人々は、同時にアップルという会社をつくったスティーブ・ジョブスにも魅せられたのだと思います。普通の感覚の人ではなく、ビジネスでもプライベートでも人としてはトラブルがいろいろとあったのでしょうしこうやって遠くで見ているならまだしも、当事者としてそばにいる方々ならいろいろと不憫なこともあったのではないかと思いますが、それはだれしも人生の中ではあることです。それにしても、その創造力と実現性の高さは世に溢れている商品が物語っています。

映画とは別に本も読みました。スティーブジョブスという本です。
重なっていない部分もたくさんありましたが、気になることはたくさんありました。

ジョブスが子供達にパソコンやスマートフォンを与えていないこと
物が子供に与える影響について理解し、今子どもにとって必要なことを考えていたのでしょうか。

子供と話すときには長いテーブルの端と端で話すこと
社会学者のソローの「森の生活」という本の中に、部屋の中で大切なことを話すときにはできるだけ離れて話すようにとあったのを思い出します。

庭でハーブや野菜を育てていること
自然とのかかわりは何よりも創造力を培ってくれると感じます。

商品についてチームで話すときはほとんどが屋外で、そして円陣をくんでいるか自分が中心になって歩きながら行っているのが印象的でした。実際にそうしていたのだと思います。まさにチーム。

東洋思想に影響を受け若い時代にヒッピーとしてインドにわたったりもしています。レインボーカラーはここから来たのでしょうか。

冒頭のメッセージですが、私にとっては「いつも十分であるという考えにいたるな、そして自分にはわからないこともあると求めるものを探しつづけよ」という風に聞こえてきます。
マックというパソコンに始めてであったときのあのワクワク感は他の物質的なものではなかなか得られないものでした。ジョブスの魂に触れたのだったらうれしいです。そして、自分はいつも犬という動物とそのかかあわりについてこうありたいと思います。

Stay hungry, stay foolish