グッドボーイハートが犬語セミナークラスの開催を始めて10年がたちました。
犬語セミナーは、犬を同伴しないクラスです。
犬と暮らしていない方も参加できるクラスです。
地味だけど、犬を理解するクラスとしてコアなファンには人気があります。
今日はグッドボーイハート福岡事務局でのはじめての開催です。
ここ8年間はグッドボーイハート七山校で、山歩きクラスのあとに開催していました。
犬がグループクラスに参加できないとか、少し年をとってきてペースがあわないという飼い主さんを対象にして福岡で開催することになりました。
犬語セミナーは、いろんな状況で撮影した犬と犬のビデオ、犬と人のビデオを見ながら「犬のコトバ」について学ぶクラスです。
動物行動学の手順「行動を観察する→行動を分析する→行動を評価する」という過程を、参加者全員で行っていくゼミナール形式です。
講師が説明するだけでなくひとりひとりが答えを考えるので、犬語の習得が進みます。
今日のお題ビデオは「成犬と幼犬の初対面行動」「幼犬と幼犬の初対面行動」です。
幼犬はコミュニケーション力が未熟で性質形成が終わっていないため、行動もぼんやりとわかりにくいところも多くあります。
性質形成途中であるからこそ知りたい、子犬の本質のようなものが行動に見られます。
また、子犬が対して飼い主がどのように接しているのかも知ることができます。
ビデオで見る利点は、客観的に見れること、そして細かくみることができることです。
犬の行動は早く肉眼ではとうてい全てを見ることはできません。
ビデオで見ると、細かいシグナルをいくつも知ることができます。
犬がいかにコミュニケーション力が高いのかということを知るきっかけにもなります。
ところがクラス中はわかったと思ったことが、実際に犬をみるとわからなくなることがあります。
生身の犬を見ると感情が入りすぎて自分の目を曇らせるため、思い込みで見る習慣が身に付いているからです。
相手のしていることが自分のことが好きなのだと思い込んだり、
相手の欠点も長所に見えてきたり、相手の嫌悪的なコミュニケーションが見えなかったり…。
なんだか恋愛と同じですね。
だから「わからなくなったとき」はチャンスだと思ってください。
「わからなくなる=迷う」のは、自分が見方を変えようとしているからです。
クラスの目的は「犬を理解すること」です。
単純だけど毎日の生活の中で忘れてしまうことはないでしょうか?
犬が好き、犬を愛している、いつも犬といっしょにいたい、犬と過ごしたい。
そんな気持ちはずっと継続します。
でも自分の気持ちが高まりすぎることが優先してしまい、
犬の立場にたって考えることを忘れてしまうことがあります。
次回の福岡での犬語セミナー開催は9月22日(祝日)13時~です。
10月には犬語セミナーが始めてグッドボーイハートを飛び出します。
詳細は近日お知らせしますのでお楽しみに。
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熊本被災ペット支援ネットワーク
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