お知らせです。
2023年9月よりグッドボーイハート七山校の電話番号が変更になります。
詳しくは以下のホームページのスクール紹介でご確認下さい。
https://goodboyheart.com/school/index.php
変更理由は、ネット回線などの変更により適切な環境となるように整備したためです。
福岡校や携帯電話番号は変更はありません。
お知らせです。
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変更理由は、ネット回線などの変更により適切な環境となるように整備したためです。
福岡校や携帯電話番号は変更はありません。
7月10日の災害以来のグループトレッキング開催となりました。
7月は開催を断念したため、尾歩山でみなさんといっしょに山を歩けたことに感無量でした。
豪雨当日の朝のこと、停電して右往左往した時間、土砂の撤去を生徒さんやボランティアさんたちと繰り返した日々が続き、これからどうしていこうかと悩んだことなどが思い出されてしまいました。
土砂はずいぶんと撤去されて生活できるようになっていて前進した方なのですが、地すべりのあったオポハウスの裏の悲惨な光景を見てびっくりされた方もいらしたと思います。
トレッキングコースの方は全く問題はなく、山自体はびくともしていなかったことがわかります。
崩れたのは、道や家や畑を作るために削り取った部分からです。
要するに人が手を入れた弱い斜面が崩れ落ちた部分でした。
何事も謙虚に受け止めなければなりません。
山の気温はかなり低くなっており、不快な刺す虫もかなり減ってきました。
参加してくれた犬たちも、暑い夏を超えたばかりでほっとした顔つきで安心しました。
そして、この日は仔山羊のアール・ゼットがたくさんの人に会う日でもありました。
皆さん交代であいさつに上がってきてくださいました。
ワイワイしすぎて写真撮影をするのを忘れてしまいました。
普段は「触ったらダメルール」を徹底させているこの私が、「触ってもいい」と山羊には犬とは別ルールを導入しています。
皆さんが「山羊は触ってもいいんですか?」と聞きながら触っている風景が楽しかったです。
それにしても、人間の数は30名くらいいたのですが、人には全く動じることなく草を食べ続けている仔山羊のアール・ゼットにまた驚かされました。
人には動じないことはわかっていましたが、人だけでなく犬も15頭くらいいたのです。
それでも全く動じることなく、草を食べ続けているのですから…。
オポハウス前の斜面で草を食べる仔山羊を見る犬たちの様子ですが、ほとんどの犬は顔を若干背けています。
仔山羊を直視したり、吠えたりする犬は1頭もいませんでした。
頭数が多かったので山羊に近づけることはしませんでしたが、4~5メートルの距離でも犬たちは顔を背けて直視しません。
擬人的にいうと「見ないふり」ということですが、これもまた犬の社会性のひとつです。
グループクラスに来ている犬たちが山羊を見て興奮したり吠えたりせずに、山羊を見ないふり行動に徹してくれたことは、嬉しいことでもありました。
少しずつ時間をかけて距離を縮めていけたらいいなと思っています。
来月もグループクラスを開催します。詳しくは後日のブログでお知らせします。
8月4日に生後3ケ月半になる仔山羊のR&Z(アールとゼット)を迎えて、2週間がたちました。
夏休みの合宿中に迎えたこともあり、仔山羊たちを犬に社会化させようといろんな対面を試みています。
それが、楽しくて面白くて、また学びの深いことがたくさんありすぎて、ブログ記事としてまとめる時間が足らないため今回は雑談として軽く紹介します。
仔山羊を迎えるときに仔山羊を繁殖させられた山羊飼いの先輩からは「山羊は犬が苦手だ」と聞いていました。
山羊は散歩している犬を見かけると、避けたり逃げたりするということだったのです。
ドッグスクールにいる山羊なのに犬を子が怖がるようになっては山羊のストレスが心配です。
そのため、仔山羊を早くお迎えして犬に対して社会化させようという計画を立てていたのですが、7月の被災により1週間延長となりました。
しかし「社会化」は後戻りできないのを一番知っているのは私です。結局、待ちきれずに山羊小屋も仮完成のまま、仔山羊たちを迎えることになったのです。
仔山羊たちに最初に対面させたのは、当初の予定通りに小鉄くん(2歳半の雄の柴犬)でした。
預かり経験が豊富で環境にも慣れており、社会性が高く怯えや恐れがあまりない犬であるからです。
グッドボーイハートのトレーニングクラスを受講して下さった生徒さんからいただいた、受講の感想文です。
今回は、3歳からトレーニングを開始されたビーグルのふくちゃんの飼い主さんからコメントをいただきました。
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今年4歳になるビーグル犬の“ふく”は、初めての室内飼いの犬でした。
うちでは、今までの犬達は全て外飼いでしたし、本当はふくも落ち着いた頃に外で飼うつもりでした。
しかし、
結局、室内で共に生活することにしました。
行きつけの病院がしつけ教室を開いていたので参加しようとしまし
仕事も忙しく、
しかし、月日がたつにつれ飼い主である私に対する執着は日ごとに強くなり、散歩中に他の犬や人に吠えたり、
このままでは、ふくも私も駄目になるという危機感からネットで必死にドッグスクールを調べて、宮武先生にたどりつきました。
犬の習性を全く理解できていないことを知って、自分が情けなくなりました。
また、私のこれまでの間違ったしつけや愛情がふくを不安にさせていたのかとショッ
しかし、
毎日習った事をトレーニングしました。
排泄は外、
カウチベッドでの休息、
マテ、
最初は絶対に無理だと思っていた事が、ひとつずつできるようになりました。
また、
家庭訪問トレーニング後も七山のトレッキングコースでふくといっしょに自然の中で
まだ、社会性で弱い面がありますので、他の犬と触れ合う機会を増やしていきたいです。
そして、ふくの協調性を高めていけたらと思っています。
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犬の問題行動の改善のために取り組む時期ですが、犬の年齢はやはり大きく影響します。
5歳より3歳がいい、3歳より1歳がいい、1歳より3ケ月がいい。
始める時期は一日でも早いことは間違いありません。
しかし、3歳になってしまったらもう犬の行動を改善することはできないのかというとそういうことではありません。
なぜなら、問題となっているのは犬の行動に影響を及ぼしている飼い主さんとの関係と、犬の生活習慣だからです。
ふくちゃんの初回のカウンセリングで印象的だったのは、室内のトイレシーツにする排泄の回数が20回くらいあったことです。
それでも、ペットシーツの上にする排泄を飼い主さんは当時は問題だと思われていませんでした。
しかしこの室内マーキング状態の排泄回数は、犬からの大きなメッセージです。
何かが上手くいっていない、不安定な状態が続いていますよ、ということを犬が行動を通して飼い主に伝えているということなのです。
犬がトレーニングを始めるには大変な状態や年齢になっていたとしても、やり遂げられる飼い主さんに共通している点があります。
犬のしつけに成功する飼い主の特徴その1
指示されたことをちゃんと守り練習を続けていること。
ふくちゃんの飼い主さんも、小さな練習を毎日コツコツと続けていらっしゃいました。
練習が続けられているかどうかは、報告を受けなくてもすぐにわかります。
人によっては「毎日やっているつもり」で全くステップアップしない状態を維持されていることがありますが、これでは練習とはいえません。
練習とは、繰り返しながらステップを上げて犬がよりできるように引き上げていく過程をいいます。
例えば、ごはんの前にオスワリすることなどはできるようになっていれば当たり前のことなのでそれを毎日やることは練習とは言わないのです。
犬とのトレーニング=練習は、自分にも負荷がかかるため忍耐強さがないと続けていくことはできません。
ふくちゃんはちゃんと練習を続けていることがわかる状態でした。
犬のしつけに成功する飼い主の特徴その2
自分の持っている思い込みや価値観を捨てることができる。
これは本当に大切なことで、なかなか思うようにはいきません。
多くの飼い主さんが持っている「犬を可愛がりたい」という気持ち、そして「犬がかわいそう」という気持ち。
この小さな価値観にとらわれている中では犬との関係改善はできません。
誤解を恐れずに言えば、この二つはどちらも人の都合に立った考え方だからです。
もし犬の親が自分の子を育てる立場であるとしたら、この二つの気持ちは犬には芽生えてこないでしょう。
親犬も子犬もお互いに真剣勝負です。
人側の犬に対する思いによって作られる思い込みや価値観をすべて捨て去ることは難しくても、一旦横に置くことができなければ「なぜ犬はできないのか。」とやがては犬を攻めることになるのです。
犬の立場に立って感じることが少しでもできるようになると、自然の中で犬と過ごすことの心地よさを肌で感じられるようになります。
自然と犬と山にいったり自然の多いところへ出かけたいという気持ちが芽生えるようになるはずです。
ふくちゃんの飼い主さんはそんな気持ちを感じられたのだと思います。
ふくちゃんとの関係はこれからまだまだ変わっていきますね。
ふくちゃんが他の犬とトレッキングができるようになることがとても楽しみです。
土砂災害でダメージを受けたグッドボーイハート七山学校ですが、復興に向けてまだまだ戦っております。
日常の生活は取り戻せたものの、課題は山積みです。
ひとつひとつ考えつつ歩を続けなければいけないのは「犬のトレーニング」と同じです。
8月は復興に向けてのグループトレッキングクラスを再開させることになりました。
●8月のグループトレッキングクラスの日時
8月27日 日曜日 9時30分~
ご参加いただける方はラインやメールなどでご連絡下さい。
午後の犬語セミナーは8月はありません。9月に開催いたします。
斜面の整備についてはまだ日程が決まっていません。
当日と重なる可能性はありますが、山の方は問題なく歩けていますので、ぜひご参加下さい。
尾歩山にはグッドボーイハートの新しいメンバーがお待ちしています。
アールとゼットです。
宜しくお願いします。
復旧作業はまだ終わっていませんが、同時並行して仔山羊を迎えることを決めました。
8月2日に仔山羊2頭を七山のオポハウスにお迎えしました。
波佐見町の「お庭」さんという民宿で今年の4月17日に生まれた仔山羊のメス2頭を引き受けるお約束をしていて、本日オポハウスに移動させました。
復旧作業や犬たちのお世話で私たちが迎えに行けなかったため、緊急で作った“山羊部”の皆さんにお願いしました。
引き渡しの様子を聞いた話では、お母さん山羊とのお別れのときにはそうとう強く鳴いたらしく、心痛むほどだったとのことでした。
群れで暮らす習性のある山羊にとって辛い経験になったに違いありません。
移動後は比較的落ち着いて草をもりもりと食べていたのですが、日が暮れ始めると戻る場所に親がいないことを知り猛烈に鳴き始めました。
ちょうど私が不在にしていたのでダンナくんが対応してくれたのですが、なんども逃げだそうとして大変だったらしいです。
日が完全に暮れてしまうとおとなしくなり(電気を消すとおとなしくなる犬のように)、鳴きは収まりました。
ここで起きて、食べて、寝るという時間を繰り返すことで少しずつ慣れてくれると信じています。
それにしても、はじめて山羊を飼うので山羊の行動のひとつひとつが新鮮で目を離すことができません。
すでに預かりできていた犬たちとは遠巻きに対面をさせていますが、山羊の方は反応が低く犬の方が非常に強く反応しています。
8月の夏休み合宿はすでにスタートしているのですが、今年は「犬と山羊」がテーマになりそうです。
前回のオポハウス復旧報告をご覧いただき、お声かけをいただき感謝申し上げます。
ボランティアさんや生徒さんたちの手作業の土砂撤去はいったんやるべきところまでを終えて次の段階を待っています。
下の写真は土砂が崩れた直後に撮影したものですが、同様していたのか全体が上手く撮れておらずわかりにくくてすみません。
崩れ落ちた土砂の幅は20メートル以上にわたり、土砂の量はすでに運び出した20トン以上の3倍はありそうなので、60トンくらいはあるような気がします。
何トンという単位も全くわからない素人ですが、トラックに積まれる土砂の面積を見て土って本当に重いのだなと実感しました。
今後の土砂留めの作業について、ボランティアさんたちがたくさん見に来てくださっています。
重機を扱えるボランティア団体さんたちは、熊本県、宮城県、長野県…と大変遠くから来てくださっていることに驚いたのですが、それぞれに地元が被災されたことをきっかけにボランティア団体としての活動が始まったというお話を聴くこともできました。
もちろん皆さんはこうした土砂留め関係の専門家でいらっしゃるのですが、それぞれに提案されることが違っています。
ある方はこうした方が良い、別の方は別の提案があり、3名来られるとそれぞれに違った意見が出てきます。
どうしたら一番良いのか、私たちがどの方向に向かっていきたいのかという意見も尋ねられました。
ダンナくんとも話し合ったのですが、私たちとしてはガチガチのコンクリート留めよりも自然に草が生えて再生していく方向を模索したいということになりました。
それが最善なのかどうかはまだわかりませんし、専門家の意見を最優先として今後の復旧計画を立てていきたいと思います。
復旧工事は今月中に着手されるかもまだわかっていません。
2次災害を防ぐために早期にとりかかる予定だということをボランティア団体さんから伺っていますので、復旧は確実に進んでいきそうです。
オポハウスの風景は大きく変わっていきそうですが、私たちも自然に寄り添いつつ同時に人の知恵や力も借りながら、今後の展開を受け止めていきたいと思います。